クリスマス気分を楽しめる冬キャンプフェス「GO OUT CAMP 冬 2025」が、2025年12月12日(金)〜14日(日)の3日間、ふもとっぱら(静岡県富士宮市)にて開催!
今回は、冬キャンプ慣れしたキャンパーさんたちの防寒スタイルを紹介しつつ、安全かつ快適に過ごすための大事な注意点や、冬のトラブル対策を掘り下げていきます。
Table Of Contents : 目次
先輩キャンパーたちの防寒対策を拝見。

まずは、昨年の「GO OUT CAMP 冬」に参加した、先輩キャンパーたちの防寒スタイルを見ていきましょう。 オーナーさんたちがチョイスしたテントや、防寒アイテム、サイトレイアウトとは……?
灯油ストーブと断熱ラグで快適冬キャンプ。

ツウ好みなヒルバーグのゲル型テント「アルタイXP」のフロアにふかふかのラグを敷き、快適空間を作り上げていた2人。メイン暖房は、トヨトミのアウトドアライン、ギアミッションの「KS-GE67」
こちらも自己責任での使用になりますが、暖房能力と安全性の高さに定評がある人気ストーブです。

冬キャンプの防寒アイテムとして定番の灯油ストーブ。クルマへの積載スペースはそれなりに必要なものの、燃料が安価で手に入りやすいのもあり人気があります。ケトルを置いて湯沸かししつつ乾燥対策をしたり、ゴトクをセットして煮炊きをしたりできる点も魅力。

こちらのオーナーさんは、ストーブ以外にも、断熱性のある起毛ラグをグラウンドシートの上に敷いて足元の防寒対策をされていました。ラグの下にエマージェンシーシートや銀マットを挟めばさらに断熱性がアップします。
冬にも扇風機が活躍!暖を取るだけで楽しい、薪ストーブ。

結露知らずのポリコットン幕、テンティピの「ジルコン9CP」をリビングに、車中泊スタイルでゆったり時間を過ごしていた、かっちゃんさん親子のサイト。メインの暖房には、テンマクデザインの薪ストーブ「ウッドストーブ」がインストールされていました。

はじめから煙突用の穴が設けられてるテントもありますが、テント内での薪ストーブのインストールは基本的に自己責任。換気はもちろん、ストーブが倒れないようにするためペグで煙突を固定したり、火傷対策で周りをガードするなど、注意が必要です。

ストーブの熱はテントの上にたまりやすいので、足元まであたためるには工夫が必要です。こちらのオーナーさんは、充電式のポータブル扇風機をサーキュレーターとしてテント内に吊るすことで、暖気を効果的に対流させていました。
こたつとファンヒーターで、万全お座敷スタイル。

高さのあるノルディスクのコットンティピー「アルフェイム19.6」の中に、グラマラスで清潔感のある、お座敷スタイルを展開していたKAZUさん。
幕内中央には、自身が手がけるブランド、M’sファクトリーのコタツが据えていました。こたつのなかでぬくぬくしつつ、幕内から富士山を眺めれば、最高の冬キャンプになることうけおいです。

アウトドア用のこたつの熱源は、豆炭あんか、電熱ヒーターなどが使えるものがありますが、一番手軽かつ安全なのが、湯たんぽ。電源不要で炭なども使用しないので手軽ですが、低温火傷には注意しましょう。

オーナーさんは、他にも石油ファンヒーターも併用されていました。灯油を燃料にファンの力で暖気を幕内の隅々まで届けてくれるのが魅力です。
ファンを回すための電源には、ポータブル電源が使用されていました。換気や灯油の扱いに注意すれば冬の強い味方になりそうです。
対策しないと危険!冬キャンプの注意点をおさらい。

先輩たちの冬キャンプサイト作りの例を知ったところで、ここからは冬キャンプの重要なトラブル対策をおさらい。火の扱いや寒さへの対策をしっかり行なって、安全に冬キャンプを楽しみましょう。
ストーブユーザーは、一酸化炭素中毒対策をお忘れなく!

寒くなってからのキャンプで多数事故が発生している一酸化炭素中毒。命の危険もあるので、十分に注意が必要です。一酸化炭素は、テントの中で焚き火、炭(ありとあらゆる種類)、ストーブなど、何か燃えるものを換気なしに使用し続けると発生するので要注意!!
<NG行為>
・寝るときも暖房器具をつけっぱなしにする
・換気をしない(風が入らないようにとテント内を締め切るetc.)
・テント内、車内に暖房器具を持ち込む
・燃料やガスを使うランタンを付けたまま寝る
<注意するギア>
薪ストーブ、石油ストーブ、カセットガスストーブ、焚き火、炭(豆炭など)、LED以外のランタンetc.
<対策>
・一酸化炭素チェッカーを必ず設置する
※会場内で一酸化炭素チェッカーの無料貸し出しも行っています。ご希望の方はイベントエントランス(受付)にてお知らせ下さい。
・ベンチレーションの付いたテントを使う
・テントの入口のジップは締め切らない
・必ずテントや車両の換気をこまめに行う
・寝るときは燃焼系暖房器具をすべて消し、テントや車内から出す
意外と見落としがちな、地面からの冷えへの対策。

冬は気温だけでなく地表面の温度も下がっています。テントで過ごすのに眠れなかったり、低体温症を引き起こす可能性があります。
<NG行為>
・テントの床に銀マット1枚だけ敷いて寝る
・春夏用の寝袋を使う
<対策>
・コットを使い、地面から高い位置で寝る
・マットを2枚重ねたり、ダンボールや厚手のブランケットを敷く
・マミー型の寝袋を使う
・毛布も持ち込む
・ホット用ペットボトルにお湯を入れ、湯たんぽ代わりに使う
・春夏用の寝袋を2枚重ねる
<少しでも寒い場合>
会場内にストーブを設置した休憩所を用意します。少しでも寒くて眠れない場合は気軽にご利用ください。(利用無料)
ふもとの強風に要注意!周囲に気を配り、しっかり火事対策。

乾燥しがちな冬キャンプでは、火事への対策もマスト。焚き火などをテントの近くで行い、風が吹いてテントに火がつくという事故が多発しているので要注意です。
また、ナイロン製のテントは火に弱く引火しやすいので、近くでの焚き火は避けましょう。他の方々も巻き込んだ大きな事故になる可能性があるので焚き火をする際は、十分にご注意ください。
<NG行為>
・テントの前室、タープの下で焚き火・BBQを行う
・薪ストーブの煙突をダイレクトにテントから出す(難燃性素材のカートリッジなど使わずに)
・風が強いなかで焚き火やBBQを行う
・テントの中でのストーブの使用(使用する場合は必要以上にご注意ください)
<対策>
・焚き火は必ず外で行う
・ストーブを柵で囲う(濡れたタオルを掛けると乾燥対策にも)
・ストーブ本体は板でテント生地が触れないよう避ける、煙突には専用のカバーを付ける
・風が強くなってきたとき、焚き火・BBQ終了後は必ず水で炭火を消す(水で消して炭捨て場に捨てに行く)
・テントからストーブの煙突を出す場合は、必ず専用のカートリッジを取り付ける
・火事が起こったらすぐにスタッフへ声をかける(消火器を用意しています)
・焚き火の周りは陣幕を設置する
ローソンチケットにてチケット絶賛販売中!

ベテランキャンパーでも注意が必要な冬キャンプ。キャンプを楽しく締めくくるためにも、対策は十分過ぎるに越したことはありません。今回の注意事項を参考に、余裕を持って冬キャンプの準備を行い「GO OUT CAMP冬」を安全かつ快適に楽しみましょう!
1泊2日入場券1枚+オートキャンプ駐車券1枚セット ¥8800
2泊3日入場券1枚+オートキャンプ駐車券1枚セット ¥10800
1泊2日入場券 ¥5800
2泊3日入場券 ¥7800
13日(土)日帰り入場券1枚+日帰り駐車券1枚セット ¥5800
13日(土)日帰り入場券 ¥3800
GO OUT CAMP 冬 2025
日程:2025年12月12日(金)・13日(土)・14日(日)
会場:ふもとっぱら(静岡県富士宮市麓156)
公式サイト:www.gooutcamp.jp/winter/
