
英国の首都、ロンドンで生まれた自転車メーカー「Brompton(ブロンプトン)」から、創業当時より手がけるフォールディングバイクの新たな進化を示す“G Line”と、ブランド誕生 50周年記念を祝う特別仕様モデル“1975 Edition”が発表された。

Brompton G Line(ラック・マッドガード無し)¥545600、(ラック・マッドガード付き)¥567600
都市も自然も駆け抜ける“G Line”
新たに設計された新型フレームに大径20インチホイール、そして幅広のハンドルバーとタイヤ。“G Line” は、まるでフルサイズバイクのようなバランスの良いフィーリングを得ることにより、一日中快適な乗り心地を実現する。

250,000kmを超える過酷なテストをクリアした“G Line” は、油圧ディスクブレーキによる強力な制動力と、信頼の「SHIMANO(シマノ)」製 “Alfine”ハブギアを採用することにより、どんな道でも軽々と乗り越える強靭なバイクに仕上げられている。埃っぽいシングルトラックから雨に濡れた石畳まで走破できるほどのタフさが自慢の一台だ。

そして「Brompton」の最大の特徴と言えるのが、フォールディング(折りたたみ)の手軽さだ。様々なライフスタイルを考慮してデザインされた折りたたみ機能は特筆すべきもので、どこへでも行けるバイクが 20秒程度の作業でコンパクトに。車のトランクやキャンピングカーにも簡単に収納できるうえ、1人用テントにもすっぽり収まってくれる。

フォールディング状態での移動も簡単で、半分に折りたたんでサドルで操縦するか、ハンドルによって牽引することができる。付属のローラーはまるでスーツケースのように滑り、簡単に移動が可能。これこそが「Brompton」の真骨頂であり、世界中にファンを広げている所以だ。
“Brompton 1975 Edition”は工場の溶接職人に敬意を表した特別モデル

同時に発表された 50th アニバーサリーモデル“Brompton 1975 Edition”は、1975年から今でも続くオリジナルデザイン“C Line”のイノベーションとクラフトマンシップ、そしてそれを支える人々へのオマージュをこめ、特別仕立ての限定モデルとして登場した。

Brompton 1975 Edition ¥400400(世界 1975台限定)

フレームは、“サーマルフェードラッカーフレーム”と称された3色のラッカーカラーで仕上げられており、これは「Brompton 」バイクの組み工程で、スチールチューブ同士を強固に結合する“ブレイジング(溶接)”で生じる鉄の色の変化から着想を得たものだ。

「Brompton 」で働く溶接職人のイニシャルが刻まれた真鍮製コインが付属し、さらに 50周年モノグラムが施されたスモールジップケースとボトルホルダーもセットされ、オーナーの元に届けられる。

また、サドルも特別に仕立てられており、軽量で俊敏なカーボンをベースに、強度の高いクロモリレール、持ち運びに便利な一体型キャリーハンドル付き。標準のサドルに比べて23%ほど軽量化されているという。

ブロンプトン創立 50 周年イベントを東京のフラッグシップストアで開催
今回の2つの特別なモデルの発表に伴い、「Brimpton」創立50周年を記念した特別イベント“UNFOLD BROMPTON 50”が、東京・渋谷区神宮前のフラッグシップストア『Brompton Tokyo』にて先日開催され、同ブランドの CEO、Will Butler-Adams(ウィル・バトラー=アダムス)氏も来日。

ブランドのパーパスである“We create urban freedom for happier lives”を軸に、これまでのブロンプトンの歩みと未来のビジョンを語るトークセッションが実施され、その後、CEO 自らが先導するスペシャルライドが行われるなど、「ブロンプトン」ならではのモビリティを体験し、夕刻からはブランドパートナーやファンが一堂に会した祝 50周年のアニバーサリーパーティーが盛大に開催された。

本格ロードバイクやオフロードバイク好きには軽く見られがちなフォールディングバイクだが、この「Brompton」だけは別物と思って頂きたい。それは50年という歴史と、この特別なバイクを愛するオーナーたちが自分仕様にカスタマイズし、確固たるコミュニティが世界中に拡がっていることからもお分かり頂けるだろう。
“G Line”は10月発売とアナウンスされており、ただいま店頭にて試乗、プレオーダー受付中。また、2025年9月26日から行われるGO OUT CAMPvol.21も出展が決まっているとのことなので、会場の「ふもとっぱら」に足を運べば、実車に触れることができそうだ。参加者は乞うご期待のほど!
(問)BROMPTON JAPAN 株式会社 jp.brompton.com/
