PHEV性能強化&質感向上! 「アウトランダーPHEV」大幅改良モデル、堂々デビュー!!

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三菱自動車のSUVラインナップのフラッグシップモデルである「アウトランダーPHEV」が大幅アップデート。チカラ強さ、頼もしさはそのままに、内外装の上質感と、ツインモーターのパワフルで滑らかな走りを磨き上げ、この秋発売となるその姿をたっぷりお届けいたします。

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駆動用バッテリーの刷新で、EV航続距離&出力アップ!!

「アウトランダーPHEV」はSUVカテゴリーで世界初、4WDのプラグインハイブリッドEVとして2013年にデビューし、現在では同カテゴリーで世界ナンバー1の販売台数を誇っています。

今回の大幅改良モデルは、プラグインハイブリッドEVの性能を徹底強化していることが最大のポイントで、駆動用バッテリーの刷新によってEV後続距離を約20km増やし、ついに100kmの大台を突破するだけでなく、システム総出力も約20%アップとなりました。

バッテリー容量を約13%増の22.7kWhとすることで、100km超のEV航続距離を実現し、PHEVシステムでは最高出力を約20%も向上。
右はEV優先、バッテリーセーブ、バッテリーチャージを選択できるEV走行モードのスイッチ。左のスイッチでワンペダルドライブのモードを変更可能。

日常の市街地でのEV走行時はスムーズな加速を持続、遠出の高速道路などのハイブリッド走行時は合流や追い越しでのストレスを低減、エンジン始動頻度も減ることでEVのドライブも味わえるという、PHEVの持ち味をとことん追求した正常進化をとげています。

欧州プレミアム車をターゲットに、内外装の質感を向上。

2021年デビューの現行型は国内のみでの発売でしたが、来年春からはこのマイチェンモデルを欧州、北米、豪州にも順次展開していくということで、欧州プレミアム車をターゲットに内外装の質感を高め、サスペンションの最適化や新タイヤ採用による走行性能向上も実現しています。

新色のムーンストーングレーメタリックがイメージカラー。トレンドのソリッド調グレーをベースに、光の当たり方でハイライトが強調されるブルーの輝きをプラス。
フロントグリルはスムースな造形に変更。
ダイナミックシールドデザインを踏襲したフェイスは、切れ長のターンランプ、下のヘッドライトともにLED。ヘッドライトはアダプティブ機構付き。
フロントとリアのスキッドプレートは立体的なデザインの変更を加え、カラーをチタニウムグレーに。
スモークタイプのテールライトは、Tシェイプのストップランプを際立たせ、ターンランプ、バックランプともにLED化。
ルーフレール、電動パノラマサンルーフともにオプション。
新デザインの20インチホイールに、ブリヂストンALENZAの新開発タイヤを装着。サスペンションチューンニングを見直すことで、路面からの振動やショックを低減し、より安定した乗り心地を実現。
上質感を高めたことが伝わるインテリア。最上級グレードP Exective Packageのインパネやシートには新色のブリックブラウンを採用することで、モダンでラグジュアリーな室内空間に。
運転席、助手席ともに電動パワーシートで、セミアニリンレザーは精密なステッチデザインと乗るヒトを包み込む、柔らかでしなやかな手触り。
後席ともにドアパネルまでセミアニリンレザーのブリックブラウンで統一。
7人乗り車はラゲッジ床下に3列目シートを格納。
スマホ連携ナビゲーションは、モニターサイズを12.3インチに大型化。
ルームランプもすべてLED化。
シートベンチレーションはヒーターだけでなくクーリングも可能。
運転席にはマッサージ機能も設定。
フレームレスのデジタルルームミラーを採用。
質感向上のため足元まで抜かりなくアルミペダルに。
AC1500Wの外部給電機能も健在。ラゲッジに電源ソケットあり。

PHEV出力増にともなって、走行性能も徹底的にビルドアップ。

欧州で約2500kmの現地テストを重ねて鍛え上げた走行性能も見逃せません。ステアリングフィールを改善することで、新東名の120km/h区間でもしっかり直進し、高速道路のうねりや波打ち、一般道の歩道側の補修箇所、でも、ショックや車体の揺れを低減することでしっかり感を向上。落ち着いた乗り心地をもたらしくれます。

システム総出力20%増によるS-AWC制御の見直し、電動パワーステアリングのアシスト力の最適化を図ることで、旋回中の操縦安定性をさらに向上。
シフトレバーまわりも上質な印象ながら、下のドライブモードを選べるスイッチには、スノー、マッド、グラベルなどオフロード走行を想定したモードを用意しているところが、さすが三菱。

「ヤマハ」とホンキで開発したオーディオシステムも必聴!!

ヤマハと共同開発したオーディオシステムを搭載していることもトピックスです。アウトランダーPHEV専用に2つのオーディオシステムを開発し、アーティストの息づかいまで再現する中高音へのこだわりを追求。

車内を最高のリスニング空間にするため、スピーカーを搭載しているドアパネルの隙間を徹底的に塞いで、スピーカーボックスの役目を与え、ノイズの発生を低減していることからもホンキ度が伝わるところ。

ヤマハ共同開発のサウンドシステムを体感できるように、さながら野外フェスのように屋外ホールにスタンバイする新旧のアウトランダーPHEV。スマホやワイヤレススピーカーなど普段の音楽環境では聞こえてこない音まで感じることができた。
グレードP Exective PackageのDynamic Sound Yamaha Ultimateは12スピーカー+デュアルアンプで、スピーカーのデザインもスタイリッシュ。
グレードP、G、M標準のDynamic Sound Yamaha Premiumは8スピーカー。
撮影車両のP Exective Packageは今回から追加された最上級グレード。5人乗りと3列シートを備えた7人乗りを設定。【SPEC】全長4720×全幅1860×全高1750mm ホイールベース2705mm 乗車定員5名 2.4L MIVECエンジン+ツインモーター エンジン最高出力98kW/5000rpm 最大トルク195Nm/4300rpm モーター最高出力F85kW/R100kW 最大トルクF255Nm/R195Nm 駆動方式4WD 燃料消費率WLTCモード17.2km/L 車両本体価格526万3500円〜

カーボンニュートラルの実現に向けた現在の最適解として、グローバルでますます需要が高まっているプラグインハイブリッドEV。そのSUVカテゴリーの筆頭を担っている「アウトランダーPHEV」らしい、歴代最高で最強の1台といえそうです!!

Photo/Kenji Fujimaki

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GO OUT編集部
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