一番履いてみたかった、Obozのサンダルを野外フェスで履き倒してみた。【4万歩インプレ】

作成

先日公開したこちらの記事(いま履いてみたいシューズNo.1! この春、再上陸したObozの注目作一挙!)の反響がとても高かったので、今回は実際に履いてみることにしました。

Oboz(オボズ)といえばアメリカではかなり有名な、ボーズマン発祥のトレッキングシューズブランド。 馴染みが薄い印象もあるかもしれませんが、じつは10年も前から日本で買えます。登山好きなら知る人ぞ知る、こだわり強めのブランドです。

筆者(編集部S)も10年以上この業界に携わっているので、こだわり派に選ばれるトレッキングシューズブランドだということは承知のうえで、この3月の再上陸にあたって追加されたラインナップの中から、特に気になったのがこちらの2モデル。

(左)Whakata Off-Road ¥15400 (右)Whakata Ease ¥14850

そう、シューズではなくサンダルです。数年前に「キャンプスター」という名称で、編み込みタイプのテープサンダルがリリースされていたのですが、その時から気になってました。モデル名は違えど、こちらはその進化版に当たるのでしょうか。早速、手にとってみることに!

Table Of Contents : 目次

「Whakata Off-Road」を履いて野外フェスを歩き倒す!

まずはこちらのWhakata Off-Roadから。特徴的なのは、ジグザグに配された太め(25mm)のウェビングベルトと、つま先周りを保護するディテール。ラバー製のトゥーバンパーとタフなリサイクルポリエステルメッシュ素材によって、サンダルでありながら足先が守られてる感ありまくり。

足を入れたファーストインプレとしては、スポーツサンダルのカテゴリとしてはゆったりした作り、なのに少し硬めの印象という……。正直、新感覚です。

ヒールストラップは、内側外側の2方向から調整できる仕様。等高線パターンのミッドソールもGOODデザインです。そして手に持った感じ、かなり軽い! これは期待できます!

ワイズがゆったりめなので裸足でもソックス着用でも違和感なし。ただし、アッパー部分のウェビングは「頑丈すぎるのでは?」と思うくらい強固で、片手で簡単に調整できるようなものではないため、まずジブンの足に合ったセッティングを決めたい。

じつはこのWhakata Off-Road、4月中旬に行われたGO OUT JAMBOREE(ふもとっぱら)の会場で丸2日間履き倒しました。写真映えを考慮してついキレイな芝生で撮影してしまいましたが、会場通路のほとんどが砂利道や凸凹道です。

履きはじめは、前述したように”新感覚”としか言いようがない。ゆったりした作りなのでフィット感はそれほどでもなく、フットベッドはフワフワなのになぜか全体的に硬い印象を受け、正直言って、このサンダルで2日間乗り切るのはキツイのでは……とさえ思いました。が、結論、まったく問題なし。

2日間・計4万歩以上これで歩いたわけですが、終わってみると思っていたよりも足が疲れていないことに驚かされました。おそらく最大の要因は、サンダル自体の軽さとクッション性の高いフットベッド。そして、当初懸念していたゆとりあるワイズも、足を締め付けすぎないという点で良かったのかも。

ということで、野外でガッツリ歩くこともできながらリカバリーサンダルとしての機能も果たす、新感覚のスポーツサンダルである、という総評です。今回は試せませんでしたが、水辺でのアクティビティにも向いていそう。特にS.U.Pなんかに良さそうです。

ただのヒールなし版ではなかった「Whakata Ease」。

次に紹介するのがヒールストラップのないスライドインタイプのWhakata Ease。初見ではWhakata Off-Roadのストラップなし版でしょ!と高を括っていましたが、全然違ったわけで……。

よく見ると、メッシュやウェビングベルトの素材感がまるで違う。こちらはWhakata Off-Roadに比べて柔らかい素材を使用しているので、履き馴染みもソフトで裸足でも心地いいカンジ。

サトウキビ由来の成分を使用したリカバリーをサポートするバイオEVA成形フットベッド、オボズ独自の配合ゴム製アウトソールと、環境に配慮しながら軽さを追求したフットベッドやアウトソールは2モデル共通。クッション性が良く、長時間履いても疲れにくい。

スライドインタイプで脱ぎ履きがラクという点から、テントサイドのセカンドシューズとして使用してみましたが、なんだかそれだけではもったいないカンジ。

Whakata Off-Roadに比べてワイズが狭めなのか、ヒールストラップがないのにフィット感良好。むしろより軽量なので、多少の距離を歩いてもまったく問題ないのではと。

個人的には、玄関に置いておくか、クルマのラゲッジに常備するか迷うところ。毎日の犬の散歩にも活躍しそうだし、テントサウナや長時間運転後のリラックスシューズとしても重宝しそうだなと思っております。

まとめ

どちらのモデルもソックスを着用したままで履けるタイプなので、活躍する季節が幅広いというのも高ポイントですが、一番の決め手は、他人と被らない無二のデザインというところ。

カラーはWhakata Off-Roadが2色、Whakata Easeが3色展開とのこと。アウトドアでガンガン履きたい!という方は汚れの観点から言うとブラック系を選んでおいた方が無難かもしれません。メッシュ仕様で乾きやすいので汚れたら水洗いすればOKですが。

今ならまだ色もサイズも揃っているようなので、気になる方は早めにチェックしてみてください(カラバリは違うようですがレディスサイズもラインナップしてます)。


(問)オボズフットウェア obozfootwear.jp/

Tags
GO OUT編集部
作成