スウェーデンにて開催された、ボルボ史上最小SUVの電気自動車「EX30」の試乗会“The Big Winter Drive”は、首都ストックホルムのアーランダ空港から飛行機で移動したルレオ空港を起点に、北極圏近くのラップランド地方をめぐるコースということで、道中ではタフな自然環境に対応する、ガチ・アウトドアなクルマにたくさん遭遇しました。
ということで、“The Big Winter Drive”レポートの番外編として、ラップランド〜ストックホルムで見かけた、アウトドアスタイルな愛車たちの姿をお届けいたします!!
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ボルボの本場スウェーデンだけに、新旧の「ボルボ車」が勢ぞろい。
北欧の「スウェーデン」を発祥とする自動車メーカーの「ボルボ」は、スタイリッシュなデザインと優れた安全性能を備え、日本でも高く評価されているのはご存知のとおり。その本場でありトップシェアを誇るスウェーデンを走るクルマはボルボ車が目立ち、最新型はもちろん、90年代のヤングクラシックなモデルまで愛用されている様子が好印象でした。
EV普及率の高い北欧だけに、地方でも「電気自動車」が活躍中!!
「ボルボ」が、2030年までに電気自動車のみを販売する完全なEVメーカーになることを目標としているように、世界的にみても北欧のEV普及率は高い様子。それを象徴するように2023年のボルボのEV販売台数は11万台を超え、前年比70%増、世界市場シェアも前年比34%増となっています。
日本より充電設備や補助制度など、EVのインフラが整っていることもあるとは思いますが、地方でもEVを見かけることが多かったことが、普及率の高さを証明しているかと!
飾りじゃない、ガチなアウトドアスタイルCUSTOMにも注目!!
北欧らしい自然あふれる北極圏近くのラップランド地方・ハラッズだけでなく、南部に位置する都市部の首都・ストックホルムでも積雪するので、スタッドレスを履いて雪に汚れたままのクルマが目立った、3月上旬(冬)の取材時。
ドレスアップではなく、実際に必要なカスタムとして、大型の後付けフォグランプや、トレーラーを牽引するためのヒッチメンバー(ボール)を装着しているクルマが多かったことも印象的でした。
ボルボの本場ということで、当然ボルボ車が多かったわけですが、欧州メーカーのBMWやメルセデス・ベンツに並んで、日本車のトヨタRAV4や、三菱・アウトランダーPHEV、日産・エクストレイル、スバル・アウトバックなども結構走っていた(日本人だから注目した可能性もありますが……)、スウェーデンのクルマ事情。
EVにシフトする変換期だと思いますが、旧い車もまだまだ現役で乗られており、とくにボルボ車のそんな姿をみると、「ボルボ」の安全への取り組みは昔も今も変わらず徹底しており、長く愛用できるスカンジナビアデザインの本質を垣間見たような気がいたします!