“北欧”のスウェーデンで見かけた、アウトドアスタイルなクルマSNAP【The Big Winter Drive 番外編】

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スウェーデンにて開催された、ボルボ史上最小SUVの電気自動車「EX30」の試乗会“The Big Winter Drive”は、首都ストックホルムのアーランダ空港から飛行機で移動したルレオ空港を起点に、北極圏近くのラップランド地方をめぐるコースということで、道中ではタフな自然環境に対応する、ガチ・アウトドアなクルマにたくさん遭遇しました。

ということで、“The Big Winter Drive”レポートの番外編として、ラップランド〜ストックホルムで見かけた、アウトドアスタイルな愛車たちの姿をお届けいたします!!

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ボルボの本場スウェーデンだけに、新旧の「ボルボ車」が勢ぞろい。

北欧の「スウェーデン」を発祥とする自動車メーカーの「ボルボ」は、スタイリッシュなデザインと優れた安全性能を備え、日本でも高く評価されているのはご存知のとおり。その本場でありトップシェアを誇るスウェーデンを走るクルマはボルボ車が目立ち、最新型はもちろん、90年代のヤングクラシックなモデルまで愛用されている様子が好印象でした。

ルレオ・ガンメルスタードのショップARCTICのオーナーが乗る、ステーションワゴンの「V60」。こちらは現行モデルとなる2代目のマイルドハイブリッド仕様。スウェーデン発のブランドとなるTHULE(スーリー)のルーフレールもお似合い。
ストックホルムで見かけたルーフボックスを装備した「XC90」の現行モデル。ボルボXCシリーズのフラッグシップとなる7シートを備えた最上級SUV。都市部でも地方でも、Vシリーズ含めて90のほか70など大型のSUV車が多かった。
日本で人気の「240」も発見!! 90年代が主流だったヤングクラシックなモデルながら、まだまだ現役で乗られている姿を見て、ボルボ=安全性を確立したクルマであることに納得。
240に続いて、おしゃれアウトドア派の人気を集めている90年代ステーションワゴンの「740」もまだまだ現役。THULEのルーフボックスのやれ具合もいいカンジ。
ボルボ最後のFRモデルとなった900シリーズの「960」。700シリーズより少し丸みを帯びたフォルムで、随所に高級感を盛り込んでいる。こちらも90年代のクルマ。
ストックホルムを走っていた「V90」のタクシー。現行型は新世代のボルボデザインが採用されたフラッグシップワゴンで、内装もスカンジナビアデザインのラグジュアリーな仕様。
都市部のライフスタイルにフィットするコンパクトSUVの「XC40」。日本でも電気自動車のRechargeと、マイルドハイブリッドを展開中。こちらはマイルドハイブリッドモデル。

EV普及率の高い北欧だけに、地方でも「電気自動車」が活躍中!!

「ボルボ」が、2030年までに電気自動車のみを販売する完全なEVメーカーになることを目標としているように、世界的にみても北欧のEV普及率は高い様子。それを象徴するように2023年のボルボのEV販売台数は11万台を超え、前年比70%増、世界市場シェアも前年比34%増となっています。

日本より充電設備や補助制度など、EVのインフラが整っていることもあるとは思いますが、地方でもEVを見かけることが多かったことが、普及率の高さを証明しているかと!

日本でも2024年末以降の導入が決定した、フォルクスワーゲンの「ID.BUZZ」。おなじみのワーゲンバスをモチーフにしたEVということで、このルックスだけで気になる1台!! こちらはハラッズのスモールラグジュアリーホテルARCTIC BATHの社用車。
フィンランド・ヘルシンキの空港内でもFINAIRの働くクルマとして「ID.BUZZ」が稼働していた。
レポート第一弾のICE TRACK編でも掲載した、ボルボ初の3列シートを備えたミニバンとなる、電動プレミアムMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)の「EM90」。まずは中国で発売中。
日本はまだ未導入となっている、フォルクスワーゲンの「ID.5」。フル電動SUVのID.4のクーペ版として位置づけられる。セダンのID.7も発売されており、フォルクスワーゲンも2026年までに10車種の電気自動車を発売する予定で、EVにホンキの様子。
こちらは北極圏近くラップランド地方・ガンメルスタードの住宅に停まっていた、日本でも展開中の「ID.4」。

飾りじゃない、ガチなアウトドアスタイルCUSTOMにも注目!!

北欧らしい自然あふれる北極圏近くのラップランド地方・ハラッズだけでなく、南部に位置する都市部の首都・ストックホルムでも積雪するので、スタッドレスを履いて雪に汚れたままのクルマが目立った、3月上旬(冬)の取材時。

ドレスアップではなく、実際に必要なカスタムとして、大型の後付けフォグランプや、トレーラーを牽引するためのヒッチメンバー(ボール)を装着しているクルマが多かったことも印象的でした。

「マツダ6」のエンブレムだが、日本では初代・アテンザ スポーツワゴンとして発売されていたモデル。夜は街灯がなく、エルク(ヘラジカ)が道路に飛び出すこともあるという、北極圏近くラップランド地方のグルブベルグシュトゥガンに停まっていたということもあり、実用性のある大型フォグランプと、トレーラー牽引用のヒッチボールを装着。
 
ストックホルムを走る「アウトランダー」の初代。こちらも大型フォグランプを装着していたので、地方から乗ってきたのかな?と推測。
スズキの初代・スイフトは、世界戦略車として欧州では「イグニス」のネーミングで発売されていたそうで、IGNISのエンブレムを装着した1台。フロントのさりげないフォグランプのほか、ボディサイドの4WDのデカールも、いなたくてグッド。
東欧・ルーマニアの自動車メーカー「DACIA(ダチア)」が製造するクロスオーバーSUVの「ダスター」。こちらはその2代目モデル。日本では見かけることは少ないけど、ルノーグループ傘下なので、地域によってはルノー・ダスターとして展開中。
日本では正規導入されていない、フォルクスワーゲンのピックアップトラックの「アマロック」。こちらはダブルキャブの4WDで荷台がキャビン仕様に。ストックホルム郊外の公園でイベント設営のスタッフ車として活躍していた。
ストックホルムの街中で見かけた働く車、フォルクスワーゲンの新旧「キャディー」。先代、現行モデルともに、日本では正規導入されていない商用車のパネルバン。ゴルフ顔のトールワゴンとしてイケてる1台なので、気になるヒトは並行輸入車を探すのもあり。
ヨーロッパの働く車としては、メルセデス・ベンツのVクラス系か、このフォルクスワーゲンの「トランスポーター」が多数。こちらは日本でもカリフォルニアとネーミングされたキャンピング仕様などを並行輸入で探せる、「T6」のディーゼルエンジン・4WDモデル。
日本では現行型の3代目が人気を集めている、シトロエンの「ベルランゴ」先代モデル。こちらの2代目は日本には正規輸入されていなかった。ヒッチボールにシューズを引っ掛ける使い方も斬新(笑)。
シトロエンの「C4ピカソ」初代モデル。広いガラスエリアと室内空間を備えた7人乗りMPVとして、日本でもおしゃれアウトドア派に人気の1台。ルーフボックスも◎。

ボルボの本場ということで、当然ボルボ車が多かったわけですが、欧州メーカーのBMWやメルセデス・ベンツに並んで、日本車のトヨタRAV4や、三菱・アウトランダーPHEV、日産・エクストレイル、スバル・アウトバックなども結構走っていた(日本人だから注目した可能性もありますが……)、スウェーデンのクルマ事情。

EVにシフトする変換期だと思いますが、旧い車もまだまだ現役で乗られており、とくにボルボ車のそんな姿をみると、「ボルボ」の安全への取り組みは昔も今も変わらず徹底しており、長く愛用できるスカンジナビアデザインの本質を垣間見たような気がいたします!

“The Big Winter Drive”のレポート第1弾第2弾も、ぜひご覧ください!!

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GO OUT編集部
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