テントにこもって好きなギアに囲まれてゆっくりと過ごす時間も楽しい冬キャンプ。身を刺すような厳しい寒さを乗り越えるためのギアの数々は、キャンパーにとってもはや“相棒”と言ってもいい存在だ。そこで、人気アウトドアショップのスタッフに冬キャンプにおすすめのアイテムを5つセレクトしてもらった。
今回協力してくれるのは、去年の夏にリニューアルオープンした小田原のアウトドアギア専門店「sotosotodays(ソトソトデイズ)」。スタッフは全員がソトアソビフリーク。キャンプ場も運営するなど、徹底したユーザー目線でキャンパーをサポートしてくれることで人気のショップだ。店内にはこだわりをつめこんだオリジナルアイテムやアウトドアブランドとのコラボギアも充実している。
日本が誇る老舗の灯油式バーナーから、USメイドのタフなコットまで、冬キャンプに欠かせないさまざまなアイテムをセレクトしてもらった。
Table Of Contents : 目次
熱を閉じ込め、風にも強い伝統幕。
Tentipi Safir 5 CP ¥242000
スウェーデン発のブランド「Tentipi(テンティピ)」の大型ティピーテントの最上位モデルが「Safir CP(サファイアCP)」。サイズは、1~2人用の「サファイア5 CP」から大人数にも対応可能な「サファイア15 CP」まで4サイズがラインナップ。センターポール1本だけのシンプルな構造のため、組み立てはわずか数分。素材はコットンとポリエステルの混紡素材を採用しているためキャンバス地のような風合いで、結露も最小限に抑えられる。
オススメポイント。
「設営もシンプルなテンティピの中でもサファイアシリーズはどんな環境下でも信頼して使用できる安心感抜群。薪ストーブも使用可能で、冬でも暖かかく楽しいキャンプが実現できます」。
アイテムページ:www.pharus.net/tentipi/safir-cp/
冬キャンパーの声を取り入れ作った別注シュラフ。
NANGA × sotosotodays オーロラ900DX ¥57800
ソトソトデイズが「NANGA(ナンガ)」とコラボレーションしたダウンシュラフ。ダウン量はたっぷり900gで、快適温度は-10℃。ナンガの通常モデルのシュラフでは、身長178cmまでの対応だが、このシュラフは180cmまで対応しているので、背の高い人でも安心だ。
オススメポイント。
「真冬であればやはり750g以上のダウン量は欲しいところです。好評をいただいているソトソトデイズとナンガがコラボしたオリジナルシュラフの中でも、こちらは寒さの苦手なお客様の声も取り入れて作ったモデルで、厳冬期のふもとっぱら、富士五湖周辺など標高1000m前後の高所キャンプ場でも安心です」。
アイテムページ:sotosotodays.thebase.in/items/58204652
アメリカ製のタフネスコット。
GO-KOT ゴーコット レギュラー ¥26400
1978年にアメリカ・アラバマで創業して以来、US Madeにこだわり続ける「GO-KOT(ゴーコット)」。シンプルなルックスながらも、耐荷重158kgというヘビー級のタフさと寝心地の良さが特徴だ。コンパクトに収納が可能で、組み立ては慣れれば1分で完成。カラーバリエーションの豊富さも魅力となっている。
オススメポイント。
「地面から近く地面との空間があるから寒いイメージがあるコットですが、着替えなどの布物で空間を埋める工夫をすれば、冷気は押さえられます。ローコットは安定性に優れているので寝返りも安心。ゴーコットは組み立てがシンプルで、厚みのあるコーデュラ生地は寝心地もサポートしてくれます」。
アイテムページ:www.trailhead.co.jp/5.html
日本の老舗ストーブメーカー代表作。
武井バーナー パープルストーブ501Aセット ¥93500
昭和3年から灯油式バーナーを作り続けている「武井バーナー」。レトロなルックスの「パープルストーブ501」は、ヒーターの着脱により調理バーナーとしても暖房ヒーターとしても活躍する1台2役の優れもの。他のストーブと比べてコンパクトなのに高火力で、冬でも1リットルの水を4分で沸騰させることができる。501Aはタンク容量がシリーズ最大で、約10時間使用できる。
オススメポイント。
「加圧式でめんどくささはあるものの、それを楽しみ、使いこなすためにあるようなギア。熱量も高くしっかりと暖めてくれる」。
アイテムページ:www5a.biglobe.ne.jp/~takei/html/catalogue/catalogue501.html
ストーブの熱を幕内に循環するのには必須のアイテム。
Mt.SUMI Stove Fan ¥9790
薪ストーブの上に設置することで、暖かい空気を循環させて、効率よくテント内を暖めることができるストーブファン。コンパクトなので持ち運びも楽。このタイプのファンの中では珍しく、モーターを取り換えることもできるので、長く使うことができる。
オススメポイント。
「バッテリー不要の熱駆動式ファンは薪ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブ、ペレットストーブに乗せるだけで静かに暖かい空気を循環させます。ストーブ上部が平らで、85℃~350℃になるものなら使用可能です」。
アイテムページ:mt-sumi.com/products/stovefan
「GO OUT CAMP 冬」で一緒に冬キャンプを楽しもう!
2023年12月8日(金)〜10日(日)の3日間、「ふもとっぱら」では、恒例の冬キャンプイベント「GO OUT CAMP 冬 2023」が開催されます。冬のふもとっぱらの寒さは厳しいものの、だからこそ澄んだ空気の中で眺める富士山や星空の美しさは格別。
シンボルツリー点灯式、メッセージ花火大会、カラオケ大会など、クリスマスパーティー気分も楽しめるキャンプフェスになっている。ギアや防寒着を万全にして、「GO OUT CAMP 冬 2023」で2023年のキャンプ納めをしてみては。
・日程:12月8日(金)〜10日(日)
・場所:ふもとっぱら(静岡県富士宮市麓156)
・公式サイト:www.gooutcamp.jp/winter/
(問)sotosotodays sotosotodays.com/