たいていのヒトは、それぞれジブンなりの理由があって10代にファッションに興味を持ち始めて、20代に最高に熱狂して、30代には地に足付いたぶん、とことんコダワリが強くなって……だいたいそんなカンジかと思います。
で、40代になった今はどうなんでしょうか。なんというか、いいカンジでマイペースなヒトが多いように思うのです。ジブンの「好き」に没頭しすぎて、時代と付き合うのを辞めてしまうのではなく、ちゃんとそういう空気も感じながら、ユル~くジブンのペースで楽しんでいる……そう、まさに「チルアウト」なんですよ。
なるほど、コダワリの向こう側って、さらなるコダワリじゃなくて、もっとユルくなる方に向かってたんですね。
そんなマイペースで「チルアウト」なスタイルにたどり着いた、40代のオトナたち8人のMYスタイルを拝見していきましょう。
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CHILL OUT STYLE #7
Daisuke Yamamoto
山本大介/Starbacks Coffee Japan マーケティングマネージャー・41歳
大手セレクトショップのPRを10年以上に渡って務め、現在はスターバックスにてマーケティングを担当。ここで着用したのは 「今年はこんな気分なんです」と言うWHITE LINEのアウター。
「シンプルな服をシンプルに着たい、と思うように」。
程よくリラックスした着こなしながら、どこかに品を感じさせる。そんな着こなしに憧れる。この理想的なスタイルを自然体でこなす山本さん。
「昔からコーディネートはベーシックな方が好きでしたが、20代の頃はもう少し自己主張が強かったような気がします。でも年齢が上がるにつれて、とにかくシンプルな服をシンプルに着たいと思うようになりましたね」。
「30歳くらいからその傾向はありましたが、40歳を超えてより顕著になったと思います。子どもが生まれて、新しいブランドや着たことのない洋服に食指を伸ばすこともほとんどなくなりました。色も黒、ネイビー、グレー、カーキがほとんどです」。
現在、“洋服屋”の世界ではないところに身を置いているのも関係しているそう。
「アパレルを離れたので昔よりはファッションの情報が入ってこないということもありますが、その分フラットに洋服を見たりショップを覗いたりできるし、本当に自分が好きな洋服だけを自然と着られるようになったのかもしれません」。
山本さんの愛用アイテムを拝見。
SKOOKUM ニットカーディガン
「あまり洗練されていない、いい意味でのラフな作りがアメリカっぽくて、個人的にはストライクです。こうやってみると、改めて男っぽくて無骨な感じが好きなのかもしれません」。
OFFICINE GENERALE チノパン
友人のお店でたまたま見つけてまずはネイビーを買ったんですが、シルエットと素材感がとても良く、黒も買い足しました。こんな感じのゆったりしたがラインのパンツが好きですね」。
GOOD OL’ クルーネックスウェット
「普段からスウェットは多いです。ジャストサイズより少し大きめを選んで、ラフに着てますね。ラクなんですよ。色物はあまり着ないのですが、 オレンジのトップスだけはたまに買います」。
THORENSレコードプレーヤーTD124
「DJ用のタンテも持ってますが、音楽を聴いてゆったりしたいときはこっち。音楽関係の仕事をしていた父親からも『いつかトーレンスを』と言われていたので、昔から憧れてました」。
Interior Goods 海外で買った灰皿
「たいして珍しいものを持ってるわけではないんですが、海外に行くとついつい買ってきてしまうんです。自宅では子どももいるので灰皿としては使えませんが、アクセサリー置きとして」。
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- Photo/Kenji Fujimaki
- Report & Text/Masashi Echigo(RIDE MEDIA&DESIGN)