日本の伝統的な履物に欠かせない足袋(タビ)。下駄や草履、雪駄に合わせるため、ツマ先が二股に別れたシルエットが特徴的だけど、その独自のディテールを応用した一足が話題となっている。
CREAMPAN-2 ¥10800
この足袋型シューズを生み出したのは、日本が誇るシューズブランドのRFW。2012年にリリースされ海外からも注目を集めたが、今季コラボモデルとしてアップデートして再登場した。
RFWがタッグを組むのは、現在も足袋を作り続ける老舗メーカー、きねや足袋。ベースとなるモデル、クリームパンのシルエットを活かしつつ、きねや足袋のランニング足袋の滑らかなコットン生地を採用。アッパーはチェックやストライプなど様々な柄を組み合わせたパッチワーク調のインディゴ染めジャガード生地になっているため、履き込むほど味わいも増していく。
さらにソールは薄い天然ゴム一枚で成型。クッション材を一切使用していないため、本物の地下足袋のような素足感覚も楽しめる。従来のスニーカーとは異なる履き心地は、一度は体験する価値あり。
和テイストの雰囲気に合わせ、シューズボックスの代わりにオリジナルの巾着袋も用意するなど遊び心も満載。
日本の粋な文化を、温故知新的なスタンスで日常のスタイルに取り入れてみるのもおもしろい。
Text/Masatsugu Kuwabara
(問)リズム tel:03-6804-7283 www.rfwtokyo.com