一見普通のマグに見えるこのボトルが、GRAYL（グレイル）というシアトルの新興企業が開発したポータブル浄水ボトルで、川の水を15秒で浄化してそのまま飲むことができるという優れもの。
これまでのポータブル浄水器は、直接口にくわえて吸い込むストロー式や、重力による自然落下式が多かったが、これはコーヒーのフレンチプレスのようにフィルターでプレスして水を浄化するのが特徴。
このULウォーターピュリファイヤーボトルは、アウターボトルの中にインナーカップが入った二重構造になっている。
アウターボトルに水を入れて、浄水フィルターを取り付けたインナーカップをまるでコーヒープレスのように押し込むと、フィルターで浄化された水がインナーカップにたまるという仕組みだ。
ストロー型のように吸い込む力は必要なく、自然落下式よりもスピーディーに浄水することが可能。また、コツをつかめば女性の力でもらくらく使うことができる。
インナーカップにたまった水は、普通のマグと同じ感覚で飲むことができる。
フィルターは交換可能で300回の繰り返し使用が可能。ウイルス（ノロウイルスなど）、寄生虫（エキノコックスなど）、細菌（大腸菌など）を99.999％除去。さらに化学物質や重金属まで軽減することが可能。１回0.5リットルの水を浄化するのに必要な時間は15秒。
これまでのサバイバルキット然とした携帯用浄水キットと違って、デザイン性も高く、アウトドアアクティビティーはもちろん、水が不安な旅行先やデイリーユースでも全く違和感がない。もちろん災害への備えとしても役立つアイテムだ。
■グレイル ULウォーターピュリファイヤーボトル ￥7538
Text／Shinya Miura
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