久留米の老舗シューズメーカーにシップスが別注。ワントーンにこだわった洗練デッキシューズ。

作成

和洋折衷に目がありません。キャンプサイトとギアの取り合わせにせよ、料理と食器の組み合わせにせよ、なにかにつけて意識してしまうバランス。もちろん、ただ散らかっているだけに見えないよう、用法用量はきちんと守らなければならない。

今回紹介するSHIPS(シップス)の別注品は、そんな和洋折衷の、まさにお手本のようなデッキシューズ。お相手は、国内外ブランド問わず別注を行っていない、福岡県久留米市にかまえる老舗シューズメーカーです。

1892年に久留米で創業して以来、120年以上にわたって日本の靴文化を支えてきたアサヒシューズ。明治時代から足袋の産地として栄えてきた久留米において、ブリヂストンやムーンスターに並ぶ三大シューズメーカーのひとつであります。

そんな日本の誇る職人集団は、じつはアメリカ生まれのヴァルカナイズ製法を駆使する国内有数のメーカーとしても知られています。今回の別注品も、もちろんそんな技術を取り入れた一足。

リファレンスは、1970年代のアメリカ製デッキシューズ。当時の靴型を再現したシェイプシルエットは、足にしっかりとフィットし、快適な履き心地を実現します。

靴紐やアイレットにいたるまでワントーンで統一した品行方正なたたずまいは、この別注ならでは。なかでも、一見するとヌメ革のようなベージュカラーが気になるところ。悪路でも汚れを気にせず履けそうです。

ASAHI: US NAVY デッキシューズ ¥11000

アメリカ生まれのシューズを日本のセレクトショップが味付けし、日本の職人たちがアメリカ生まれの製法を使って一貫製造する。スニーカー界の和洋折衷、ここに極まれり。といったところでしょうか。


(問)シップス 渋谷店 tel:03-3469-0481 www.shipsltd.co.jp/

Tags
Masahiro Kosaka
作成