’93年のデビューから軽ワゴンを代表するモデルとしてお馴染みのスズキ「ワゴンR」がフルモデルチェンジとなり、この2月から発売された。初代モデルを思わせるルックスに、低燃費を実現するマイルドハイブリッドや衝突安全のブレーキサポートなど、最新技術を搭載した期待の新型モデルだ。
スクエアフォルムを強調するエクステリアデザインが見逃せないところ。ボディサイドの後席側のガラス形状をクォーターウインドウとし、テールランプをリアバンパーの上端に配置するなど、初代モデル的なディテールを盛り込んで、どことなく90’sテイストを感じさせるルックスに。
ヘッドアップディスプレイを軽自動車に初採用。ディスプレイには、車速、シフトポジション、前方衝突警報、車線逸脱警報などが表示される。外国車にはお馴染みの装備だが、軽自動車に採用されたことでそのものの魅力がアップしている印象。単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた、衝突安全システムのデュアルセンサーブレーキサポートも装備している。
新プラットフォームの採用で室内長2450mmの広々とした車内空間を実現し、フルフラットや助手席を前に倒して広く使えるシートアレンジなど、ワゴンRの使い勝手の良さは継承。荷室開口幅を先代比で+100mmし、バックドアバランサーを室外に設置したことで、後席の圧迫感を軽減するとともに、荷物の出し入れのしやすさと収納性を向上させた。
マイルドハイブリッドエンジンのHYBRID FX、そのフェイスデザインを変更したHYBRID FZ、0.66LエンジンのみのFAをグレード展開し、それぞれに2WDと4WDを用意。初代ワゴンRの定番的なディテールをふたたび取り入れて、スタンダードモデルとして磨きがかかった新型ワゴンR。アウトドアシーンでも使えるモデルが次々に投入される軽カテゴリーにおいて、注目の1台だ。
車両本体価格:
ワゴンR FA:107万8920円〜
ワゴンR HYBRID FX:117万7200円〜
ワゴンR HYBRID FZ:135万円〜
(問)スズキお客様相談室 tel:0120-402-253 www.suzuki.co.jp/car/wagonr/