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ナイキACGとは?

1989年、「All Conditions Gear(全天候型ギア)」の頭文字をとって誕生したナイキACG。その名が示すとおり、どんな環境でも頼れる機能性を追求してきた。

ナイキが培ってきた最先端のスニーカーテクノロジーを、山や自然の中で遊ぶためのアウトドアギアに転用するという、異端ともいえるアプローチが大きな話題を呼んだ。

本格的な登山靴にはない軽快な履き心地と、スポーツブランドならではのデザインセンス。アウトドアの機能性と、街でも映えるかっこよさ——その両立がACGの核心をなしてきた。

長らくライフスタイル寄りの路線を歩んでいたACGだが、2026年にトレイルランニングやハイキングに特化したアウトドアパフォーマンスブランドとして再定義。原点回帰ともいえるその姿勢が、いま改めて注目を集めている。

ストリートを席巻した「90年代」の熱狂

90年代のACGは、ストリートとアウトドアが交差した時代の産物だった。アウトドアブームがアメリカから波及し、フィールドへの関心がファッションシーンにも流れ込んでいたあの頃。そこに、従来のアウトドアウェアにはなかったビビッドな配色と、スニーカーブランドならではのデザインが現れた。

1991年にティンカー・ハットフィールドが手がけた「エア モワブ」は、ACGの代表作として今なお語り継がれる一足だ。 武骨なフォルムとポップなカラーリングのギャップが刺さり、アウトドアの文脈を超えてスニーカーシーンのアイコンへと昇格した。

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そして1994年には、登山後のリラックスシューズとして設計された「エア モック」が登場。シューレースを廃したモカシンスタイルと、丸みを帯びた独創的なビジュアルが感度の高いファッショニスタを魅了し、コアな人気を獲得した。 

機能のために生まれたシューズが、気づけばカルチャーの一部になっていた。それが90年代のACGだった。

テック、原点回帰、そして「本気」のアウトドアへ

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90年代の熱狂が落ち着き、ACGはしばらく休眠状態に入る。そこから2014年に突如として再起動したのが、真っ黒で都市型サイバーパンクな「NikeLab ACG」だ。

カラーパレットをモノトーンに一新し、シェルジャケットやパンツ、フリースなど、都市生活者のためのアーバンアウトドアウェアを展開。90年代の土臭いイメージとは全く異なる方向性で、先鋭的なファン層の心を掴んだ。

2018年には、ファン待望の「90年代のカラフルで土臭いACG」への原点回帰を果たし、再びストリートを席巻。

鮮やかな配色と機能的なデザインの復活に、往年のファンも新世代のアウトドアラバーも沸き上がった。あの時代の熱狂を直接知らない若い世代が、むしろACGに強烈に反応したのも、この頃からだ。

そして現在。「Nike Trail」を統合し、厳しい自然環境や本格的なマウンテンスポーツにも対応できる、ストイックな機能派ブランドへとさらなる進化を遂げている。

トレイルランニング向けシューズから高機能アウターまで、本格派のギアが揃う現在のACGは、ファッションとしての魅力と実用性を高い次元で両立させている。

雨の日の街も、週末のトレイルもこれ一つ

舗装路もトレイルも、晴れの日も雨の日も——ACGのラインナップは、そのどれにも答えを持っている。本格的なトレイルランニングに対応するウルトラフライやゼガマから、ロードとトレイルを行き来できる汎用性の高いペガサストレイルまで、シーンや強度に合わせて選べる幅の広さが際立つ。

フィールドでの頼もしさは折り紙付きだ。岩場や泥濘んだ斜面でしっかり地面を噛むグリップ、急登も下りも体を自然に動かせる軽快さ。ただ、そのタフさが街で浮くかといえば、そうはならない。

アースカラーを基調としたACGらしいカラーパレットと洗練されたシルエットは、フィールドから帰ってそのままカフェに寄れるデザインに仕上がっている。ウェアも同様で、動きやすさと耐久性を持ちながら、タウンユースでも成立するルックスを両立させている。

ACGのおすすめアイテムをピックアップ!

ここからは、注目のシューズ3モデルを筆頭に、現行のアパレルまでを厳選。フィールドから街までシームレスに使えるアイテムが揃っているので、自分の遊び方やスタイルに合うものを探してみてほしい。

ペガサス トレイル

ナイキ ペガサス トレイル 2 GORE-TEX ¥19250

ロードシューズの王道「ペガサス」をトレイル向けに仕立てた一足。従来より多めに搭載されたReactXフォームのミッドソールは、スタックの高さを増やすことで、スニーカーらしい軽快な反発性と安定感のある履き心地を実現している。

シーズンを追うごとにアップデートされ、アウトソールにはNike All Terrain Compound(ATC)を採用し、濡れたトレイルやテクニカルな地形でもしっかりグリップ。耐久性と通気性を兼ね備えた軽量エンジニアードメッシュのアッパーは、長時間の行動でも蒸れにくい。

「ロードでおなじみの気持ちよさを、そのまま山で」というコンセプトが、しっかり体現された一足だ。

ウルトラフライ トレイル

本格的なトレイルレースを視野に入れた、ACGのハイパフォーマンスシューズ。弾むようなZoomXフォームがNike史上最高クラスのエネルギーリターン率を誇り、長距離でも脚への負担を最小限に抑えてくれる。さらに、柔らかさを増したフルレングスのカーボンプレートが強烈な推進力を生み出す。

グリップ力も大幅に強化されており、泥道や岩場でも踏み込んだ感覚がしっかり路面に伝わる。「速く、遠くへ」——そのひと言に応えるための技術が、余すことなく詰め込まれた一足だ。

アイジー

ナイキ ACG アイジー ¥17399

ACGのモカシンインスパイアドシューズ。スリップオンの簡単着脱と強化されたミッドソールのクッショニングで、「ちょい履き」の快適さをアップデートした。

タウンユースからキャンプ場でのひと時まで、サッと足を入れてそのまま使える手軽さが嬉しい。ACGらしい無骨でソリッドなルックスに、スニーカーブランドならではの軽さと遊び心が同居する、癖になる一足だ。

Lava Loft

ラボで研究し、実際のトレイルでテストして仕上げた、本気のインサレーションジャケット。ダウンを充填したバッフルが身体をしっかり包み込み、AeroLoftの通気孔が運動中の熱を逃がしてくれる。伸縮性のあるパネルのおかげで、激しい動きでもストレスがない。

極寒のフィールドでも対応できるスペックを持ちながら、見た目はすっきりスマート。行動中はもちろん、ベースキャンプでのくつろぎタイムにも活躍する万能インサレーターだ。

Phantazma

イタリア北東部のドロミテ山脈での5日間ハイキングでテストされた、実戦派の防風・防水ジャケット。軽量の2.5L構造とシンチング機能を組み合わせた作りが、ハードな行動中もストレスなく動ける着心地を実現している。

Storm-FIT ADVはナイキが誇る最高峰の防水透湿テクノロジー。突然のスコールでも、びくともしない安心感がある。

Morpho

ナイキチームのコスタリカ遠征でヒントを得た、暖かい気候でのアクティブな冒険向けレインジャケット。パッカブルデザインで、ザックのポケットにコンパクトに収納できる軽量さが魅力だ。Storm-FIT ADVの防水性能はそのままに、暑い環境でもさらりとした着心地をキープしてくれる。

フィールドに出る際、「念のため」とザックの底に忍ばせておきたい一枚。

Five Towers

ドロミテ山脈の強烈な太陽光線に対応すべく設計された、UVカット&速乾ジャケット。UPFの高いUV遮断機能と、汗を素早く処理する速乾テクノロジーを備えており、夏山や炎天下のトレイルでも快適に過ごせる。

山岳地帯特有の急激な天候変化にも対応できる設計で、薄手でありながら頼もしい存在感を発揮。街中でも違和感なく着こなせるシンプルなルックスも魅力だ。

Dolomiti

ドロミテ山脈でのトレッキングと洞窟探検でテストされた、フィールド仕様のショーツ。撥水性と耐UV性を組み合わせたテクノロジーをルーズフィットのシルエットに落とし込んでおり、汗をかいても、にわか雨に降られても快適に動き続けられる。

パッと穿いてそのままトレイルへ。そのまま川で遊び、帰りにそのままカフェでほっと一息。そんな「なんにでも使える」自由さが、このショーツの持ち味だ。

Wolf Lichen

Polartec®の伸縮性ニット素材を採用した、軽量インサレーションパンツ。特筆すべきは、その抜群の柔らかさがもたらす快適なはき心地だ。暖かい空気をしっかり閉じ込めながら、湿気は外へ逃がすため、行動中もドライな状態をキープできる。

焚き火を囲む夜のベースキャンプから、ちょっとピークを踏みに行くような肌寒い早朝の行動まで、幅広く対応してくれる頼れる一本だ。

FAQ

Q. 価格はどれくらい?

Tシャツなどのアパレルは5,000円〜1万円台と、意外と手頃に取り入れやすい。シューズは1万5,000円〜3万5,000円前後が目安。本格的な防水透湿アウターなど、ハイスペックなウェアになると3万円〜5万円以上になることもある。

Q. シューズやアパレルのサイズ感は?

シューズはフィット感を高めるために履き口や横幅がタイトなモデルが多く、普段よりハーフサイズ(0.5cm)アップが安心。アパレルはUSサイズ基準のものが多く、普段のサイズを選ぶとかなりゆったりとしたシルエットになる。

Q. どこで買えるの?

一般的なスポーツ量販店や街の靴屋にはほとんど置いていない。NIKE公式オンラインストアでの購入が最も確実。そのほか、BEAMSなどの感度の高いセレクトショップや、一部のアウトドアショップでも取り扱いがある。

Q. 普通のナイキとどう違うの?

普通のナイキが「競技・スポーツ」向けなら、ACGは「自然環境への適応」に特化している。急な雨を防ぐ防水性や、泥道・岩場でも滑らない強靭なグリップ力など、アウトドアに必須のスペックを搭載。本格的な登山靴にはない、スニーカーブランドならではの軽さとデザイン性も大きな違いだ。

Q. アウトドアはしないけど、履いてもいいの?

もちろん問題なし。突然のゲリラ豪雨や、長時間歩くショッピングなど、ハイスペックな機能は都市生活でも威力を発揮する。いつものデニムやスラックスの足元に合わせるだけで、程よい「テック感」や「ハズシ」が加わって一気にこなれたスタイルに仕上がる。