ベルベルジンとは?
ベルベルジンは、東京・原宿に店を構えるヴィンテージ古着の名店だ。古着ファンからの厚い支持を集め、今や日本を代表するヴィンテージショップのひとつに数えられる。
1998年、4坪のプレハブ小屋からスタート
はじまりは1998年。1969年に大分で生まれたオーナーの山田和俊と、現在は副社長を務める古舘の二人が、竹下通りの裏手に店を構えた。老舗「フェイクα」の向かいにあった、わずか4坪ほどのプレハブ小屋だ。この小さな一軒が、のちに原宿を代表する古着屋へと育っていくことになる。
日本一の古着屋を目指して、激戦区の原宿へ
二人が掲げていたのは「日本一の古着屋になる」という目標。だからこそ、あえて古着屋がひしめく激戦区・原宿に店を構えた。その後は同じ原宿のとんちゃん通りへと居を移し、少しずつ規模を広げながら、今もこの地で店を続けている。
今もアメリカへ足を運ぶ、現場主義の買い付け
オーナー兼バイヤーの山田は、今も自らアメリカへ足を運ぶ。現地の倉庫やショップ、マーケットを回っては、自分の目で確かめたものだけを買い付けていく。誰かに任せて数を揃えるのではなく、一着ずつ手に取って選ぶ。そんな現場主義のスタイルは、創業当時から変わっていない。
手頃な一着から、数百万円の一本まで
そうして選び抜かれたアメリカ古着は、定番ジャンルを網羅しつつ、価格のレンジも実に幅広い。
デニムを軸に、ミリタリーやワークまで幅広く展開
ラインナップの主軸となるのは、やはりデニム。パンツからGジャンまで、ストックを含めれば数百本規模の品揃えを誇る。リーバイスの501XXや506XXといった年代物のヴィンテージから、日常使いに最適なレギュラークラスまでバリエーションも豊かだ。
もちろんデニムにとどまらず、ミリタリーやワーク、スカジャン、レザージャケットなど、アメリカ古着の王道ジャンルも余すことなく揃っている。
Tシャツやスウェット、アウトドア古着も充実
デニムやワーク以外のラインナップも厚い。バンドや映画、スポーツモチーフのプリントTシャツやスウェット、当時物のスニーカーといったカジュアルなアイテムも豊富に揃う。
近年人気の高いアウトドア古着もカバーしており、街着としてはもちろん、実際のフィールドに持ち出してタフに使い倒せる実用的な一着が見つかるはずだ。
数千円台の古着から希少なスペシャルピースまで見つかる
数千円台で手に入る気軽な古着があるかと思えば、状態や年代次第で十万円台後半にのぼる希少なヴィンテージのリーバイス501も並んでいる。
さらに上を見れば数百万円クラスのスペシャルピースまで控えており、気兼ねなく着られるデイリーウエアから一生モノの一点物まで、同じ空間でシームレスに探せるのが面白い。
ベルベルジンがヴィンテージ好きから支持される理由
古着屋は数あれど、ベルベルジンがヴィンテージ好きから長く支持されるのには、いくつか理由がある。
レギュラー古着とスペシャルヴィンテージを同じ店で探せる
ひとつは、ラインナップの幅広さだ。日常的に着られるレギュラー古着から、数十年前のスペシャルヴィンテージまでが同じ店内に混在している。手頃な一着を探しに来て、すぐ隣で貴重な一点物に出くわすことも珍しくない。
希少なヴィンテージも実際に触れて選べる
希少なヴィンテージをガラスケース越しではなく、実際に手に取って選べるのも大きな魅力だ。生地の風合いや縫製、リアルな経年変化の具合は、どうしても写真だけでは伝わりきらない。実物をじっくりと確かめ、納得のいく一着を選べる環境がここには整っている。
現地買い付けで培った目利きと情報量がある
長年の現地買い付けで培われた、目利きの確かさと情報量も見逃せない。SNSも検索エンジンもない時代から、山田氏は電話帳を頼りにアメリカの古着屋を駆け回ってきた。
自らの足で情報を稼ぎ、自分の目で価値を見極めてきたからこそ、店に並ぶアイテムの背景まで深く把握している。これこそがベルベルジンの確固たる強みだ。
ヴィンテージの知見を活かした珠玉のコラボ
名だたるブランドとのコラボレーションも頻繁に行っている。ただ古着を販売するだけでなく、蓄積されたヴィンテージの知識や貴重な現物資料をベースに、新たなプロダクトを生み出しているのだ。
その象徴と言えるのがリーバイスとの協業。2023年の創業25周年を記念し、幻とされる「1942年製501」を復刻した。ディレクター・藤原裕氏が所有する希少なアーカイブをもとに、リーバイス本家がデッドストックのデニムを用いて忠実に再現。古着屋の熱量と目利きが、本家を動かした好例だ。
「eYe JUNYA WATANABE MAN」とリーバイスを交えた三者コラボも注目を集めている。ベルベルジン所蔵のヴィンテージデニムの風合いを、最新の転写プリント技術で落とし込むアプローチが持ち味で、これまでに「セカンド」や「サード」と呼ばれる名作Gジャンや、年代物のパンツなどをリリースしてきた。
こうした取り組みはデニムにとどまらない。2026年にはスウェットの元祖であるラッセルアスレティックと初タッグを組み、当時の「金タグ」を再現したフーディーやスウェットを制作。また、人気ブランドのセント マイケルとも、ヴィンテージTシャツのグラフィックを活かしたアイテムを展開するなど、ジャンルを越えてヴィンテージの魅力を発信し続けている。
量り売りからデッドストックまで、個性豊かな系列店たち
ベルベルジンは原宿を中心に複数の店舗を展開している。店ごとに扱う古着の色が違い、目当てに合わせて巡れるのも、この店ならではの楽しみだ。
FAQ
ベルベルジンはどこにある?
東京・原宿の「とんちゃん通り」に本店がある。原宿エリアを中心に複数の系列店を展開しているほか、下北沢にも店舗を構えている。
どんな古着を扱っている?
アメリカ古着がメイン。王道のデニムやGジャンを筆頭に、ミリタリー、ワーク、スウェット、スニーカー、スカジャン、レザージャケットまで、幅広いジャンルを網羅している。
価格帯は?
数千円台のアイテムから、数百万円クラスの本格ヴィンテージまで幅広い。普段使い用の手軽な一着から、じっくり検討して選びたい一点物まで、目的に合わせて探すことができる。
初心者でも入りやすい?
気負う必要はまったくない。手に取りやすい価格帯のアイテムも充実しており、量り売りスタイルの系列店「ストレートフロムL.A.」など、古着ビギナーが気軽に立ち寄れる店舗も用意されている。
オンラインでも買える?
公式のウェブストアがあり、店頭に並ぶ古着をオンラインでも購入可能。遠方で直接足を運べない人でも、自宅にいながら名店のラインナップをチェックできる。



