九州を代表する温泉郷のひとつとして知られている、長崎県の雲仙市。島原半島の中央部にそびえる雲仙岳を有し、観光エリアとしても人気が高い。
しかし、雲仙市の魅力はそれだけにあらず。
ダイナミックな自然を体感できる登山やキャンプ、パックラフトや海釣りなど、あらゆるアクティビティが満喫できる、外遊びスポットが凝縮されている。
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雲仙岳は、まるごとアドベンチャースポット。

大小20以上の山々で構成された雲仙岳は、本格的な縦走登山からライトハイクまで、レベルに合わせて楽しめる多種多様なトレイルコースが揃う。
ワイルドな景観が人気の普賢岳や、温泉街を一望できる絹笠山、巨人伝説が残る高岩山など、山好きなら1度は訪れてみたい名所も満載。

白雲の池のほとりにある雲仙白雲の池キャンプ場は、標高700mに位置する高原アクティブスポット。
そんな大自然に囲まれた環境ながら、じつは温泉街から徒歩20分という好立地。もちろんキャンプしながら温泉を楽しむのもあり。

そして白雲の池では、ガイド付きのパックラフト体験が可能。約1ヘクタールのコンパクトな人口池なので、ほぼ流れもなく、子どもでも安全に楽しむことができる。

一方、オトナから人気が高いスポットが、雲仙国立公園内にある雲仙ゴルフ場。こちらは、日本で最も古いパブリックコースとして開場した歴史を持つ、由緒ある施設。プレイしながら雄大な山々の自然も堪能したい。
湾岸では絶景や釣り、蒸し釜料理を堪能。

片や海側に目を向けると、国崎半島には南国風情を漂わした、知る人ぞ知る美しいビーチがある。ここは東西の幅が狭い半島のため、朝日と夕日どちらも楽しめる、一粒で二度美味しい的な絶景スポット。
しかもこちらにも市営のキャンプ場があり、事前に許可申請すれば無料で楽しむことができる。

そして、温泉地としても人気の小浜では、港から遊覧と釣りが楽しめる遊漁船が出航。釣り好きにはたまらない完全貸切のチャーター制なので、家族や友人たちと一緒に気兼ねなく乗船できる。
火山の恵みが詰まった橘湾では、豊富な釣果も期待できるため、釣りビギナーも安心して挑戦できそうだ。

そんな小浜の温泉は、105度のお湯が1日に15000トンも湧き出す、豊富な源泉が魅力。しかもその熱量は、なんと全国1位!
それにより、誰でも自由に食材を持ち込めるセルフ蒸し釜があり、本格的な蒸し料理も嗜むこともできる。温泉の蒸気で蒸した食材は、ほんのりと塩味がつき、素材の旨味が存分に引き立つとか。
アソビの後は、温泉やサウナでリフレッシュ。

いろんなアクティビティを楽しんだ後は、温泉で疲れを癒したくなるってもの。
山の雲仙温泉は硫黄泉、海の小浜温泉は塩化物泉と、雲仙市では景観も泉質も異なる2つの温泉が楽しめる。しかも、宿の日帰り入浴や共同浴場も充実しているため、気軽に湯巡りを楽しむことも可能。

そして、千々石のリゾート施設、森のしらべでは、イマドキなテントサウナも堪能できる。
自然に囲まれたプライベートな空間が用意されているから、”ととのい”もスムーズ。もちろん水風呂は、つねにフレッシュな清流!
それでいて、本州からのアクセスも悪くない。

これだけ、いろんなアクティビティが楽しめる「長崎・雲仙市」だけど、最大の魅力は、そうした外遊びスポットを、クルマがあれば1日で周遊できるってこと。もはや外遊びのテーマパークのような場所なのだ。
九州在住なら気軽に行けそうだけど、本州からはちょっと……と思ったヒト。長崎空港からクルマで1時間くらいなので、現地でレンタカーを借りるのもあり。意外とアクセスだって悪くない。

温泉郷&観光地だけに、ファミリー向けの施設も充実しているから、子どもにいろんな経験をさせてあげたいアウトドアパパは、家族を連れてドライブの延長で訪れてみては? きっと一生の思い出になるような、最高の親子の冒険が楽しめるはず!
(問)雲仙観光局 tel:0957-73-3434 unzen-dmo.com/ www.unzen.org/ morinoshirabe.com/activity/