里山から旧街道まで、アソビの延長で“歩く”ことを楽しむ、GO OUT遊歩倶楽部。第9回目の舞台は、初夏に歩くと気持ちがいい箱根の金時山。
関東近郊で「とりあえず山登りをしてみたい」という登山ビギナーが挑戦するのに、ちょうどいいレベルと言われることもあり、親子で訪れるヒトも多い。
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今回は「公時神社」から山頂を目指し、下山は矢倉沢峠に続く別ルートで「金時見晴パーキング」に向かう、約4km弱のコースを歩く。
金時山は、他にも様々なハイキングコースがあり、箱根外輪山を1周する約50kmのロングトレイルを楽しむこともできる。
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日本と中国のアクティブ系インフルエンサーが参加!

キャン(GO OUT CAMPクルー)GO OUT CAMPの名物ボランティアリーダー。富士登山のツアーガイドとしても活躍する、遊歩倶楽部の初代部長。
辻井国裕(office borshch PRディレクター)PRオフィス、ボルシチの代表。登山、自転車、パックラフトなど多彩な趣味を持つ、外遊び系ファッショニスタ。遊歩倶楽部のレギュラー部員。
YUKI(アクティブインフルエンサー)マシンピラティスのイストラクターとして活躍する傍ら、トレランやマラソン、登山などの情報を発信している。
チュウ(アクティブインフルエンサー)上海を拠点にアウトドアの情報を発信。登山歴は6年ほどで、来日は4回目。日本の文化にも興味があるそう。
キャシー(アクティブインフルエンサー)上海を拠点にアウトドアの情報を発信。登山歴は4年ほどで、日本を訪れるのは6回目。大の温泉好き。
そんな人気の山をレギュラーコンビと歩くのは、アクティブ系インフルエンサーの女性3名。しかもそのうちの2人は、中国から来日しての参加となる。そして今回は、全員で中国発のアウトドアブランド「ALL READAY(オールレディ)」のベストを着用!
キャン「中国から日本へようこそ! YUKIさんもよろしくお願いします」
YUKI「よろしくお願いします。金時山は何度も登っているけど、このルートは久しぶりです」
チュウ&キャシー「私たちは、日本の山を歩くのが初めてなので楽しみです!」
辻井「箱根は温泉も有名なので、下山後の温泉もオススメですよ」
ALL READAYってどんなブランド?


オールレディは中国のファッションシーンの拠点、上海で2023年に誕生したブランド。「EVERYONE CAN HIKE」をコンセプトに、都会と自然を行き来するアーバンハイカーたちに向けて、機能性と快適性を追求したミニマルなプロダクトを展開している。
重装備の登山もいいけど、もっと気軽に「1日で楽しめるハイキング」を通して自然との触れ合いを提唱しているだけに、GO OUT遊歩倶楽部とも相性抜群!
日本では現在のところ、ECサイト「TAO」で入手することができる。
アニメの聖地「エヴァトイレ」前で、ハイク身支度。

お揃いのベストを着用して、ハイクの身支度を整えるのは、金時公園の駐車場。その一角には、「新世紀エヴァンゲリオン」の施設をイメージした公衆トイレが設置されている。
「第3新東京市」は箱根市がモデルというのは、エヴァ好きの間では有名なハナシ。ここも聖地巡礼的なスポットとして人気が高い。


同じベストながら、選んだカラーや合わせるアイテムで個性を発揮する遊歩メンバーたち。そんな、ほどよいリンクコーデで、公園脇の鳥居を括って遊歩スタート。
今回の舞台となる金時山は、「まさかり かついで 金太郎〜♪」の童謡でもお馴染み、「金太郎」伝説の発祥地としても知られている。

それを象徴するスポットのひとつが、こちらの「公時神社」。創建時は不明ながら、金太郎のモデルとなった「坂田金時」を祀った神社で、毎年5月5日の端午の節句には、子供相撲も行われている。
公時神社を参拝して、いざ山頂へ!


まずはここで今回の登山の安全を祈願。境内には金太郎にまつわる見所も多く、そのひとつが巨大なまさかり像。
ちなみに金太郎が実在したと言われているのは平安時代。幼少期に大きなまさかりを担いで歩き、熊と相撲をとるワンパクな逸話があるが、成人後は坂田金時として源頼光に仕え、酒呑童子の退治でも活躍している。そうした物語は江戸時代に普及した。

「金太郎の伝説は、中国では唐や宋の時代の話です」なんて言いながら、チュウさんとキャシーさんに丁寧に解説する、日本の遊歩メンバーたち。2人とも興味深そうに話を聞いていたが、ネットで金太郎のイメージ画像を見せると、「かわいい!」と一気に笑顔に。

伝説としては、この地で誕生して周辺の野山を駆け回っていたことになる。そうした金太郎のローカルスポットの核心部に迫りつつ、神社の脇にある登山道から山頂を目指す。

金時山ハイクを盛り上げるために、キャンさんと辻井さんは、ビニール製のまさかりを用意。バックパックのアクセントとして抜群の効果を発揮し、すれ違うハイカーからもウケていた。
金太郎にまつわる、神秘的な巨岩がお出迎え。

まさかりを背負い、金太郎キブンで歩いていると、すぐに「金時手毬石」という巨岩スポットに到着。その名の通り、金太郎が手鞠として遊んだという大きな石で、ほんのり球体になっている。

その先には、金太郎が蹴飛ばしたとされる「金時蹴落とし岩」の姿も。これらの奇岩は、江戸時代から続く文化遺産らしく、苔むした岩肌からも歴史を感じることができる。


巨岩はあれど勾配は緩やかで、しばらくは穏やかな樹林帯が続く。さらに途中で車道を横切る場所もあるなど、このあたりは気軽に歩ける里山といったカンジ。
とはいえ登山はまだ始まったばかり。何度も登頂しているYUKIさん曰く、「まだ山頂までは1時間くらいかかりますよー」とのこと。

車道を越えると、景色が少しずつ変わり始めた。両側に背の高い笹が生い茂るなか、正面には山頂らしき山肌も見える。
そんななか、5人とも疲れた様子を見せず、ペースを落とさないでテンポよく登っていく。春ならではの穏やかな気候が、足取りを軽くさせているのかも?


そして、巨岩巡りはまだ終わらない。こちらは「公時神社 奥の院」。かつてはこの地に公時神社があったらしい。祠が置かれている大きな岩には裏側から登ることができ、岩の上には巨大なまさかりも祀られていた。
登山道からは少し外れた場所にあるけど、道標があるので見逃すことはなさそう。

こちらが、このルートの最後の巨岩スポット「金時宿り石」。これまでの岩の中でも最も大きくて迫力があるためラスボス感が満載だけど、解説によると金太郎の仮住まいらしい。
中国からの客人は、本気のハイカーだった。


宿り石を越えると、急に勾配がきつくなり、つづら折りも増えてきた。その先頭を歩くのは、キャシーさんとチュウさん。しかも元気いっぱいで、常に笑顔で楽しそう。トレランも趣味というYUKIさんも、涼しい顔をしている。

ほどなくして、山頂まで20分という看板を発見。休めそうなスペースもあるので、ここで少し休憩をすることに。
中国からの2人は、全く疲れていなさそうなので、普段どんなアクティビティをしているのかを聞いてみたところ、2人とも4000m級の山に登っているガチハイカーだった。
「オールレディ」のベストは登山で大活躍。

それでも2人ともカジュアルな登山スタイルが好きだそうで、アーバンなデザインを追求する「オールレディ」のウエアは、特にお気に入りだとか。
キャシー「みなさんとお揃いの『ワンダーベスト』は、豊富なカラバリも魅力です。私は日本の春の雰囲気に合わせて、淡いパープルカラーを選んでみました!」
チュウ「私は新作の『多ポケット軽量ベスト』を着用しました。ポケットが多くて機能的なのと、登山以外でも使えるデザインがお気に入りです」


そして休憩中にベストのポケットから日本のお菓子を取り出す2人。どちらのベストも収納力があるため、行動食もスマートに持ち歩ける。一方、辻井さんはファスナーやフードのデザインに注目。
辻井「フードが大きめで作りもしっかりしていて、キャップの上からでも被りやすいです。そのあたりのバランスも考えられていそうですね」

キャンさんとYUKIさんは、じつは「オールレディ」の『メリノウールベースレイヤー』も着用。タイダイ柄ながら爽やかな配色で、『ワンダーベスト』とのレイヤリングにもぴったり。
YUKI「すごく柔らかくて肌触りが気持ちいいです。汗もすぐに乾いてくれるから速乾性もありますね。タイダイ柄もナチュラルで、かわいい!」
山頂まであと少し! ワイルドな登山道を進む。


15分ほど休憩したら山頂を目指して遊歩を再開。ここから先は急勾配になるだけでなく、手を使いたくなるような岩場も増えてきて、本格的な登山道といった佇まい。
それでも、ゆっくりと休憩したこともあり、みんな軽快に登っていく。


高度が上がるにつれ、どんどん視界も広くなり、振り返ると芦ノ湖や仙石原が一望できる絶景スポットが増えてきた。キャンさんが、眼下に広がる箱根の名所を英語で説明するなど、和気藹々としたムードで撮影タイムが続く。

そして看板の時間通り、20分ほどで山頂に到着した。ビギナー向けの山と言われているけど、実際に登ってみると急勾配の登山道やワイルドな岩場もあり、そこまで気軽ではないかも……。
それでも、この日は平日にも関わらず、山頂は多くの登山客で賑わっていた。やはり金時山は人気スポットのようだ。
山頂で登頂旗といっしょに記念撮影!

標高1212mある金時山は、箱根外輪山の最高峰。今回は2時間弱で山頂に到着したが、公時神社からのルートは見応えある巨岩エリアもあり、短時間でいろんなシチェーションが楽しめた。
ちなみに、こちらの登頂記念旗は、山頂にある「金太郎茶屋」で食事をすれば借りられる映えアイテム。

茶屋での山頂グルメも気になるところだけど、まずは山頂にある「猪鼻神社」の石祠に、無事に登頂できたことを伝えるために参拝。
そして後半では、待望の山頂グルメを満喫! 金太郎伝説を訪ねる遊歩は、まだまだ続く……。
【#02後編へ続く】
Photo/Fumihiko Ikemoto




