「富士山×遊歩」の新定番! 美味しい湧水を絶景で味わう、忍野トレイルのススメ。【GO OUT 遊歩倶楽部/忍野村編 #01】

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「富士山×遊歩」の新定番! 美味しい湧水を絶景で味わう、忍野トレイルのススメ。【GO OUT 遊歩倶楽部/忍野村編 #01】

里山から旧街道まで、アソビの延長で“歩く”ことを楽しむ、GO OUT遊歩倶楽部。第7回目の舞台は、山梨県の南東部にある忍野村。

今回は、ここで冬の富士山を堪能するハイクに挑戦。とはいえ、もちろん富士登山をするワケではなく、絶景スポットでその勇姿を眺めつつ、美味しい湧水を味わうのが目的。

そのため、忍野村を横断して景勝地として知られる石割山の山頂を目指す。およそ12kmほどの行程になるが、街と里山どちらも楽しめるハイクになりそう。

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Table Of Contents : 目次

まずは「忍野八海」で富士山の湧水を入手!

(左から)
キャン(GO OUT CAMPクルー)GO OUT CAMPのボランティアリーダー。富士登山のツアーガイドとしても活躍する、遊歩倶楽部の初代部長。
辻井国裕(office borshch PRディレクター)PRオフィス、ボルシチの代表。登山、自転車、パックラフトなど多彩な趣味を持つ、外遊び系ファッショニスタ。
SOTOni(シンガーソングライター)登山や旅が大好きで、外遊びにまつわる楽曲も多いシンガーソングライター。GO OUT CAMPのステージに立つことも。@_sotoniyatoni_
畠山一樹(会社員)SOTOniさんの公私にわたるパートナーで、ステージはバックセレクターとして活躍。愛車はクラシカルな初代78プラド。

今回の遊歩メンバーはキャンさん&辻井さんのコンビに加えて、外遊び好きシンガーソングライター、SOTOniさん夫婦が参加。相模原在住ということで、忍野村までクルマで1時間ほどで来られるとか。

そして4人がマイボトルを持参してやってきたのは、忍野村の名所「忍野八海」。まずはここで富士山の湧水をいただく。

キャン「早朝で寒いけど、よろしくお願いします!」
SOTOni「よろしくお願いします! 夫婦揃って歩くのが大好きなので楽しみです!」
辻井「なかなか情緒がある場所ですよね。映画のセットみたい……」
畠山「ウチから近いけど、初めて来ました。こんな名所があったんですね」

「忍野八海」とは、富士山の伏流水を水源にする湧水池が点在するスポットで、国の天然記念物や名水百選にも指定されている。

その名の通り8つの池があり、「お釜池」や「鏡池」など、名前が付けられた各池を巡ることが可能。富士山信仰の富士講とも関わりが深く、かつては登山前に心身を清める行水場としても使われていたらしい。

ということで、まずは「忍野八海」を散策。池の周辺には古民家や水車小屋が立ち並び、清流が静かに流れる、まさに日本の原風景のような佇まい。

誰でも無料で見学でき、8箇所すべての池を徒歩で巡ると2時間くらいかかるため、それだけでも遊歩として楽しめそう。

水深8mの池のほとりにある採水場へ。

しかし今回の目的は、ここで入手できる富士山の湧水。そこで、お土産物屋の先にある採水スポットに向かう。「忍野八海」の中心地にあり、活気ある店内には多くの特産品が並んでいるため、ついつい立ち止まる遊歩メンバーたち。

こちらが、お店を抜けた先にある「中池」。人工池ながら、もちろんそこに満たされているのは富士山の湧水。中心部は水深8mもあり、覗き込むとコバルトブルーの美しい水面を見ることができる。

SOTOni「めちゃくちゃ綺麗! 8m先の水底までしっかり見えますね」
畠山「むしろ水底がハッキリ見え過ぎて、覗き込むとちょっと怖い!(笑)」

その一角にあるのが、富士山の湧水を無料でいただける採水場。絶え間なく湧き出ている天然水を、各自がお気に入りのマイボトルに注ぎ込み、自然の恵みを少しだけお裾分けさせてもらう。

「忍野八海」には、こうした無料の採水スポットが4箇所ほど設置されている。空のペットボトルも販売されているので、手ぶらで訪れることも可能。

湧水を汲んで、向かう先は石割山!

忍野村まで足を伸ばして、入手した富士山の湧水。せっかくなら、富士山がより美しく見える絶景スポットで、ゆっくり味わいたい! 

ということで、水を汲んだ4人が次に向かうのは、ダイヤモンド富士の撮影スポットとしても有名な石割山。東西に広がる忍野村を横断するが、まずは山頂の手前にある「二十曲峠」を目指す。

忍野村は標高936mの高原にあり、富士山や石割山などに囲まれた盆地となっている。

昨年、村制150周年を迎えた歴史ある村で、長閑ながらも暮らしやすそうな街並み。しばらくは、そんな街中の県道に沿って、ノンビリとハイク。

そしてその背後には、雪化粧の富士山がドーンと構えている。この地域から見える富士山はひときわ美しく、「忍野富士」と呼ばれているらしい。

地元の小学校や役場を横目に、サクサク進んでいく4人。じつは部長のキャンさんは、このあたりは昔から馴染みある場所なんだとか。

キャン「地元が富士吉田市で、ここからクルマで20分くらいなんですよ」
SOTOni「えー、忍野村もよく来るんですか?」
キャン「ですね。それこそ友だちを忍野八海に連れていったり」
辻井「じゃあこの道を歩いたことも……」
キャン「いや〜、クルマで通過するくらいですね。だから歩くのは新鮮です」

【承天寺】山梨県南都留郡忍野村内野192  tel:0555-84-2356

そんなハナシをしながら歩いていると、大きなお寺が見えてきたので、山門前で休憩させてもらい、ちょっと立ち寄ってみることに。ここは平安末期の1184年に創建された「承天寺」。なんと800年以上の歴史がある。

本堂まではお邪魔しなかったが、境内にある立派な鐘楼を見学させてもらった。他にもいろいろと見所が多そうなので、忍野村を訪れる際は、観光スポットに加えてもよさそう。

湧水で作られた、ご当地グルメを堪能。

【八海とうふ】山梨県南都留郡忍野村内野537-4 tel:0555-84-3029

お寺から少し進むと、今度は地元の美味しそうな豆腐屋を発見。このあたりは富士山の新鮮な湧水で作った豆腐が名物のひとつらしい。

店内に入ってみると「富士山豆腐」が売られていた。今回の遊歩のテーマ的にも、これは食べるしかない!  ということで、みんなで1個ずつお買い上げ。

ちょうど小腹も空いたタイミングだったので、そのまま店先で味わってみた。バッグにカトラリーを忍ばせている、ハイカーならではのフレキシブルな選択肢かも。

キャン「忍野村の豆腐は、昔から美味しいって有名なんですよ」
SOTOni「確かに、濃厚で大豆の旨みがしっかり感じられます!」
畠山「富士山の麓部分が胡麻豆腐になっているんですね」
辻井「たまには、こんな行動食もありですよ」

お寺で休憩して、新鮮な豆腐を味わい、鋭気を養った4人は再び遊歩を再開。しばらく歩くと、今度は広大な農地が広がる農道に出た。

冷たい風が吹き抜けるなか、街中と変わらず楽しそうに歩くメンバーたち。視界も一気に広がり、これから登る「石割山」の姿もしっかりと目視できる。

遊歩ハイクの相棒、バックパックを拝見。

SOTOniさん夫婦は共に登山好きで、バックパッキングの旅をすることも。そのため2人とも、バックパックは本格的なハイカーモデルを愛用。

SOTOniさんは八ヶ岳の縦走でも活躍したという「ハイパーライトマウンテンギアのコンツァー35」。畠山さんは「山と道のミニ2」に、旅で訪れた先の国旗のワッペンをセットしている。

辻井さんは「オーエムエムのクラシック25」。今年はこれでハンモック泊に挑戦するとか。キャンさんは「ホロのユーティリティバックパック」。ボトム部分がソフトクーラー仕様になったギミックが新鮮。

そして4人ともサイドポケットには、富士山の湧水が入ったボトルが、しっかりと収納されている。

ここが頂上? 大パノラマが広がる展望テラスに到着。

農道を過ぎると、いよいよ「二十曲峠」に差し掛かった。その名の通り、カーブが連続で続く峠道で、徒歩でゆっくり登っていく。

途中でうっすら冠雪している箇所もあるため、滑らないように慎重に歩くことも。これなら山頂は、結構雪が積もっているかも?

カーブが続く峠道を登りきると、目前に富士山が一望できる展望テラス「SORAnoIRO」に到着した。

2022年にウッドデッキが新設されたばかりの綺麗な広場となっているが、ここまではクルマでも来られるため、気軽に絶景を眺めることができる。

富士山を見ながら、もはや山頂に到着したようなテンションで、目の前に広がる大パノラマを楽しみ、和気藹々と記念写真を撮る4人。

しかし実際には、まだ山頂との標高差は250mほどあり、ここから本格的な登山が待っていることは、このときはまだ知る由もなかった……。

【#02後編へ続く】

Photo/Fumihiko Ikemoto

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Masatsugu Kuwabara
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