蘇った「チョコミント」。ダナーとタコマフジレコードの名作ブーツが、待望の復刻! 

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Danner(ダナー)」と「TACOMA FUJI RECORDS (タコマフジレコード)」。これまで幾度も協業を重ね、そのたび名作級のコラボアイテムを送り出してきた両者が、この秋、名作中の名作である“初代コラボブーツ”を復刻します!

今回は、そんな最新コラボの見どころをご紹介。また、タコマフジの代表・渡辺友郎氏のアトリエで、そのこだわりやエピソードも伺いました。

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初代モデルを忠実に再現。

DANNER FIELD TFR ¥38500

このコラボブーツの最大の特徴といえば、なんといっても、通称「チョコミント」と形容されるユニークなカラーリング。そこにはタコマフジの渡辺さんの直感とこだわりが滲んでいるワケですが、それについてはのちの章で触れるとして、まずは、このダナーのブーツ自体の特徴をおさらい。

ベースモデルは、“DANNER FIELD R”。1979年に世界で初めてゴアテックスを搭載した名作“DANNER LIGHT”をオマージュしながら最新テクノロジーを取り入れた1足です。

ちなみに2019年に製作されたダナーとタコマフジの初代コラボモデルのベースは、“DANNER FIELD”でした。そこで“無印”と“R”の違いについても、ブーツのディテールに迫りながら、少しご紹介。

ミント色の革は、ブーツのアウトサイド側とインサイド側とで、じつは表革とスエードを使い分けている。より汚れのつきやすいアウトサイド側の堅牢さをUPするための工夫であり、それがデザインアクセントにも。

アッパーデザインやディテールは、前述の通り“DANNER LIGHT”の意匠からインスパイアされたもの。そこに、奥行きある濃淡が特徴の防水レザーを採用し、ヴィンテージテイストを表現しながら機能的に。

最新コラボブーツの特徴でもっとも特筆すべきは、アウトソールが刷新されたこと。これはVibram社と共同開発したS2584 Traction Cascadeソールで、Traction Lugの機構とMEGAGRIPコンパウンドを採用しています。

初代コラボモデルに比べると、つま先部分の先端は若干短く設計。

シューレースホールに沿って走るアイステー部分とヒールパーツ、それぞれにステッチを追加することで、細かくタフネスの増強がなされています。

クッション性の高いオーソライトのインソールまでコラボのプリント入りで、コダワリに余念ナシ。赤色の替え紐が付属します。

いずれも、時代遷移に応じて機能や品質を高めようと変化を加えてきたディテール。ベースモデルの元になった名作・ベースモデル・初代コラボモデル・最新コラボモデル、とその足跡を辿れるというのも醍醐味だ。

仕掛け人・タコマフジの渡辺さんを訪ねて。

渡辺友郎/タコマフジレコード 代表 1974年8月、東京生まれ。アメリカの大学を卒業し、旅行代理店に勤務した後、ビクターエンタテインメントに入社。ビジュアル・プランナーとしてCDジャケットや物販アイテムの制作業務を担当したのち独立。2008年、“架空のレコードレーベル”がコンセプトのTシャツブランド「タコマフジレコード」をスタート。

発売を前に、コラボの仕掛け人であるタコマフジの渡辺さんのアトリエを訪ねました。聞けば、初代コラボブーツは発売から5年以上経ったいまでもダナーへの問い合わせがあるそうです。

「この最新モデルは、ベースになった初代モデルのディテールにより忠実。それでいてしっかり最新技術でブラッシュアップされている。いいブーツだと思います」

「ダナーは、学生時代から30代頃によく履いていたんですよ。だから、オファーがあったときは『マジで⁉︎』って嬉しかったですね」と、コラボ当初のときを振り返りながら、いまも大事に履いているという初代モデルの私物を見せてくれる渡辺さん。

「ダナーは、履き続けるとスニーカーのような履き心地になる。ストレスなく履けるから、一度履きはじめるとしばらくは毎日そればっかりになっちゃうんです。“ダナー・ハイ”です」

忠実に復刻するうえでとくにコダワったのは、やはり「チョコミント色」の再現だとか。ちなみに“カラーリング”は、渡辺さんにとってモノづくりの発端になることが多いそうです。

「コッテリした色合いが好きです。今回のカラーリングもそうで、いろいろ考えたけど最初にグッときたこの配色に決めました。“完成した配色”っていうものがあると思っています。スポーツチームのカラーが分かりやすい例だと思うけど、そういう配色は意識してます。2回目のコラボで制作したオレンジと茶色の配色は、オレンジジャムが入ったチョコパイみたいなお菓子から着想しました

ところで、最新作をまったく新しく作るよりあえて復刻を選んだのは、初代モデルの完成度の高さゆえ。「初回はラッキーパンチだった」と謙遜しながらも、渡辺さんらしい音楽の例えでこんな風に言っていたのが印象的でした。

ファーストアルバムが一番イイって話、よく聞きませんか? 本当はそんな事ないんだけど、そう言われるのは、例えば25歳で作成した楽曲には25年分の何かがそこに詰まってる、要は高濃度なんですよね。僕がダナーと作った最初のチョコミントも、そんな感じだったのだと思います。

THE WORKHORSE T-SHIRTS ¥7920/THE WORKHORSE CAP ¥7920

ブーツと同時にTシャツとキャップも製作。初回コラボ時と同様、架空のストーリーを背景にした「WORKHORSE」をもとに、ジェリー鵜飼氏が手がけたアートワークを新しいデザインに落とし込んだもの。

発売前から“すでに名作”。

渡辺さんの私物もいい具合に履き込まれていましたが、おそらくそれ以上に初代モデルをクタクタにしているヒトもいるはず。改めて、最新モデルをイチから履き込むのもオツです。もちろん、あのとき買えなかったアナタの1足目にも。

Photo/ITCHY


(問)ダナーインフォメーション tel:03-3476-5661 jp.danner.com

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Masahiro Kosaka
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