いまやベーシックなダウンウエアを代表するブランドとして定着した感のある「TAION(タイオン)」。ミニマルなデザイン、豊富なカラバリ、高品質ながらリーズナブルと、3拍子揃ったプロダクトを送り出し続けている。
近年は「マウンテン」や「ミリタリー」、「ワーク」といったさまざまなラインを展開し、コンセプトの異なる多様なモデルがラインナップ。それだけに、タイオンだけとってもどんなダウンを選んでいいか迷うことも……。
そこで、GO OUTスタッフが実際に着用して、「これは!」と思ったモデルを厳選。冬スタイルの即戦力になり得る10着をセレクトしてみた。
Table Of Contents : 目次
01. ボリュームとシルエットのバランスが◎なベスト。
マウンテン パッカブル ボリュームダウンベスト ¥14300
レイヤリング次第で3シーズン活躍するダウンベストは、1着は持っていたいアイテム。こちらは高密度マイクロリップストップ生地を使用し、800FPの上質なダウンを封入した1着。
ほどよいボリュームとボックスシルエットのバランスも秀逸で、発色のよいパープルカラーも、ちょいレトロなルックスにマッチしている。
要所のフリース生地が、さりげなく快適!
左右のポケットは、フラップポケットとサイドポケットが2重になり、どちらも内部がフリース生地になったハンドウォーマー仕様。手を入れるだけで温かさを感じられるのは嬉しい。
さらにフロントジップの顎に触れる部分にもフリース生地が使われているため、ジップをフルクローズにしてもストレスフリー。
どちらもさりげないギミックだけど、これがあるだけで着用時の快適性がアップする。
02. 上質ダウンを封入したリバーシブルスカジャン。
ジャパンスペシャル リバーシブル スカジャン ダウンジャケット ¥19910
リバーシブルで使え、刺しゅうも施された本格的なデザインのスカジャンに、800FPの上質なダウンを封入。優れた保温性を確保しつつ、スマートに着用できるダウンアイテムに仕上げた。
裏面もスカジャンのデザインを細部まで踏襲。しかし、こちらは高密度ナイロン生地にすることで、よりダウンらしい佇まいに。
真冬でもスカジャンを楽しみたいって人はもちろん、アメカジ好きにとっては裏表どちらも即戦力になりそう。
スカジャンのディテールが、かなりリアル!
ベロア生地の表側は、背面にも大きな刺しゅうが入っている。しかも日本のスーベニアを意識したような、リアルなデザイン。
裏側のナイロン面は、ダイヤモンドキルトのステッチ入り。スカジャンらしいディテールの両玉縁ポケットも映える。
03. コーデの主役としても活躍するインナーダウン。
ジャパンスペシャル チャイナボタン ダウンジャケット ¥12980
インナーダウンながら、コーデの主役としても使えるチャイナダウンジャケット。ワントーンのモデルもあるなか、編集部が注目したのは、ユニークなデザインが引き立つマルチカラーの1着。
そしてこちらもリバーシブル仕様。裏面はベーシックなカラーレスのインナーダウンとなり、スタイルによって使い分けることが可能。
同シリーズのダウンマフラーもあるので、セットで使うと、より一体感が増す。
裏表でジップの見せ方に差を付けたギミックがお見事!
縦キルト側は、ジップが見えない比翼仕立てなので、クローズするとチャイナボタンでも違和感なし。それでいて防風性も高いので実用的。
逆に裏側はファスナー付きポケットも含め、ジップを効果的に使用。シンプルなデザインだがほどよいアクセントになっている。
男女問わずに使えるジェンダーレスなアイテムなので、夫婦やカップルでシェアリングするのもあり。
04. サープラスウエアの定番、M65ライナーをクリーンに。
ミリタリー M65 ライナーWジップ ダウンジャケット-ソフトシェル ¥11000
ミリタリーラインからリリースされるキルティングジャケットは、サープラスウエアの定番、M65ジャケットのライナーを、タイオンらしくクリーンにアレンジしたモデル。
ベーシックなオリーブ系のカラーも魅力だけど、清潔感のあるオフホワイトのカラーリングが新鮮。ミリタリーアイテムがベースながら、カジュアルなスタイルにもマッチする。
ボタンやジップの取り入れ方が秀逸。
ミリタリーラインの特徴のひとつ、ファスナースリットも装備。着用したままインナーにアクセスしやすいだけでなく、ベンチレーション代わりにもなる。
フロントはジップ仕様だけど、ライナー感を高めるスナップボタンも配置。こちら、デザインかと思いきや、実際に使うことができ、ボタンを留めることで、シルエットを細身にできる。
05. ダウン×ボアを、ミリタリースタイルで表現。
ミリタリー リバーシブル ハイネック ダウンジャケット ¥14850
ミリタリーライクなウェーブキルトと、温かみのあるボアフリースの両面が楽しめる、シバーシブル仕様のダウンジャケット。キルト側は、5mm角リップストップ生地を使用し、ボアがチラ見えするパッチポケットを装備。
フリース面は、ソフトな肌触りが魅力のマイクロボア生地を使用。キルト面よりカジュアルな印象が漂うため、リラックスコーデにも最適。
ソフトなマイクロボアを効果的に取り入れたい。
ボアを内側にするとブランケットに包まれているような柔らかい着心地が楽しめる。ジャストサイズを着用しても、ファスナースリットを開けることで動きやすくストレスフリー。
ボアを外側にすると、無骨なミリタリーテイストが消え、ナチュラルなフリースジャケットに。こちらはプレーンなルックスにマッチする、ファスナーポケットになっている。
06. マンハッタンポーテージとのコラボモデルも狙い目。
Manhattan Portage ソフトシェル ボリュームダウンジャケット ¥29700
90年代のストリートでブレイクしたバッグブランド、マンハッタンポーテージとのコラボモデルは、当時のカルチャーを踏襲したようなオーセンティックなルックスが魅力。
ボディには、コシがあり肌触りの良い高密度マイクロミニリップストップ生地を使用し、左裾には両ブランドのピスネームを重ねた、これまた90年代の“ダブルネーム”を彷彿とさせるデザイン。
じつは収納力や携行性にも優れたアクティブ派。
バッグブランドとのコラボモデルだけに(?)、収納力もバツグン。内側のポケットは、タブレットも余裕で入る大容量。さらにその内部にミニポケットもあるため、小物もスマートに収納できる。
専用のスタッフサックにコンパクトに収納可能。カラビナも付いているため、マンハッタンポーテージのメッセンジャーバッグに吊り下げて持ち運ぶこともできる。
07. 登山にも対応するハイスペックな900FPモデル。
続いてはマウンテンラインから、実力派のインナーダウンフーディをセレクト。登山にも対応するスペックを有し、タイオンのシリーズにおいて最上質のダウンを採用。薄手なので重量も最軽量となる。
それでも保温力が高く、裾と袖口にストレッチパイピングテープを施すことで、防風性も強化。シェルジャケットのミッドレイヤーとして取り入れても、かさばらないシルエットになっている。
薄手ながら上質なダウンで、見た目以上に温かい!
400Tの高密度マイクロリップストップ生地に、900FP+の上質なダウンを封入したハイスペックモデル。内部にはバインダーポケットも装備。
フード部分はコンパクトながら、余裕を持って頭部をカバーできるシルエット。フロントのスナップボタンをフルクローズすると、顎周りまでしっかり覆ってくれる。
08. フリース袖とチェック柄プリントの切り返しが新鮮。
マウンテン クラシックハイネック ライトダウンジャケット ¥12980
同じくマウンテンラインから、ダウンベストとフリースジャケットをレイヤードしているようなアウターに注目。高密度マイクロリップストップ生地の見頃は、ベーシックなブロックパターンにオンブレチェックのようなプリントが施されている。
そのためアウターとして使ってもスタイルに変化を出せるが、ジャケケットのインナーにしてもフリース生地の両腕が動かしやすくて快適。
アウトドア仕様の素材&機能が魅力。
アウトドアウエアではお馴染みの、ポーラテック社のフリースを採用。優れた保温性に加え、袖をストレッチパイピングテープにすることで防風性も高めている。
左胸のファスナーポケットは片手でアクセスしやすい位置にあり、コンパクトウォレットやカードケースなど、ちょっとした小物を収納するのに最適。こちらもアウトドアウエアに多用される機能ギミック。
09. 要所にリベットを打ち込んだ無骨なルックス。
ワークラインからリリースされるダウンジャケットは、表地にタフな高密度コーデュラ生地を使用しつつ、リベットやスクエアポケットも際立つ、無骨なスタイルが魅力。
往年のワークウエアをベースにしたデザインながら、ダウンアイテムなので軽量かつ保温性が高く、専用のスタッフサックにコンパクトに収納可能。
ワークウエアのディテールや無骨さをスマートに体現。
左右のポケットに加え、左腰にもフラップポケットを配置。さらにペインターパンツやオーバーオールに見られるハンマーループも装備。ワークアイテム特有のディテールも違和感なく取り入れている。
ボディには、高密度のコーデュラ生地を採用。軽量ながら耐久性にも優れていため、DIYなどの作業シーンでも活躍しそうだ。
10. ダウンコーチジャケットはカジュアルに羽織れる1着。
スポーツウエアのコーチジャケットをモチーフにしたダウンウエアは、スタイルを選ばずカジュアルに羽織れる1着。ゆとりのある身幅になっているため、厚手のスウェットやパーカとレイヤリングしてもストレスフリー。
こちらのタイガーストライプの総柄モデルは、ストリートで存在感を発揮するルックス。他にもバンダナ柄やレオパード柄などが揃う、豊富なカラバリ展開もタイオンの魅力。
ボタンやドローコードもデザインにマッチ。
フロントのスナップボタンは、リベットのようなデザインで、タイオンのブランドネームも刻印。スクエアキルトのベーシックなボディなだけに、ほどよいアクセントとして効いている。
裾のドローコードはコーチジャケットならではのギミック。シルエットを調整するだけでなく、冷気の侵入を防いだり温度調整に使ったり、シンプルながら機能的なディテール。
冬の主役アウターはタイオンで探そう!
今回セレクトした10着は、すべてタイオンの公式サイトで入手可能。どのモデルも豊富なカラバリが揃っているし、もちろん他にもさまざまなダウンアイテムを展開しているので、公式サイトをチェックすれば、お気に入りの1着が見つかるはず。
この冬の主役アウターは、デザインとコスパを両立するタイオンで探してみては?
Photo/Shouta Kikuchi
(問)タイオン tel:052-684-5182 taion-wear.jp/