ワールドクラスのライダーと並んで激走⁉︎ Burton肝入りのスノーイベント、潜入レポ。

作成
pr
ワールドクラスのライダーと並んで激走⁉︎  Burton肝入りのスノーイベント、潜入レポ。

Burton Mystery Series」は、Burton(バートン)が2022年から開催するスノーイベント。ワールドワイドなイベントであることはさることながら、「大会で見られるような本格コースを特設」「一般参加が可能で、しかも無料」「世界で活躍するプロライダーたちとセッションできる」などなど、気になるトピックてんこ盛り……!

コレは参加するっきゃない!ということで、2024年1月20日(土)、福島県・星野リゾート ネコマ マウンテンでおこなわれたこのイベントに潜入してきました。

Table Of Contents : 目次

世界レベルの選手たちと滑走できて、参加費無料。

イベントは2つの特設コースで構成され、そのひとつは、バンク(傾斜のついたカーブ)が連続する「バンクドスラローム」。ここでは、参加者たちが順番にコースを滑走し、そのタイムを競います。ルールはシンプルですが競技性もしっかりあって、中級者からトップアスリートまでがフラットに楽しめるのが特徴です。

特設コースは前日の夜に完成され、イベントの翌々日には解体される。この瞬間だけのライドを体験できる、特別感タップリの舞台だ。

もうひとつは「パークセッション」。この日のために設られたパークコースを、参加者全員が入り乱れて滑走。あらゆるライダーたちがひとつのコースを共有しながら、互いに影響を与え合える場です。

バンクドスラロームのタイムトライアルは200名の定員制でしたが、応募開始からあっという間に上限人数に達してしまったとか! エントリーにあぶれてしまっても、パークセッションにはもちろん参加できるから、イベントは十分に楽しめます。

ゲレンデの施設内にはBurtonのリゾートレンタルサービスが常設されていた! 手ぶらで行っても参加できる気軽さがイイ。
この日集まったのは、中山悠也、ミッケル・バング、ベン・ファーガソン、片山來夢、降旗由紀の5人のゲストライダーたち。開会式から会場に自然に溶け込み、参加者たちと写真を撮ったり、握手を交わしたり……!

そして、このイベントのもうひとつの大きな特徴が、「ゲストライダー」の存在。いままさに世界で活躍中のトップライダー5名が参加するばかりか、ナント、一般参加者たち全員と同じコースを滑走! ワールドクラスのライダーと並んで滑走、なんて夢のようなセッションも叶っちゃうワケです。

年齢や国籍の垣根なく集まった参加者たち。開会式からすでに一体感のあるムードだった!
Burtonユースチームの一員として高校卒業前にコンテストシーンで頭角を現し、現在はとくにバックカントリーを主戦場に数々のムービー作品で世界に影響を与えるミッケル・バング(左)/ハーフパイプでの独創的なライドに定評があり、2022年には自身が監督・主演を務めた『FEELING TIME』を世に送り出したベン・ファーガソン(中右)/2023年、ダニー・デイビスが主宰する「PEACE PARK CHAMPIONSHIPS」で王者に輝いた片山來夢(中右)/東北のバックカントリーを中心に活動しながら、サーフィン、スケートボードなどにも傾倒し、屋内スケートボウルを備えた自身のショップも経営する降旗由紀(右)

これだけ特別な舞台ですが、腕に覚えのあるライダーならだれでも気軽に参加できるという敷居の低さもポイントで、シ・カ・モ、イベント参加費は無料(リフト券 or シーズン券の購入は必要)なんです!

参加者全員、上手すぎ! 観てるだけでも楽しめちゃう。

バンクドスラロームは「午前の部」と「午後の部」に分かれ、200名の参加者はそれぞれの部で1回ずつの滑走権を持ちます。2回のライドで優れたタイムを出したライダーには、賞品や賞金の授与が!

13のバンクから成るコースは、パラスノーボード日本チームによるバックアップのもと、北京パラリンピックにも出場した岡本圭司氏がプロデュース。
性別、年齢、スキルレベルの垣根なく、全参加者が同じコースを滑走できるのも醍醐味。それにしても、キッズライダーたちの参加率が想像以上に高かったし、しかもオトナ顔負け(一切お世辞抜きに!)のライドを見せるのには、正直かなり驚いた!
アナタも、トップライダーなの……?と見紛うほどの腕前を見せる、一般参加者たち。爽快感MAXな彼らのライドを眺めているだけでも、十分楽しめちゃう。

バンクドスラロームを抜けた先にはパークコースが待ち受けていて、ジャンプやグラトリなど、参加者たちが思い思いの滑りで魅せます。

さまざまな傾斜や高さのキッカーやテーブルトップ、またレールやボックスなどが配置された多面的なコース設計。どのパークアイテムを選びながら滑るかで毎回違ったライドになるから、繰り返し滑る楽しさがあり、奥が深い。
Burton主催のイベントだけに、全身Burtonで固めたライダーも多かったが、もちろん、どんなブランドを着ていたってOK。スノーボードを愛するすべてのライダーに開かれたイベントだ。
ちなみに、バンクドスラロームとパークコースのちょうど中間地点にはDJブースが設置され、ノリのイイ音楽と絶え間ないMCで会場を大いに盛り上げていた!
また、この日のイベントを陰から支えていたのは「POW(Protect Our Winters)」。冬のアウトドアフィールドを気候変動から守るため、ゼロカーボンを目指した活動などを続ける彼らの協力により、ゲレンデのすべてのリフトが「再エネ」で稼働していた!

このパークコースでは、午前と午後に「ミニコンテスト」を開催。その時間内に会場を湧かせるパフォーマンスを見せたライダーには、ゲストライダーたちから景品が手渡されました! 

ちょうどカラダも暖まってきたタイミング。とっておきのジャンプやトリックを見せる参加者たち。
ちゃっかり、サインをもらっちゃう参加者。会場ではつねに、ゲストライダーたちとのカジュアルなふれあいの場面が見られた!

ワールドクラスのジャンプ、ハンパじゃなかった!

イベント中もっとも会場が盛り上がったのは、やはりなにをおいても、ゲストライダーたちによる「デモ走行」。ワールドクラスのパフォーマンスをゼロ距離で観られる機会は、そうそうありません!

3人並んでキッカーに入っていくゲストライダーたち。スゴイ迫力!

一般参加者たちもかなりの腕前だったので、彼らのライドを観ているだけでエキサイティングでしたが、それでもゲストライダーたちの滑りは、さすがに異次元レベル。一発目のジャンプから、思わず「うっわ、やば〜!」と声が漏れてしまいます……!

ベン・ファーガソン。ジャンプの高さが段違い……!  圧巻のライドに、取材に同行していたカメラマンもスイッチ入ってました(笑)
ミッケル・バングは、回る……‼︎

そんなゲストライダーたちの迫力のライドを目の当たりにした参加者たちにも火がついて、イベント終盤に向けて会場のボルテージも急加速的にUP!

この3月に、日本で再び開催される!

かくして、会場のムードも一体感も最高潮に達したところで、イベント終了。閉会式ではバンクドスラロームの表彰もおこなわれて、スーパーグロム(小学生以下)・ヤングスター(中学・高校生)・オープン(19〜29歳)・マスター(30歳以上)のそれぞれの部門で男女3名ずつの上位者が選出されました。

各部門でトップスコアを叩き出したライダーたちには賞品や賞金が贈られましたが、この日をともにした参加者からのアツい拍手が、なにより印象的だった!
これにてイベント終了! 参加者全員で記念撮影。この1枚に、雪山にまつわるコミュニティーもひっくるめて力を注ぐBurtonらしさがまさに表れている気がする。

たった1本のコースを舞台に、こんなにもピースフルで刺激的なイベントを完成させてしまうBurton。集合写真を見返すと、こんなに大勢集まってたんだ⁉︎と、ブランドの求心力とスノーボード熱の高さに驚かされます。

さて、この「Burton Mystery Series」、3月9日(土)にふたたび日本で開催予定。場所は福井県・スキージャム勝山で、ゲストライダーたちの顔ぶれも新しくなるみたい! エントリー開始は2月9日(金)10:00なので、それまでにこちらのサイトを要チェックです。今回は取材に徹した我々も、次は参加できるよう、腕を磨いておかないと……!

Photo/Shintaro Yoshimatsu


(問)Burton tel:03-4316-4709 Burton.com

Masahiro Kosaka
作成