アメカジの街で、 キャンプで使えるミリタリーアイテムを発見!【甲斐さんぽ 〜東京名店巡り〜】

アメカジの街で、 キャンプで使えるミリタリーアイテムを発見!【甲斐さんぽ 〜東京名店巡り〜】

GO OUT本誌でもお馴染み、バンブーシュートの甲斐さんが、毎回、様々なファッション業界人のゲストと共に、東京の名店を巡るショップツアー連載「甲斐さんぽ」。

第11回目のゲストは、ヴィンテージのミリタリーギアやアメカジ古着が揃う中目黒のショップ、hallelu(ハレル)の加瀬さん。

同じく中目黒を拠点とするバンブーシュートとは“ご近所さん”であり、甲斐さんとの付き合いも長く、その出会いはお互いが古着屋のスタッフ時代にまで遡る。

左/甲斐一彦(BAMBOO SHOOTSディレクター)バンブーシュートのディレクターとして活躍中。 右/加瀬善隆  (hallelu代表)各国のミリタリーウエアやアメカジアイテムを中心に、キャンプギアなども取り扱う中目黒のショップ、ハレルを営む。

そして今回の散歩の舞台は、前回に続き再び上野。訪れたいショップが多過ぎるため、前後編の2回に渡ってお届けすることに。

甲斐「おはよう!」

加瀬「おはようございます! ……なんかサッパリしてません?」

甲斐「サウナに行ってきたから」

加瀬「え? 今、朝の10時半っすよ?(笑)」

甲斐「今ハマっていてさ。上野でどうしても行ってみたいサウナがあったから、8時入りした。もう、いつでもビール飲めるよ」

加瀬「いやいや、これからが本番ですよ! 今日は上野でミリタリーのアイテムを掘るっていう……」

甲斐「ミリタリーといえば加瀬くんだからね!」

加瀬「行きたいお店をピックしてきたので、よろしくお願いします!」

今回も上野駅の不忍口に直結するアメ横の入口からスタート。実は上野はミリタリー系のショップも充実しているエリア。そこで今回は、“キャンプで使えるミリタリーアイテム”を探すことに。とはいえ、訪れるショップは前回同様3店舗で、歩く距離は1kmほど。
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【SHOP1】中田商店

東京都台東区上野6-4-10   tel: 03-3831-5154 11:00〜19:00(月〜金)、10:00〜19:30(土、日) 無休(元旦のみ定休) www.nakatashoten.com/

まずは、アメ横のアイコンと言っても過言ではない、老舗の名店「中田商店」へ。1956年創業と歴史も長く、米軍放出品のサープラスウエアから、各軍のレプリカ系アイテムまで豊富に揃う。

上野に遊びに来たら、ミリタリー好きならずとも1度は訪れておきたい名所的なスポットでもある。

加瀬「やっぱりここはハズせないです。久しぶりに来たけど、相変わらず圧巻の品揃えですね。しかも本当にどれもリーズナブル」。

甲斐「上野ならではの価格帯だよね。そういうのってオレたちが若い頃からあまり変わってない気がする」。

大量に並ぶアイテムを前に掘り出しモノを物色する2人。ほぼバイヤー目線で真剣にチェックしていく。

加瀬「フランス空軍のジャケットのレプリカとか、かなりマニアック。こういうものが揃っているのもいいですよね。ファッション的にもおもしろい」。

甲斐「パッチとかちゃんと作ってあるもんね。しかもそれが見やすくディスプレイされているし」。

U.S. ARMY  M-65用キルティングライナー ¥5800

そして加瀬さんがいきなりレアな一着を発見。こちらはM65ジャケット用のライナーながら、アウターとして単体でも使用できる代物。

加瀬「同じモデルのオリーブを所有しているけど、グレーは珍しい。しかもデッドストックというのも貴重。ネットでもオリーブのユーズドしか出てこないですよ」。

加瀬「個人的にはアメリカンアパレルが作っているっていうのもポイント。正直、まだあるところにはあるんだなって印象です。しかもこの金額は買いですよ」。

U.S. ARMY ダッフルバッグ ¥7800

そして甲斐さんも同じく、米軍放出品に注目。こちらのダッフルバッグは、シンプルな一気室ながら80Lと大容量で、ミリタリーアイテムならではのタフな作りも魅力。

甲斐「キャンプで使えそうって目線で選んだけど、このバッグは昔から大好きで、若い時に愛用していたことがあるんだよ。やっぱ今見てもかっこいいなって」。

甲斐「ざっくりした作りがいいよね。ギアとかもまとめて入れられるし、汚れも気にならないから、キャンプでも重宝すると思うよ。久しぶりに使いたくなってきた」。

オープンと同時に入店し、久しぶりの名店を満喫した後は、さらにマニアックなショップへ。

加瀬「次のショップはサバゲーの専門店なんですよ。僕も初めて行くけど、細かいギアとかいっぱいあるみたいで」。

甲斐「あれ、加瀬くん、サバゲーやるんだっけ?」

加瀬「やったことないです(笑)。でも、アウトドアで使えそうなアイテムとか掘り出せそうじゃないですか?」

甲斐「確かに、ありそう!」

本日の2軒目は、アメ横から5分ほど歩いた路地にある小さな看板が目印。路面店ではないので、フラっと立ち寄るってより、目的を持って訪れる人が多そうだけど、はたして2人の食指は動くのか?

【SHOP2】military shop MAITRI(ミリタリーショップ マイトリー)

東京都台東区上野3-19-4 KEN BUILDING 2F  tel: 03-6803-0350 11:00〜120:00 無休 maitri.shop-pro.jp/

マイトリーは2014年にオープンしたミリタリーショップで、サバゲーにまつわるウエアや小物を扱っている。

どことなくアウトドアショップにも通じる品揃えとなっているが、冬季は防寒系のアウターや多機能ベストが人気だとか。しかし2人は、大量にディスプレイされた小物に夢中に……。

甲斐「おもしろそうな小物がいっぱいあるけど、……何に使うのか全くわからない(笑)」

加瀬「ですよね。僕も同じこと思っていました。でも軍モノって本当になんでもありますね」

サバゲーは守備範囲外の2人とっては初めて見るアイテムばかりで、改めてミリタリーカルチャ―の奥深さを体感している様子。

そしてアウトドアギアを探すノリで、サバゲーのウエアや装備品をチェックしていく。

MECHANIX WEAR エプロン ¥4280

そんななか甲斐さんは、自転車乗りの間でグローブがブレイクしたブランド、メカニクスウエアのエプロンを発見。

甲斐「メカニクスウエアのエプロンって珍しくない?  グローブは使っていたことがあるけど、エプロンは初めて見た」。

かなり気になったらしく、全体のシルエットやデザインも見せてもらうことに。

甲斐「これいいじゃん! 自転車や自動車の整備用のアイテムだと思うけど、ポケットが多いからキャンプでも使えそう」。

一方、加瀬さんは、専用のハーネスとセットで使うハイドレーションパックを手に。もちろんこちらも、サバゲーで使うミリタリーアイテム。

加瀬「実は同じようなモデルを、キャンプでジャグ代わりに使っているんですよ。でもこっちのほうがサイズ感とかデザインがいい感じかも」。

CONDOR OUTDOOR 1.5Lハイドレーションパック ¥3870

こちらはTPU素材で作られた軽くて丈夫なウォーターパック。吊り下げスロットも付いた上部は大きく開閉できるため、洗浄や乾燥も容易。

加瀬「これに水を入れて軍用タープから吊り下げておくと便利なんです。ミリタリー系のブランドだけにカラーリング的にも馴染んでくれると思いますよ」。

上野界隈らしいマニアックなミリタリーショップを堪能した2人は、最後はベーシックなアメカジ系の古着屋を目指す。

甲斐「さっきのショップ、おもしろかったよね! ああいうミリタリーの小物は、アイデア次第でいろんな使い方ができそう」

加瀬「装備系はリーズナブルだから遊び感覚で買えるのがいいですよね。気になるアイテムがいっぱいあったから、あとでゆっくり使い道を考えようと思います」

【SHOP3】MAGAZINES(マガジンズ)

東京都台東区上野 4-8-1  tel: 03-3836-9565 11:00〜120:00 無休 magazines.co.jp/index.html

2人が最後に訪れたのは、古着屋としても長い歴史を持つアメカジショップ、マガジンズ。今秋に店内をリニューアルし、最新アイテムが並ぶ1Fと古着をメインに扱う2Fの、2フロア展開となっている。

なかでも古着は貴重な50sのヴィンテージから、トレンドを意識した90sユーズドまで、かなり幅広い品揃え。

そのなかでも、今回はミリタリーのアイテムを中心にチェックすることに。

加瀬「ここは昔からアメカジの定番アイテムが多く、よくリサーチを兼ねて遊びに来ていたんですよ。久しぶりに訪れたけど、ミリタリーの古着も、しっかり厳選してセレクトされている感じがしますね」

甲斐さんは「メトロゴールド」、加瀬さんは「ヌードトランプ」と、2人とも若い頃に働いていた渋谷の古着屋の話で盛り上がりながら、楽しそうに店内を物色。

甲斐「こういう昔ながらの古着屋は懐かしい感じがするけど、ここはちょっとヴィンテージの品揃えが尋常じゃない。ある意味、上野らしいお店だね」

そんななか、加瀬さんは、ヴィンテージのレースアープブーツが気になる様子。スタッフ曰く、こちらは20年以上前に仕入れてきた代物らしく、最近、たまたま倉庫から引っ張り出してきたとか。

Danner レースアップブーツ ¥17380

加瀬「これ、90年代のダナーですよ。しかもコンバットブーツみたいにロングハイトになったアメリカ軍仕様。キャンプで履くのは勿体ないけど、防水性もしっかりしている実用的な一足ですね」。

U.S. ARMY  M-65フィールドパンツ ¥45100〜

そして甲斐さんは、自身のワードローブの定番として挙げることも多い、M-65フィールドパンツのデッドストックに注目。しかし、もうすでに何本も所有しているのでは?

甲斐「うん、 7、8本持っているよ(笑) だからこそ価値がわかるっていうか、最近デッドストックは全然見ないんだよ。普通にこの金額が納得できるレベル」

甲斐「しかも60年代のモデルは本当に貴重。アルミジップも綺麗に残っているし。1番キャンプで履きたいパンツってことで選んだけど、これは大切に保管したくなるね」

実際に、このショップにもデッドストックは、あと数本しか残っていないらしく、最近のミリタリー古着の動向について、スタッフとトークも盛り上がっていた。

上野は改めてオトナが楽しめる街!

ということで、若い頃にアメカジのアイテムを求めて訪れていた上野を、久しぶり散歩しながら楽しんだ2人。そして前編に続き、今回も昼から焼き鳥屋で打ち上げを敢行!

加瀬「今日はありがとうございました。しかし、ここは相変わらずエネルギッシュな街ですよね。しかもまだ昭和の雰囲気が残っているという……」

甲斐「正直、オトナになってあまり来なくなったけど、今だからこそ改めて楽しめる部分があると思う。まだまだ回れるよね」

加瀬「今回もタイミングが合わずに、行けなかったショップがありますから。それでも掘り出しモノもいっぱいあったし、勉強になることも多かったです。また来たいっすね」

甲斐「じゃあ今度はサウナから一緒に行こう(笑)」

加瀬「上野、満喫し過ぎでしょ!(笑)」

Photo/Taizo Shukuri

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Masatsugu Kuwabara