アメカジの街、上野でオトナが欲しいワークアイテムとスニーカーを掘る!【甲斐さんぽ 〜東京名店巡り〜】

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アメカジの街、上野でオトナが欲しいワークアイテムとスニーカーを掘る!【甲斐さんぽ 〜東京名店巡り〜】

青春時代に通った上野を、久しぶりに深掘り!(前編)

GO OUT本誌でもお馴染み、バンブーシュートの甲斐さんが、毎回、様々なファッション業界人のゲストと共に、東京の名店を巡るショップツアー連載「甲斐さんぽ」。

第10回目のゲストは、GO OOT本誌で、名品ギアを深掘りする連載企画『Lookin’Back On Trail』を担うアクタガワさん。

左/甲斐一彦(BAMBOO SHOOTSディレクター)バンブーシュートのディレクターとして活躍中。 右/アクタガワタカトシ(クリエイティブディレクター)アウトドアギアやスニーカー、アメリカンヴィンテージにまつわる造詣が深く、様々なクリエイティブ製作に関わる。バッグブランド、CWFのディレクターとしても活躍中。

同世代(1歳差違いで同じ誕生日)であり、10代から親交がある2人は、出会った頃に足繁く通っていた青春の街、上野を散策することに。

ということで、2人が集合したのは、上野を象徴する商店街ストリート、アメヤ横丁。ご存知、”アメ横”の名で親しまれているが、その歴史は大戦直後の40年代にまで遡ることができる。

アクタガワ「上野、結構久しぶりかも。昔は定期的に古着屋巡りとかしていたけど」。

甲斐「懐かしいよね。一緒に来たことはないけど、同じ店をチェックしていたと思う」。

アクタガワ「昔から行動範囲が似ているからね。それで自然と仲良くなったのもあるし」。

甲斐「でも当時行っていた店は、ほとんど残ってないけどね。センタービルは変わらないけど。高校時代、制服で遊びに来ていたときのまま(笑)」。

アクタガワ「高架下の雰囲気も、あまり変わってないかも」。

甲斐「そのあたりの老舗も巡りたかったけど、今日の目的は、ワークアイテムとスニーカーてことで、それぞれの専門店に行こうかと」。

アクタガワ「上野らしいテーマだね(笑)」。

ということで今回の散歩は上野駅の不忍口の向かいにある、アメ横の入口からスタート。とはいえ、すべてのショップは駅から徒歩5分圏内。このコンパクトさもアメ横の魅力。散歩するなら、商店街ならではの雑多な雰囲気も楽しみたい。
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【SHOP1】Jalana(ジャラーナ 御徒町店)

東京都台東区上野6-10-1 御徒町駅前通り tel:03-3834-0966 11:00〜19:00(平日)、10:30〜19:00(土・日・祝)※カフェのみ20:00まで営業 不定休 www.jalana-web.com/

上野散策で、まず2人が訪れたのは、70年代に創業し90年代から上野に店舗を構える老舗のアメカジ屋、ジャラーナ。

こちらは数年前にリニューアルしてカフェを併設している御徒町店。徒歩2分の距離にアメ横店もあり、そちらは2人とも何度か訪れているとか。

しかしこちらの店舗は初来店。圧倒的な物量に驚きながらも、早速各コーナーごとにアイテムを物色する2人。

甲斐「ジャラーナはよくオンラインで買い物しているけど、実店舗がこんな感じになっているとは思わなかった。カフェとかいい感じ!」。

アクタガワ「ちゃんと今っぽいよね。でも並んでいるアイテムは、昔から変わらない定番モノもしっかり扱っている感じがする」。

カフェにも興味津々ながら、店内の奥地に進み、2階へ。真夏でもキルティングベストやスタジャンなどのアウターもディスプレイされている。

ROUND HOUSE オーバーオール ¥12870(ブラック)、¥11880(ナチュラル)

そしてアクタガワさんが、気になるアイテムを発見。こちらは100年以上の歴史を誇るアメリカの老舗ワークブランド、ラウンドハウスの定番品。

アクタガワ「いまだにアメリカ製ってのがいい。オーバーオールって、たまに着たくなるんだよね。DIYの作業とかキャンプでタフに使えるから重宝するし」。

PRISON BLUES ワークエプロン ¥5280

甲斐さんはデニムのエプロンに注目。アメリカの受刑者のハンドメイドによる製品で、米国製ながらリーズナブルな価格が魅力。

甲斐「リベットとかステッチの使い方がいいなって思ったけど、オレンジのステッチはジャラーナ別注らしいよ。ここでしか買えないアイテムみたい」。

世代的にアメカジはルーツなだけに、速攻で欲しいアイテムを掘り出した2人。それにより時間に余裕ができたので、併設されたカフェで、ちょっと休憩することに。

甲斐「せっかくカフェもあるんだから、なんか注文しようよ」。

と、いきなり生ビールを頼む甲斐さん。

アクタガワ「まだ1店目じゃん! 俺はアイスコーヒーで(笑)」。

しかし、アメ横は昼からオープンしている飲み屋も多いため、まったく違和感なし。むしろ、すっかり馴染んでいる。

1店目から上野らしさを満喫しつつ、次の目的地のミタスニーカーズへ。その道中にあるジャラーナのアメ横店も、さりげなくチェック。

【SHOP2】mita sneakers(ミタスニーカーズ)

東京都台東区上野4-7-8 アメ横センタービル2F tel:03-3832-8346 11:00〜19:30(平日)、10:00〜19:30(土・日・祝) 第3水曜日定休 www.mita-sneakers.co.jp/

アメ横のランドマーク、センタービルの一角にあるミタスニーカーズは、シューズ好きの聖地として知られる名店。90年代から別注モデルを企画し続け、海外からも注目を集めている。

どちらもスニーカーは昔から大好物。そのためミタスニーカーズらしいエッジの効いたセレクトを、真剣にチェックしていく。

そしてスタッフの国井さんは、2人に共通する昔からの友人。特にアクタガワさんは、業界でも有名なスニーカーコレクターなので、マニアックな話で盛り上がっていた。

前列左から/オン クラウドモンスター ¥18480、ニューバランス ML2002R ¥17600、ナイキ エアマックス フライニットレーサー ¥18700
後列/アディダス エキップメント 93 サンダル 各¥14300

そんなシューマスターの国井さんが今夏にイチオシするモデルがこちら。

オンは既存のコレクションの中で最大のクッショニングを誇る、次世代のハイパフォーマンスシューズ。ニューバランスは、USメイドの最高峰モデル、MR2002のOGカラーを忠実に再現した復刻モデル。ナイキは定番のエアマックスながら、レインボーカラーが印象的なフライニットレーサーをチョイス。

adidas エキップメント 93 サンダル  ¥14300

その中から、甲斐さんはアディダスの最新モデルに注目。90年代初頭に話題となったエキップメントシリーズをベースにしたサンダルは、世代的にも気になるとか。

甲斐「オリジナルのモデルも好きだったけど、サンダル仕様もおもしろいよね。懐かしい感じだけど新鮮。これは欲しいかも。夏にこそ履きたい」。

PUMA ブレイズ オブ グローリー ザ ネバーウォーン “THE NEVERWORN COLLECTION” ¥17600

一方、アクタガワさんは独自の目線で、プーマのブレイズ オブ グローリーを手に。しかもデッドストックを意識したヴィンテージ加工が施された一足。

アクタガワ「このソールをエイジングするスタイル、昔流行ったんだよ。ヴィンテージっぽく見せるやつ。なんか最近また人気になってるみたいだけど…… 」。

左から/フォックストロットユニフォーム スニーカーステイナー 各¥2970、フォックストロットユニフォーム チョーキーエッジ 各¥3190

国井「そうなんですよ。最近またトレンドになっているけど、今はこういうソールに塗る着色マーカーも出ています。ヴィンテージスニーカーのアーカイブを参考にしたカラーが揃っています」。

adidas フォーラム84ロー ミタ “ASK” “mita sneakers” (価格未定)

さらに、オーストリッチレザーをまとった、アディダムのフォーラムにも注目。こちらはミタスニーカーズのみで展開するという、超エクスクルーシブなモデル。

アクタガワ「これはすごいね。本物のオーストリッチでしょ? しかも世界で手に入るのはここだけっていう。こういう1足があるから上野はおもしろい」。

ワークアイテムとスニーカーを堪能した2人が「せっかくだから、ちょっと立ち寄りたい」と向かったのは、お互いに「若い頃から通っていて、今も残っている唯一のショップかも」と口を揃える輸入雑貨屋、ガラクタ貿易。

甲斐「ケッズのロイヤルプラスのデッドストックが並んでいて、しこたま買いに行ったのを覚えているよ」。

アクタガワ「そうそう、ラストコロンビアね! でもそれ25年くらい前の話でしょ(笑)」。

【SHOP1】ガラクタ貿易(ガラクタボウエキ)

東京都台東区上野6-9-21 tel:03-3833-7537 11:00〜20:00(新型コロナ感染防止対策で、営業時間を変更している場合があります) 無休
garakuta-boeki.com/ 

まるでアメリカのガレージハウスのような佇まいで、様々なアイテムが所狭しとディスプレイされる、老舗のライフスタイルショップ、ガラクタ貿易。

アメリカから直輸入された雑貨やウエア、ユニークな小物類が溢れかえり、宝探し感覚で店内を物色できるのが魅力。

アクタガワ「おー、この雑多な感じ、昔から変わってない!(笑)」。

甲斐「商品構成はアップデートされているけど、ちゃんとガラクラ貿易っぽいセレクトっていうか。やっぱり、こういうショップは楽しいよね」。

ドン・キホーテよりもアイテムが密集する店内で、パックマンのアーケードゲーム機を発見! どうやらこれも売り物(¥93500)らしいが、実際に遊べるため早速アクタガワさんが挑戦。しかも1プレイ¥100と書いてあるけど、現在はフリーで遊べるとか。

アクタガワ「懐かしい!(笑) これ本当に売ってんの? ちょっと欲しいかも……」。

プラスチック タグ 各¥880

そんななか、甲斐さんは壁に大量に並ぶプラスチックのタグが気になる様子。こちらはアメリカの牧場で実際に使われている、牛の個体を判別するタグだとか。

甲斐「こういう謎のアイテムが、さりげなく並んでいるのがいいよね。タグもおもしろいけど、こっちの巨大なライターはLEDライトなんだよ」。

そしてアクタガワさんは、アメリカ製のポップな配色の霧吹きを購入することに。店内で発見した瞬間に手に取り、即買いするほど気に入った様子。

Anaheim  ジェネラルパーパススプレイヤー ¥1210

こちらはポンプで空気を圧縮した水を、霧状にして散布できる優れモノ。本来はガーデニング用ながら、アイデア次第でいろんな使い方ができそう。

アクタワガワ「これ欲しかったんだよ。前にちょっと使ったことあるけど、めちゃくちゃ繊細なミストが出るから、冷水を入れて浴びると気持ちよくてさ」。

ということで、昔話に花を咲かせながら久しぶりに上野を散策した2人だけど、どうやらまだまだ物足りない様子。

「やっぱり上野は最高! あまり変わっていなかも?」

そこで上野らしく、そのままアメ横の一角にある立ち飲み屋で、軽く打ち上げをすることに。

甲斐「アクちゃん、おつかれさま!」

アクタガワ「おつかれー。しかし暑い。さっき買った霧吹きを使いたいよ(笑)」。

甲斐「久しぶりに上野をゆっくり歩いてみたけど、なんかあまり変わってないかも」。

アクタガワ「昔ながらのアメカジ感も残っていたし、懐かしいブランドとかいっぱいあったよね。アイク・ベーハーのシャツとか久しぶりに見た気がする」。

甲斐「しかも価格も当時のままだったり。そういう意味では、今でも掘り出しモノが多い街かも。これは1回で終わらせるのはもったいないよね(笑)」。

ということで、甲斐さんぽ上野編は、後半に続く……?

Photo/Taizo Shukuri

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Masatsugu Kuwabara
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