1774年創業、立体インソールの代名詞となる“フットベッド”という言葉を生み出したドイツの老舗シューズメーカー、BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)。
自然な歩行をサポートする履き心地を追求し続け、長年に渡り医療用サンダルやコンフォートシューズの進化に貢献してきた実績を持つ。
そんなビルケンシュトックが、240年以上にも及ぶ歴史において初となる、高機能なアウトドア用ソールを備えたサンダルをローンチした。
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ブランド史上初、PU素材のフットベッドを採用。
TATACOA ¥23100
それが、今季よりラインナップに加わった“クロスエレメント”シリーズ。ビルケンシュトック特有の美しいフォルムは健在だが、ブランドのアイデンティティとも言える、“コルク素材のフットベッド”は使われていない。
代わりに採用されたのが、ブランド史上初の試みとなる“PU素材のフットベッド”。
天然素材であるコルクの“水に弱い”というウィークポイントを克服しつつ、従来の履き心地やフィット感をキープすることに成功している。
ということで、ビルケンシュトック歴25年以上というバンブーシュートの甲斐さんに、実際にフィールドで着用してもらい、“PU製フットベッド”を初体験してもらうことに。
「ビルケンシュトックのサンダルを初めて履いたのは19歳の頃。まだ日本に本格上陸する前だけど、シューズ好きの間で履き心地の良さが話題になっていて。確か当時はみんなバーケンストックって呼んでいたと思う(笑)。
それで「アリゾナ」と「チューリッヒ」を買ったんだけど、その2足は何度も買い直したり、ソールを張り替えたりして、今もずっと愛用してるんだよね。これ以上履きやすいサンダルはないって、本気で思ってるから」。
初夏の渓流沿いを、サンダルで身軽にハイク。
甲斐さんが着用するのは、バックストラップサンダルのTATACOA(タタコア)。アッパー2箇所、ヒール1箇所の3点ストラップで足をしっかりホールドするため、アクティブシーンにも対応する。
GO OUT本誌でも長らく登山の連載をやっていただけに、慣れた足取りで渓流の岩場をハイクしていく。
時折、立ち止まり、岩場の上でPU素材のフットベッドの感覚をチェック。
「クッション性と反発力のバランスが凄くいい。このフットベッドは、コルクより馴染みがいいかも(笑) それと、やっぱり絶対的な安心感があるね」。
水辺や濡れた石の上も躊躇なく進んでいくのは、ビルケンシュトックの機能性に絶大な信頼を寄せているから。実際に滑ることは一切なく、軽快な渓流ハイクを楽しんでいた。
「さすがドイツ製。本当の意味で高級品だね」
様々な場所を歩き、しばらくサンダルの感触を楽しんだところで、岩場に座って休憩タイム。そこで実際にフィールドで履いて感じた、「タタコア」の魅力を聞いてみた。
「本当に歩きやすいね。ツマ先が出ているけど、不思議と怖さがないっていうか、ちゃんとサポートされているから、岩場でも安心して歩ける。しかも濡れても平気だからそのまま川にも入れるし。
これは、いい意味で普通のスポーツサンダルじゃないと思う。もっと高級感があるっていうか。歩きやすさや、履き心地にこだわるビルケン愛好家たちが求めていた、理想のスポーツサンダルじゃないかな」。
「形状やフィット感はコルクと大差ないけど、やっぱり履き心地は違うね。でもちゃんとビルケンの良さが出ているし、なによりも濡れても臭くならないのがいい!(笑)」。
「実際に手に取るとわかるけど、細部までしっかり作られているんだよ。さすがドイツ製。本当の意味で高級品だね」。
「アウトソールはしっかりしているけど、ツマ先は曲げやすい。そのあたりが歩きやすさに繋がっているんじゃないかな。もちろんグリップ力に関しても全然問題ないレベル。安心してフィールドで使えると思う」。
TATACOA 各¥23100
「タタコア」は全3色展開。甲斐さんに着用してもらったミッドナイト以外に、ミリタリー感も漂うフツーラカーキとワントーンで仕上げられたフツーラブラックを用意。それぞれ異なる魅力を漂わせている。
脱着しやすい、スライダーサンダルもあり。
ATACAMA 各¥22000
クロルエレメントシリーズには、「タタコア」と同じスタイルでバックストラップがない、スライダーサンダル「アタカマ」も用意されている。
こちらは「タタコア」と同じカラバリの3色に加え、カモフラ柄もラインナップ。スタイルやシーンに合わせて履き分けるのもあり。
そして「タタコア」と「アタカマ」は、どちらもウィメンズサイズも展開。多くのアウトドア好きをカバーしており、プレゼントにも最適だ。
ビルケンシュトック好きの甲斐さんだけに、「アタカマ」も気になる様子。そこでこちらのモデルも着用してもらうことに。はたして履き心地は?
「こっちもいいね! バックストラップがない分、ラクに履ける。あと、ヒールカップのフィット感をダイレクトに感じられるかも。
それにルックスもいいから、普通に日常で履けると思う。こっち(アタカマ)を街履き、あっち(タタコア)をフィールド用にして、履き分けるといいかも。とりあえず、バンブーシュートで別注させてもらえないかな?(笑)」。
極上のスポーツサンダルを体感しよう。
最高級の履き心地を誇るビルケンシュトックのサンダルを、25年以上も愛用してきた甲斐さんが「履けば絶対にわかる!! 」と大絶賛する“クロスエレメント”シリーズ。
ビルケンシュトックの長い歴史において、248年目の挑戦とも言える本格的なフィールド対応サンダルは、アウトドアシーンがリードしてきたスポーツサンダルの進化に、大きな一石を投じるプロダクトになりそうだ。
そのラグジュアリーな履き心地は、アクティブなフィールドで履いてこそ実感できるだろう。これからのアウトドアサンダルの本命は、この一足で間違いなし!!
Photo/Dai Yamamoto
(問)ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス tel:0476-50-2626 www.birkenstock.com/jp