Table Of Contents : 目次
Table Of Contents : 目次
いよいよラボへ。
前半では、ゴア社のプロダクトやヒストリーについて軽く触れたが、ここからが本番。ゴアテックス製品の開発に欠かせない、テストラボへと足を踏み入れた。
ここでは、防水テスト、耐摩耗テスト、洗濯テストなど、製品カテゴリーに応じて驚くほど多くの品質基準テストが行われている。それらすべてをクリアしたプロダクトだけがボクらの手元に届くというわけだ。
ゴアテックス=高品質は間違いじゃない。
このアメリカ・ゴア社ツアーを通じて分かったことは3つ。
ひとつは、ゴアテックスというブランドが、無二のオリジナルであること。
ePTFEの加工技術を応用して、アウトドア分野のみならず、医療や航空分野まで進出して社会的価値をもたらしていることも、ブランディングに大きく寄与していると考えられる。
2つめは、真似できない品質管理を徹底しながら、パートナー企業と切磋琢磨して製品開発を行っていること。
ゴアテックス ファブリクスはどんな企業でも扱える素材ではない。メーカー側にもその品質を最大限に発揮させる努力が必要で、結果的にその努力が出来る企業のブランド価値をも引き上げていると思われる。
そして3つめ。冒頭でも触れた、ブランド名からの何となくの信頼感とか、ゴアだから高い値段を払ってもいい、という感覚はあながち間違いではなかったということ。
なぜ高品質なのか、なぜ支持され続けているのか、これまで何となく抱えていたモヤモヤが晴れるツアーとなった。