Table Of Contents : 目次
次から次へと新機種が出すぎて……。
紙巻きたばこ派がどんどん加熱式に移行していると思いきや、加熱式たばこだけでもどれだけ種類があるんだ、とツッコミを入れたくなるほど次々と新機種が出てきます。たばこスティックなんかさらに銘柄が豊富なので、コンビニでは番号を覚えておかないと愛用しているものですら普通に間違えてしまうほど。
わたくし編集部Sも、加熱式に関しては、アイコス、グロー、プルーム・エスと加熱式時代の幕開け時から色々と試してきた自負がありましたが、ここ最近はまったく付いていけておりません。シーンに応じて、紙巻き、高温加熱式、低温加熱式を使い分けることが定番化していたので、むしろこれ以上付いていく必要がないとさえ思っていました。
そんなこんなで、約2年前にプルーム・テック・プラスに出会ってから落ち着いた感のあったボクの加熱式たばこ事情でしたが(記事はこちら)、この夏JTから登場した最新機種「プルーム・エックス(Ploom X)」を試す機会を得たので、早速レビューしていきたいと思います。
デザインは高級志向でスタイリッシュに。
プルーム・エスの丸み帯びたデザインは踏襲しつつ、鏡面仕上げの樹脂パネルが高級感を醸し出す、近未来的なデザインに。個人的にはエスの方がチープなギア感があって好きではあるが、これは好みが分かれるところ。進化したカンジは十二分にある。
肝心なのは、吸いごたえやニオイ問題だが……。
正直言って、「S」が「X」に変わっただけで基本的には一緒でしょ、と決めつけていました。個人的に、プルーム・エスは苦手な部類だったので今回の試用は渋々だったわけですが、たった1回のパフで世界が変わったような感覚に!
加熱温度を240℃から295℃に引き上げたことが要因なのか、エスにあったスカスカ感はなく吸いごたえ十分。
ボクはレギュラー派なのでたばこスティックはエックスと同タイミングで発売された「メビウス・リッチ」をメインに試してみましたが、変な香りや雑味がまるでなく超スムースで深みもある味わい。まるで紙巻きのメビウスを吸っているかのような感覚です。これには本当に驚きました。
どうやら新加熱技術の「HEATFLOW」を国産初採用したことも、吸いごたえアップの大きなファクターとなっているようです。
また、ニオイ問題は、高温加熱式のなかではかなり抑えられているという印象。
普段グローを車内で使う際は、同乗者に気を使って窓を開けるのですが、独特の焦げたようなニオイも少ない。ボクの感覚では、アイコスは穀物的、グローは焦げた甘めのニオイでしたが、プルーム・エックスはほのかに豆を炒ったような香りはするものの、非喫煙者でもあまり気にならないレベルとのこと。
いやー、まさかの進化っぷりに驚きを隠せません。
家でも車内でも外遊びでも、プルーム・エックスひとつで事足りるかも!?
加熱式たばこではどうしても得られない満足感を求めて紙巻きを選択しがちだったボクですが、吸いごたえやニオイ問題が許容範囲に収まるのであれば、これひとつでいいのではないか、とさえ考えが変わってきております。
加えて、プルーム・エックスは使用時間が4分30秒から5分に延長され、使用パフ数の制限がなくなったのも高ポイント。比較的ゆったりと愉しむことができます。
充電が必要なデバイスが多くて大変だったことも考えると、やっぱりひとつにまとめるべきだよなぁ……。