2018年12月15日、16日に3回目となる「GO OUT CAMP 冬」が開催。冬空のふもとっぱらは、夜は氷点下-10度にも達したとか。それでもたくさんのキャンパーが集まり、寒さを吹き飛ばすほどの熱気。
今回は参加者のテントサイトを4回に分けてお届け。本格的な冬にも対応する、おしゃれで快適な空間を紹介します。
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シンプルかつ無骨なギア選びが光る、ヘビーデューティーな男気サイト。
@takuya.fujirockさん/Arataくん
巨大な玉ねぎ型のシルエットがひと際に目を引くシェルターは、ノルウェージャンアウトドアブランド、ヘルスポートのバランゲルドーム。内部にはブランド云々に捕らわれず、機能と見た目を吟味したギア類をセレクト。男臭くも格好のいい父子キャンプらしいサイトでした。
必然的にティピテントが多くなる冬キャンプにおいて、抜群の存在感を放っていたオリーブグリーンのバランゲルドーム。最大10人が横になれるというサイズ感は、まさに圧巻。大きく開く開口部で、爽快感もひとしお。大型シェルターならではのオールインワンスタイルは、是非参考にしたい。
メインの暖房は、シェルターと同じくノルウェー生まれのGストーブ。1000℃までの耐熱性能を誇る、ポータブル薪ストーブ界最高峰のステンレスモデルだ。このほか暖房だけでは避けられない厳しい底冷えを、コット+ウレタンマット+タオルブランケットの組み合わせで徹底的にシャットアウト。
ハイテクとローテクが入り乱れる、ハイブリッドなキャンプスタイル。
camp_and_starさん
先端テクノロジーが集約されたザ・ノース・フェイスのジオドーム4を母艦にしつつ、リビングはインディペンデント精神漂うガレージブランドを中心に構成。ハイテクとローテクを絶妙な塩梅で使い分けた、和洋折衷なキャンプスタイルが印象的なcamp_and_starさん御一行。ウッドやレザーなどのクラシックな風合いのギア類の中に紅一点の差し色を灯す、コールマンのスチールベルトクーラーと、センゴクアラジンのガスストーブの存在感も◎。色味と質感のバランスまで考慮された、抜け目なしのサイト作りに。
サイトの暖房として活躍していたのは、あの名作ストーブの新生ブランド、センゴクアラジン。ガス缶仕様で利便性を向上させた今冬注目のひと品だ。コンパクトながら、しっかり4人を温めてくれていた。
スノーピークの焚き火台とざぁ〜ッスのヘキサテーブルの間には、アイアンクラフトのイタダキで橋渡しを。リビングの脇に配置し、いつでも焚き火が楽しめるようにレイアウトしていた。
ランタン好きにはたまらない、さりげないビンテージギア使い。
mutubayさん
古すぎない程よいビンテージ感を漂わせつつ今どきギアも盛り込んだ、バランスが絶妙なmutubayさんのサイト。薪ストーブ&石油ストーブのダブル使いで寒さ対策は万全だ。テントは幕を閉じた状態でも薪ストーブが使えるので冬キャンプにも頼れる逸品。また要所に散りばめられたランタンはフュアーハンドランタン アトム75、コールマン242C、220B、レイルロードランタン、ケーラーのオイルランタンNo.209、シアーズ ツーマントルランタンのアボカドカラーなどランタン好きには堪らないラインナップとなっている。
薪ストーブはデザインが秀逸な、オーランドのテントストーブを個人輸入。薪を置いているのはハングアウトのファイヤーサイドテーブル FRT-5031。コンパクト設計ながら様々な用途で活躍しているとか。ワグナーのダッチオーブンともマッチ。
焚き火に最適なトラックファニチャーのローチェアはホーボーとのコラボモデルをチョイス。座面は撥水加工が施されたレザーが使われている、デザイン、機能面ともに優秀なアイテムだ。チェアに被せているファーはムートン生地で、暖かさをアップさせている。hoto
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Photo/Taizo Shukuri Text/Satoshi Yamamoto、Mihoko Odamaki