【ブランドピックアップ〜HILLS FIELD〜】新作テントが大ヒット! 立ち位置を見つめ直し、更なる高みへ。

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大人気のYouTubeチャンネル『伊豆のぬし釣り』を運営するクリエイターたちが手がけるブランド「HILLS FIELD(ヒルズフィールド)」をフィーチャー。6年ほどの歩みのなかで、彼らの規模は日に日に拡大。更なる期待に応えるべく大きな転換期を迎えていた。

左が代表のけんいちさん、右が取締役のやまとさん。同級生の2人が共通の趣味であるお酒とキャンプをとおして共鳴。現在従業員は7名。動画配信のほか、ブランド「ヒルズフィールド」の企画・開発に加え、イベントの運営などを行なう。
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新作テントが大ヒット! 立ち位置を見つめ直し、更なる高みへ。

登録者数58万人のYouTubeチャンネル『伊豆のぬし釣り』を運営する、 キャンプとお酒が大好きな二人(けんいち&やまと) に会いに静岡へ。配信と並行し展開されてきたブランド「ヒルズフィールド」は、 焚き火台やビールグラス、 テーブルなどを次々に発売し、 卸店舗は120以上に。そんな大人気の彼らになぜ今会いに行ったのかというと、 今年6月27日から開催された東京アウトドアショーでの群を抜いた集客力が目に留まったから。約6年の歩みから今回満を持してリリースしたソロテントをイベントに合わせて販売し、見事に大ヒットとなったのだ。初期ロッ
ト300張に加え、イベントに向けて追加した100張もほぼ完売していたほど。

「これまでできるだけ地産地消を意識し、自分たちの作りたいものをメインにやってきたんですけど、 少し前から、 疑問を抱き始めました。動画を見てくださっている人たちには、 キャンプのビギナーも多いのに、 高価なものを提案している。キャンプやお酒が楽しくなるアイテムを作るという持ち味は損なわさず、 もっと安価に届けられないのだろうかと考えました。海外生産も取り入れることにし、 想いを形にできたのが今回のテントでした。協力してくれる仲間も増えているので、 今後はアパレルにも力を入れたり、 日本一のキャンプの祭典を目指して運営しているイベントもバージョンアップして開催したりしていく予定です」。

マイノリティなキャンプスタイルに想いを馳せたい人もいれば、 とにかく楽しくキャンプがしてみたいビギナー層もいる。その点では彼らはつねに後者に向けた企画に徹してきたスペシャリスト。今回のテントを皮切りに、 脱ガレージブランドを果たし、 総合ブランドとしての舵を切った。今後は〝らしさ〞 を増した「ヒルズフィールド」にますます賛同者が増えそうだ。

YouTubeチャンネル『伊豆のぬし釣り』は、1989年生まれの小学校の同級生2人組が、キャンプギアのレビューや、キャンプ実践などを配信していきながらスタート。今ではチュートリアル徳井、しょこたん、コロチキなど芸能人とのコラボも。
登録者数10万人達成者がもらえる銀の盾はスタジオに飾られている。
アイデアはあるがプロダクトデザインの経験がなかった彼ら。人気の焚き火台は完成するまで何度も試行錯誤を重ねたという。
静岡の木工職人と開発した折り畳みテーブル(現在は販売休止)。ガレージブランドらしさが際立つ。
アーティストHirottonとは交流が深く、ブランドの人気グラフィック、OSAKEMANも氏によるもの。
スタジオには動画配信の歩みを感じさせる様々な他社のアウトドアギアが。それらの実用性を踏まえて自社の製品を開発できるのも彼らの強みだ。
六角形がブランドのアイコン。

ブランドと同じく間口の広いキャンプイベントを毎年開催。

ヒルズフィールドを含む実行委員会では、キャンプをとことん楽しみ抜くことに特化したイベント「オールキャンパーズジャパン」を主催。今年の5月に開催された、お酒好きの心と肝臓を満たすイベントの様子をご紹介。

コロナ禍にSNSのクラブハウスをとおして出会った仲間と飲んでいるときに“地元の静岡で日本一のキャンプフェスをやりたい”なんて話をしていたことがきっかけでスタートしたという「オールキャンパーズジャパン」。会場は、静岡県裾野市にある大野路ファミリーキャンプ場。富士山の麓で絶景を望める開放的なロケーションの下、お酒好きの心と肝臓を満たす出店、音楽、フード、マーケットといったさまざまなコンテンツを用意。

過去開催のライブには、nobodyknows+やMONGOL800のキヨサクといった豪華アーティストのほか、ムーディ勝山やバンビーノといったお笑い芸人が登場。出張料理人ミツ、NATSUソロキャンプ、森風美、UKI(川本うき)といったキャンプ系インフルエンサーもイベントに参加した。毎度人気エリアのチケットはソールドアウトする盛況ぶりなので、ホームページやインスタグラムで情報をチェックして早めにチケットを確保するのがおすすめ。

ブランド初のオーナーズイベントが11月に開催!

気候もベストな秋のキャンプシーズンに、ブランド初となるオーナーズミーティングの開催が決定。日程は11月8日(土) 、9日(日)の2日間。場所や内容などの詳細についてはまだ発表されていないが、ヒルズフィールドの製品を持っているオーナー向けのイベントとなる。

ぬし釣りの2人とはもちろん、ファン同士の新たな交流の場となり、見逃せないイベントになること間違いなし! ブランド公式のインスタグラムやホームページ、伊豆のぬし釣りのYouTubeチャンネルなどで発表される続報を楽しみに待とう。

お酒とキャンプに徹する為のぬし釣りイチ押しのギア3選。

ブランドのアイテムは無論どれもがお酒とキャンプを楽しむように作られたものだが「中でも特におすすめを挙げるなら」と彼らに聞くと迷いなく候補に出た3つのアイテム。これがあればもっとキャンプが楽しくなる!

スピード設営して最速でお酒に向かうためのソロテント。

設営は対角線上にポールを2本通すだけ。ゆっくりくつろげるサイズ感も◎。W250×D140×H120。
オールシーズン対応の二重構造と前面メッシュ。
グランドシートとの結合部にはカラビナを採用。
フライのシルナイロンは、ブランドロゴと同じ六角形のダイヤモンドリップストップのオリジナル素材。
外部電源などが通せる小口を配備。
短辺には収納ポケットを備える。クロスワン¥37800

ボタンひとつで設営&撤収! エアポンプ内蔵型マット。

テント同様、オリジナルファブリックには六角形のブランドマークが。
電動エアポンプ内蔵だから、ケースから取り出してボタンを押すだけ。約30秒で膨らんで設置完了。ちなみに電池が切れていてもサブの空気穴があるので大丈夫。
3.ボタンひとつで空気が抜けるので収納も簡単。
勝手に広がり、勝手に縮んでくれる。
厚さ10cm、全長200cm、 75cmのワイド幅だからゆったりぐっすり寝られる。マットカバー付き。全自動キャンプマット¥23500

誰のグラスかがすぐわかるドリンクID。

グラス識別用パーツドリンクID各¥698、IDots(一文字)¥390、シェラカップ識別用パーツ シェラID各¥398

同じグラスや缶ビールなどが並ぶキャンプシーンでも各々が間違わないように、さまざまなグラスやシェラカップに取り付けられるドリンクIDを製作。伸縮性のあるシリコンバンドに、別売りのカスタムパーツ、アイドッツを用いてイニシャルなどをデコレーションしていく仕組み。ジブンの名前にするも良し、その場で閃いたあだ名にするも良し。

お酒&キャンプが楽しくなるアイテムたち。

動画の認知度とともに、数を増してきたヒルズフィールドのアイテムたち。肝いりの焚き火台や人気のビールグラス、飲むまで置けないおちょこのネックレスほか、アパレルにも着手。現ラインナップをご紹介。

オリジナルパイントグラス 各480mL(右から、DRINK OR DIE、HILLS FIELD NAME、キャンプぁい、OSAKEMAN) 各¥2780~3180、虎レモンサワーグラス 435mL ¥2780、OSAKEMANミニグラス 180mL ¥2280

透明度の高いグラスは国内生産。ビールをより美しく魅せ、飲み口は滑らかで、手の熱を通さない厚めのガラスを採用し、乾杯したときの音にもこだわっている。

CCカップヒルズフィールドエディション ¥9700

職人が手作業で作る、リグロウッドワークスの木製カップを大きめサイズ(約50cc)で別注。首からぶら下げて持ち運び、飲み切るまで置くことはできないのが面白い。

グラスケース ¥7700

上のパイントグラスが2つ、またはミニグラスが3つ入れられるグラスケース。極厚ウレタン使用の圧倒的な保護力で安全に持ち運べて、衛生面にもこだわり、蓋裏には便利な収納ポケットも完備。

HILLS FIELD × REVOMAX16オンスボトル ¥6980

レボマックスとのコラボボトル。国際特許を取得した独自のワンタッチ構造のキャップを採用しており、ビール(炭酸飲料)の持ち運びが可能。真空断熱の二重構造で保冷・保温どちらにも対応。

(右)シェラカップ480mL OSAKEMAN ¥4980(左)シェラカップ330mL YAMATO ¥3980(下)HILLS FIELD ¥3980

色落ちせずサビに強い黒酸化加工のシェラカップ。ブランド定番のOSAKEMAN柄を施した深型480mLと、330mLサイズはヴィンテージ加工のYAMATO柄とロゴの2タイプを用意。

クレバーな俺のトング ¥2380

256mmと一般的なトングよりも長めに設定し、天地をどちらにしても先端が床につかない設計。持ち手の麻の葉模様が滑り止めで、巨大肉など重みのある食材も扱いやすいようホールド力も追求。

焚き火台 フリー座 ステンレス窒化処理ver. ¥37800、焚き火台フリー座専用サイドテーブル DANBO 各¥11980、焚き火台フリー座専用ステンレス五徳 -GO to KU改- ¥9780

豪炎でも歪まない頑丈な素材に窒化加工を施し耐久性UP。燃焼効率も◎。サイドテーブルは2台設置でき、五徳もあると料理の幅が広がる。

ワンアームディレクターズチェア ¥9780

ウッド調のカップホルダー付きサイドテーブルのある折りたたみ式チェア。テント内でも出入りしやくワンアームにし、開閉もワンタッチと楽々。まさにヒルズフィールドの持ち味が詰まった逸品だ。

HILLS FIELD Capベースボールキャップ ¥5500

アジャスター調整付きのフリーサイズで、程よい深さのベーシックなキャップ。フロントにはブランドロゴを、バックにはブランドコンセプトとなる“EVERYDAY PLAYFUL”の刺しゅうを施す。

DRINK OR DIE T-Shirt ¥6700

しっかりしたボディのビッグシルエットT。

背中にはキャンプとお酒を愛するヒルズフィールドらしい“飲むか死ぬか”のメッセージをプリント。同デザインでロングスリーブTシャツも展開。

HILLS FIELD Nylon Pants ¥7700

軽量かつ快適な着心地のナイロン素材のイージーロングパンツ。ヒップから太ももにかけてゆとりをもたせ、裾に向かって細くなるテーパードシルエット。ブラック、グレー、コヨーテの計3色。


(問)ヒルズフィールド info@hills-field.com www.hills-field.com Instagram@hills_field

Photo/Shouta Kikuchi Report & Text/Naoto Matsumura

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Akihiro_Takeji
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