holo/Fishing -COLLECTION
Fishing Sacoche ¥4730(左)、Fishing Tote ¥7150(右)
コアなハイカーやサイクリストにファンも多い「RawLow Mountain Works」のデザイナー、谷口亮太郎氏が2019年に立ち上げた、バッグブランド「holo(ホロ)」。丁寧なつくりに加え、ULTRA HEAVYデザインによるタイベックと帆布とのコンビネーションなど、素材使いもユニークなブランドだ。
そのブースで目を引いたのが、ネオンカラーのメッシュとホワイトのX-Pacの組み合わせが夏らしさを感じさせる「Fishing -COLLECTION」のトートとサコッシュ。釣り好きの谷口氏が、フィールドで着想を得て生まれたバッグシリーズで、イベントでも瞬く間に完売するほどの人気アイテム。
トートは、底面に広めのマチが設けられていて、見た目以上にモノが入るつくり。底面には水抜き用のアイレットも設けられているので、海やプールに行く際にも活躍。熟練の職人を擁する国内の自社工場にて、1点1点ハンドメイドされていることもあり、シンプルながら、丁寧な縫製が光る。
サコッシュは、スマホやウォレット、キーなどの小物を入れるのにちょうどいいサイズ感となっており、ワンマイルの外出に最適。こちらもマチが広く、見た目以上にものが入る。ボディがメッシュにも関わらず、止水ジッパーを採用している点がholoの遊びゴコロ。
いずれのバッグも、中にスタッフバッグを入れてレイヤリングできたり、使い手の想像力をかき立ててくる点も、holoの魅力かもしれない。
【商品詳細】
・トート:縦38 × 横28 × マチ16cm
・サコッシュ:縦14 × 横25 × マチ8.5cm
・カラー:イエロー、オレンジ、グリーン、ピンク、ブラック
(問)holo holo-gear.jp/
PARAPACK/P-CAP LITE
P-CAP LITE ¥8910
アウトドアカルチャーの発信基地のひとつとなっている、東京・中目黒のショップ「BAMBOO SHOOTS(バンブーシュート)」。今回のブース出展でも、ULハイカーや、トレイルランナーの琴線に触れるウエアやギアを販売。
そのなかでも、注目を集めていたのが、こちらのキャップなのだが、収納時にはご覧のように、手のひらサイズまでコンパクトに。首や腰から下げるのに便利なドローコードがキャップのアジャスターとして機能し、フィット感やシルエットを調節できる。
クラウン部分は通気性の良く耐久性に優れたリップストップメッシュ素材で、頭部の蒸れを防いでくれる。36〜62cmの頭囲に対応したフリーサイズなので、子どもからオトナまでフィッティング可能。
耳やグラスのテンプル部分が干渉しにくい形状にデザインされている点も気が利いていて、収納のコンパクトさを追求しつつも、キャップとしての機能や、シルエットのデザインも抜かりない。
重さはわずか23gで超軽量。装備の重量にシビアなレーサーも納得のスペック。「P-CAP LITE」は、ドローコードを引いて、形状記憶素材のバイザーをたたみ、スナップボタンで留めることで、クイックに収納状態になる。
ドローコードはリフレクター入りなので、夜間のランの安全確保に役立つなど非常に合理的なデザイン。それだけでなく、バイザーを折り込んで、ドローコードを引けば、財布やスマホなどの身の回り品を携帯する巾着型のポーチにもなるなど、その機能美はとどまることを知らない。
気になった方は、中目黒の「バンブーシュート」に足を運んで、実物のサイズや使用感を確かめてみるといいだろう。
【商品詳細】
・重量:23グラム
(問)BAMBOO SHOOTS bambooshoots.co.jp/
F/FJP-005
FJP-005 ¥39600〜
アウトドアに対応したアイウエアは、スポーティなデザインのものが多く、日常のシーンや、ドレスコードによっては合わないこともある。そんな悩みを解決してくれるのが、日本有数のメガネ作りの街、福井県鯖江市発アイウエアブランド「F(エフ)」のグラス。
例えば、こちらのフレーム「FJP-005」はクラシカルで日常的なデザインながら、スペックや機能はアウトドアでの使用に最適化。フレームの素材は、錆に強く強度と軽さに優れたβチタン製。華奢に見えるが、プラスチックなどの樹脂製フレームより耐久力に優れる。
そして「F」なではのこだわりが、アウトドアアクティビティのなかでもズレにくいテンプルのデザイン。アイウェアの痛みの原因となる側頭部に干渉しない形状もポイントで、側頭部をかわし、後頭部でホールドすることで長時間かけていても痛くならないグラスを実現している。
テンプルの内側には、オリジナル構造のヘッドパットを配置し、“ラバロン™️”という、雨や汗でも滑りにくい特殊なラバー素材が使われている。接着剤不使用のパッドを取り付けられる構造になっているので、接着剤の劣化でパッドが外れる心配もない。
チタンフレームのモデル以外にも、定番のウェリントン型やボストン型もラインナップ。こちらも見た目と裏腹に軽量な仕上がり。「FJP-005」同様、オリジナルのロングカーブテンプル構造などは共通で、こちらはテンプルの内側とノーズパッドにも、ラバロン™️製のパッドが使用されている。
アウトドアドアと日常をシームレスに着用できるアイウエアを探している方にぴったりな「F」。実物を確認したい方は、公式サイトで取扱店をチェックできる。
(問)F f-glasses.jp/
ダックロー 変身ブランケット “DUCROW DEPART” ver.
ダックロー 変身ブランケット “DUCROW DEPART” ver. ¥6600
ビール好きののんだくれ八咫烏(やたがらす)という設定の愛らしいキャラクター“ダックロー”が館長を務める、架空のデパート「DACKROW DEPART(ダックローデパート)」が今年オープン。
4階がアウトドアレジャー売り場、8階がゲームセンター、屋上がビアガーデンなど、古き良き日本のデパートをモチーフにした、ユーモアあふれるストーリーにワクワクさせられる。
“ダックロー”をモチーフにしたアパレルやアウトドア雑貨が並ぶにぎやかなブースで、来場者を虜にしていたのが、こちらのクッション。
じつはこのアイテム、背中のファスナーを開いて中身を取り出すと大判のボアフリースブランケットになるユニークなアイテム。
さらにブランケットの真ん中には頭を通すホールがあり、ポンチョにもなる3WAY仕様となっている。このアイテムを羽織り、片手にビールジョッキを持てば、あなたも“ダックロー”に!? 大きなポケット備えるなど、細部にもこだわりが詰まっている。
家のソファやクルマの後部座席に置いておくと、可愛いだけでなく、肌寒いときの防寒アイテムとしても活躍してくれそうだ。アウトドア好きへのプレゼントにも最適かも。
【商品詳細】
・サイズ(クッション時):15 × 45cm
・サイズ(ブランケット時):105 × 166cm
(問)DUCROW DEPART shop.duckrow-depart.com/
ますます進化を続けるアウトドアなウエアやギアたち。その最先端を実際に手に取って体感できる「Off the Grid」。ここに来れば、最新のULギアや新しいアウトドアの楽しみ方に出会えるので、遊びの領域をさらに広げたい方は、来年の開催をお見逃しなく。
Photo/Kenichi Kurosaki