4月22日(金)から24日(日)にかけて開催されたGO OUT CAMP Vol.17は大盛況のうちに幕を閉じました。ふもとっぱらの広大なフィールドには大小のオシャレなテントが立ち並んでいましたが、今回はその中でも異彩を放っていた斬新かつ個性的なテントをピックアップしました。今季の最新テントや知る人ぞ知る個性派テントなど、思わず注目してしまうようなユニークなモデルばかりです。
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トレンド&こだわりを詰め込んだ老舗ogawaの意欲作!
「質実剛健」という言葉がふさわしいogawa(オガワ)のテントの数々。中でも2022年モデルで注目なのがこちらのCupola(クーポラ)! 曲線を描くドーム型で剛性とルックスを両立。センター位置の対角、そして両サイドにも出入口を設けたシンメトリーデザインは非常に美しい!
脱着式のグランドシート、T/C素材のインナーテントが付属し、シェルターとしても活用OK! レイアウトアレンジの幅も広く、ソロからファミリーまで対応可。中央の天井には大型のベンチレーションも配置され、状況に応じて開き具合を調整できる。
「クーポラは神殿という意味らしいのですが、凛々しさの中にコミカルな雰囲気が同居していて気に入っています! 光沢があって高級感もあるし、通気性も想像以上に良かったですね。今回はコットを持ち込んで、シェルター代わりに1人でゆったりと過ごしました! 最大8人対応ですけど3~5人位が丁度良いと思います」
拡張性に優れる、話題のドッキングステーション!
発売以来なにかと話題が尽きないTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のEvabase&Evacargo。ベースを軸にカーゴを最大3点連結できるモジュラーテントで、こちらはカーゴ4を2つ追加して、各々のプライベートスペースを確保した贅沢なデュオキャンスタイル。タープも追加して悠々としたリビングを設けている。
吊り下げ式のインナーテントだからフライのみでシェルターとしても利用できるのが特徴だ。雨天時などでもベース内だけでくつろげる広さを有し、おこもりスタイルにもバッチリ対応。
「Evaシリーズは最初にEvaカーゴ4を買って、その後にベース、そしてカーゴ2と追加しました。キャンプ場のスペースによって組み合わせを変えられるし、カーゴだけでソロキャンプもできるから重宝しています。ベース部分は高さが2m越えだし、間口が広くて解放感がありますね!」
新進気鋭のアジアンメーカーが放つハイクオリティな大幕!
跳ね上げたキャノピーに傾斜がつけられ、一般的なタープのように活用できるユニークなギミックのテントは、中国ブランドのTHE FREE SPIRITS(ザフリースピリッツ)製。
当日のふもとっぱらでも極少数しかいなかった、知る人ぞ知るテントメーカーだが、おしゃれなこだわり派キャンパーたちの間では人気急増中の注目株。こちらはそんな話題の同ブランドを代表する大型サイズの「YOTO PLUS」だ。
中国では空前のキャンプブームが起きつつあり、アウトドアシーンが大いに賑わっているそうで、このテントも中々の完成度!窓がある両サイドも入口として利用でき、こちらも跳ね上げ式なので開放的な空間を作り出すことが可能だ。
明るめのカラーが映えるフライシートは珍しい70D ナイロンリップストップ生地なのも見どころ!
「ほかにサバティカルのアルニカも所有していますが、他と被らないものが欲しいと思い選びました。今回が初張りでしたが、家族4人で過ごすのに適したサイズ感ですね。メッシュ部分も多くて通気性も良く、オールシーズン活躍してくれそうです!」
目立ち度抜群! 居住性もピカイチのユニークデザイン!
140年以上の歴史を持ち、とくにブランド発祥である燃焼系ギアで有名なPRIMUS(プリムス)だが、じつはテントも数多くメイクしている。こちらはバイフロストY6というモデルで、名前の通り上から見るとY字型になっているのが特徴。
中央のスペースはリビングや前室として利用でき、奥側の吊り下げ式インナー付き部分をプライベートルームとして使えるのがメリットだ。
まさにシェルターという雰囲気だが、随所にベンチレーションや窓が設けられて居住性も申し分なし。
「プリムスのテントではH型も持っていて、以前から気になっていたY型もネットオークションで追加購入しました。2室あるから片方を物置にしたり、男女で部屋を分けられるのが便利です。また太めのアルミポールはガッシリしているし、フライの質感も良く、荒天に見舞われた際も心強いですね!」
Photo & Report/Yasuo Sato