薪ストーブから変形バイクまで。「TOKYO OUTDOOR SHOW」で見つけた注目アイテム。

Shinya Miura

2022年1月14日から16日まで、幕張メッセで開催されたアウトドアの大博覧会「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022」。

人気のアウトドアブランドからガレージブランド、未来のモビリティを目指すスタートアップまで80を超える企業・団体がブースを構えた。そんな中から編集部が注目したブランドや新商品、隠れた名作までまとめて紹介。

 

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大きなガラス窓で美しい炎が楽しめる高性能ポータブル薪ストーブ。

こだわりのポータブル薪ストーブを展示して注目を集めていたのは、神奈川の老舗精密板金加工会社発のブランドFIREGRAPHIX(ファイヤーグラフィックス)

老舗薪ストーブメーカーとの共同開発で、家庭用薪ストーブに求められる高スペックを小型サイズのポータブル薪ストーブに落とし込んで作った「BLISS-SP(ブリスSP)」だ。

FIREGRAPHIX「BLISS-SP」¥107800

特徴的なのは、家庭用薪ストーブのように炎のゆらめきをダイレクトに楽しめる大きなガラス窓。オーロラのように美しく揺らめく炎を生み出す2次燃焼システムや、ガラスクリーンシステムといった大型薪ストーブが持つ機能を搭載。ガラス窓が曇ったり、すすがついたりしにくいのが特徴となっている。

なにより、一見おしゃれキッチン家電のようにも見えるスタイリッシュなルックスが所有欲を満たしてくれる逸品だ。

 

FJALLRAVENのサステナブルなドームテント。

日本では四角いリュック「カンケンバッグ」で有名な、スウェーデンの国民的アウトドアブランドFJALLRAVEN(フェールラーベン)。

実はトレッキング向けのアイテムを数多く展開する本気度高めのブランドで、中でもテントは本国スウェーデンでもハイカーによく使われていて、かなりクオリティが高い。

FJALLRAVEN「Abisko Dome 2」¥137500

雪山に対応するテントからライトなハイク向けのテントまで揃うラインナップの中で日本で人気なのが、4シーズン対応の2人用ドームテント「Abisko Dome 2(アビスコドーム2)」。特にこのミリタリーライクな”パイングリーン”は人気カラー。

フライシートとインナーテントが一体型で、設営がスムーズ。雨や風にも強い作りになっている。加水分解しにくく、長く使い続けられるシルナイロンを生地に使い、フッ化炭素を使用しない撥水加工を施すなど、サステナブルな方法で生産されているのも特徴だ。

 

ミリタリーライクなタトンカの人気バッグ2モデル。

ドイツのアウトドアブランドTATONKA(タトンカ)。コスパ良好なTC製タープでお馴染みのブランドだが、実はバックパックを始めとしたバッグ類も充実している。カラフルなバッグが並ぶ中でも、特に隠れた人気アイテムとなっているのがこの2つ。

(左)TATONKA 「PETRI CHAIR」¥13200/(右)TATONKA 「LASTENKRAXE」¥19800

「LASTENKRAXE(ラステンクラッセ)」(写真右)は、オリーブカラーがミリタリーっぽさを醸し出している、アルミフレームの背負子。背負子というと、山小屋に重い荷物を運ぶ”歩荷”のイメージが強いが、実はこの無骨さが野営・ブッシュクラフトなどを楽しんでいる人たちの間で火がついたそうだ。

「PETRI CHAIR(ペトリチェア)」(写真左)は、ハイキングや釣り、フェスなどで活躍するリュックチェア。

フロントポケットは取り外し可能でヒップバッグとしても使えて、中にはフライフィッシングの毛バリを刺しておけるフォームもついている。

 

コスパ良好な新ブランドを発見!

アウトドア用品の輸入や卸を手掛けるアスティーがこれまで数々のブランドを取り扱ってきた経験をもとに立ち上げたオリジナルブランド「JAGUY (ヤガイ)」。

すでに一早く目を付けたアウトドアショップにも並び始めているブランドだが、5層構造で厚さ15mmの断熱材を使ったソフトクーラーが大容量の35Lサイズでも1万円以下など、良好なコスパで注目のブランドだ。

ミリタリーカラーやカモ柄を採用したソフトクーラー、ソフトコンテナなどがズラリと並ぶ中で注目したのが「ワンタッチバスケット」。

JAGUY「ワンタッチバスケット」¥6900

ソフトコンテナとして使えるのはもちろん、フタに芯材が入っているので簡易テーブルとしても使用可能。また、ワイヤーフレームを外すとコンパクトに折りたたみ収納もできてしまう。リーズナブルながらもしっかり機能性もそなえたアイテムだ。

 

E-bikeの次世代ブランド「WO」。

WO「M2X-1」¥220000

E-bikeの次世代ブランド「WO(ダブルオー)」のブースでは、トレイルバイクを彷彿とさせるシルエットにファットタイヤを装備した「M2X-1」を2カラーとも展示。

GO OUT WEBのレビュー記事でモデルの春日潤也さんが乗っていた、ワイルドなルックスが強調されるブラックカラーも良かったが、カーキのヴィンテージ感やストリート感もなかなかいい。

SHIMANO製ドライブトレインを搭載するなど、細部までこだわり抜いて、しかも街でもフィールドでも乗れて22万円はリーズナブルだ。

 

HARIOが手掛けるアウトドア×コーヒーの新ブランド。

昨年アウトドアコーヒー好きの間で話題となった、日本のコーヒーカルチャーに欠かせないHARIO(ハリオ)が手掛けるアウトドア向けニューブランド「Zebrang(ゼブラン)」も新商品をそろえてお披露目。(紹介記事はこちら

アウトドア仕様に生まれ変わった名作ドリッパー「V60フラットドリッパー」やスリムボディーの「ハンドコーヒーミル Zebrang」など、ブランドカラーのブラックに統一されたギアは、思わず揃えたくなるラインナップだ。

 

変形ロボットオタクがデザインした箱型に変形する電動バイク。

少年のように目を輝かせた男子たちの注目を集めていたのが、箱型にたためる変形小型電動バイク「HAKOBELL(ハコベル)」。

ICOMA「HAKOBELL」(プロトタイプ)

このハコベルを開発したのは、プロダクトデザイナーの生駒さん。もともとタカラトミーであのトランスフォーマーの変形機構をデザインしていたという根っからの変形ロボットオタクだ。

趣味で開発していた変形する電動バイクがSNSなどで話題になったことから、公道で走行可能なバイクを目指して独立し、「ICOMA」を設立。試作と改良を重ねて完成した第3世代のプロトタイプが、今回展示していたハコベル。

ほぼ箱型に変形するので、自宅に駐輪場がなくても、玄関にしまっておくことも可能。通勤時には会社のデスクの下にも収納できるサイズになっている。クルマに乗っけてキャンプに持ち出せば、移動手段としてはもちろん、ポータブル電源としても使用可能だ。

一般発売はまだ先とのことだが、まずは企業などとコラボして、側面のパネルを液晶に変えたバージョンなどユニークなコラボモデルを作っていく予定だという。

これからの展開が楽しみな一台だ。

 

  • Photo/Dai Yamamoto
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