2026年4月10日（金）〜12日（日）に静岡県富士宮市のふもとっぱらで開催されるGO OUT JAMBOREE 2026。その開催に向けて一度GO OUT JAMBOREEの歴史を紐解いてみよう！という企画で、前回がこちらでした。
キャンプと音楽のフェスティバル「GO OUT JAMBOREE」ってどんなイベント？ーHistory of GOJ Pt.1ー【GO OUT JAMBOREE 2026開催】
パート1では2012年のスタートから2019年までを振り返りました。そしてパート2ではコロナ禍の2020年から2025年までを振り返りたいと思います。
2020年
このようにビジュアルが完成し、すでにチケットも販売中だったのですが、2020年3月17日にこのようなお知らせを発信しました。
GO OUT JAMBOREE 2020 開催中止に関するお知らせ。
非常に残念ではありましたが、こればかりは仕方ありません。スタッフ一同バタバタと中止に向けて動きながらも秋には開催できるんじゃないか、という思いを繋いでいました。そして秋にいつもならGO OUT CAMPとして開催する回をGO OUT JAMBOREEとして再度トライしようと進めていたのですが、やはり開催できず・・・、この時も中止の案内を出したのでした。屋外とはいえ多くの人が集まるこのイベント、この年の開催は叶わずでした。
2021年
ようやく開催できそうな目処がたったのですが、GO OUT JAMBOREEと銘打つには規模的に難しいだろうということで、GO OUT CAMP vol.16として開催しました。
来場者の方もスタッフもみんなマスクをして、ステージ前には密を避けるために椅子が置かれ、できる限りの準備をして開催されました。
自分たちのテントサイトに戻って、焚き火にあたった時にようやく本当にリラックスできていた方もいたかと思います。
そんな状況の中でも、アーティストの皆さんは多くの人を勇気づけてくれました。また来場した人たちもルールを守って大自然の中でこの時できる精一杯で楽しんでいたと思います。印象的だったのが、この年の大トリだったPUSHIMさん。曲中のMCで「みんなの心の声を聞かせてください！」と言い、客席に耳を向け、誰も声を出していないのですが「聞こえるよ！」と言った瞬間、隣に立っていた女性の方が、大粒の涙を流しながら両手をあげてステージからの声に応えていたんです。きっとPUSHIMさんの歌声と優しさ、ご本人の色んな思いが溢れたんでしょうね。コロナ禍でのイベント開催は通常の数倍も気を使い、スタッフも疲労困憊だったのですが、本当に開催してよかったと心の底から思えた瞬間でした。
2022年
状況が落ち着いたのか、我々が慣れたのか、コロナ禍での開催が3回目となったGO OUT CAMP。それでも今までのような盛り上がりを作ることはできず、密を避けながらふもとっぱらで各々がのんびりと楽しむというような回になりました。
家の中に籠ってばかりだったので、本当に自然に癒された3日間でした。いつものGO OUT JAMBOREEではあまり感じられないCHILLな空気が会場全体を覆っているような雰囲気で、のんびりと時間が過ぎていきました。
ステージでは瑛人さんが素敵な歌声を聞かせてくれ、もうステージ前には椅子はないものの、みなさん距離をとりながら楽しんでいました。
開催当日に会場であるふもとっぱらさんと話し合って、急遽会場を予約させていただき、ある意味、決意表明的に掲げた予告バナー。その場でアーティストのYuji Odaさんが書いてくれました。
2023年
徐々に日常が戻ってきた2023年春。まだまだ気にすべきことはありましたが、それでも参加されたみなさんはテンションが上がったのではないでしょうか。ブランドアヴェニューもこの賑わい。あちこちで商品が売切続出でした。
ようやく大手を振ってグルキャンもできるようになり、ドーム連張りや連結など巨大テント群があちこちで見られました。
ステージも大爆発！ 今や常連となっているレゲエサウンド「RED SPIDER」が初登場し、ジャパニーズパンクのレジェンド「LAUGHIN’ NOSE」も出演。そして大トリにはRIP SLYME。会場中にハッピーなバイブスを漂わせたまま無事終了しました。
2024年
ようやく通常運転になったGO OUT JAMBOREE 2024。キャンプサイトもFOODエリアも相当な賑わいを見せていました。
メインステージでは水曜日のカンパネラが客席中央まで突入！ 大人から子供までみんなを笑顔にしてくれていました。
この年から始まった金曜日の「静岡NITE」。静岡県在住のアーティストによるライヴやDJで初めて見るアーティストも多い中、大盛り上がり。中でもティータイム山本のインパクトは強烈でした！
大人気コンテンツ「歌声ナイトクラブ」も通常営業です。ナビゲーターNARIが頭からビールをかぶるビール芸も復活！
初期の頃に比べればThat’sアウトドアな着こなしよりも、普段から着ているアイテムをうまくキャンプ用にアレンジしてコーディネートする人が増えたように思います。
2025年
そして今年開催されたGO OUT JAMBOREE 2025。よりカジュアルなスタイルの来場者が増え、みなさんのファッションを眺めるだけでも楽しい時間を過ごせますよ。
今年から始まった野外イチ面白い芸人を決める大会「外-1グランプリ」。今年はシューマッハ、三拍子、ダンディ坂野さんらが出演してくださいました。来年の開催はあるのか!? ご期待くださいね！
第5弾となったGO OUT JAMBOREE／CAMPと地元のブルワリー、フジヤマハンターズビールとのコラボクラフトビール、CAMP IPA。ご好評いただき毎回たくさんの人に楽しんでいただいてます。こちら、毎回必ず富士宮市で採れた果物を使って作ってるんですよ。
残念ながら日曜日は朝から雨。みなさんテントに篭ったり、一気に片付けて早々に帰宅する方も多く、ステージは一体どうなるだろう？とヤキモキしていたのですが、大トリのDef Techの時にはおそらく会場に残った人の大半がステージ前に集まってくれ、雨の中でも大盛り上がりとなりました。
さて、これにてHistory of GOJは終了です。こうやって振り返るとGO OUT JAMBOREEは本当に来場者のみなさんと一緒に作ってきたイベントなんだな、と感じます。コロナ禍の厳しいルールの中でも、大雨の中のアーティストのライヴも、すべて来場者のみなさんの熱によって形になっていました。ありがとうございます。
ということで2026年もGO OUT JAMBOREEをふもとっぱらにて開催いたします。ぜひ一緒に最高のキャンプと音楽のフェスティバルを作りましょう！ 楽しみましょう！ みなさんのご来場を心よりお待ちしております。
みなさん、2026年4月もふもとっぱらでお会いしましょう！
日程：2026年4月10日（金）〜12日（日）
会場：ふもとっぱら／富士オートキャンプ場ふもと村
