2026年4月10日（金）〜12日（日）静岡県富士宮市「ふもとっぱら」での開催が発表となったGO OUT JAMBOREE 2026。今回も富士山のふもとに多くのアーティスト、出展ブース、キャンパーが集い3日間盛り上がることになりそう。すでに「行くぞ！」と決めている方はどんなアーティストが出るのか？ テントはどうしようか？ 当日ブースで何を買おうか？と今からソワソワされているかと思います。
今回はこのGO OUT JAMBOREEがいつから行われていて、どうやってスタートしたのかというお話をさせてください。
元々2008年からふもとっぱらにてスタートしたイベントが「GO OUT CAMP」。雑誌GO OUTが2007年にスタートした頃、当時の編集長で現プロデューサーの竹下が取材などでブランドへお邪魔する度に「イベントとかやらないの？」と声をかけてもらい、「じゃあ、やってみようか？」と軽い感じでスタートしました。
こちらが記念すべき第１回目のGO OUT CAMPの様子。この前日に台風が接近し開催が危ぶまれたものの、無事進路が外れたことで開催。来場者は30名。A&Fさんによる料理教室や機材をレンタルしてのDJブースなど手作り感満載のアットホームなイベントでした。
開催してみたら来場者からの反応も良く、なにより編集部もすごく楽しかったので、年に２回、春と秋に継続して開催することとなりました。開催する中でアーティストがメインになるフェス的なコンテンツとキャンプを融合させたイベントも開催してみたいね、という流れで2012年に「GO OUT JAMBOREE」がスタート！ 編集部は同じ富士宮市で今も精力的に行われている巨大フェス「朝霧JAM」へ頻繁に遊びに行っていたこともあり、自分たちなりの野外フェスというものがやりたいと考えていたんです。
2012年
こちらが第1回目のGO OUTステージ前の様子。出演はbonobos、SPECIAL OTHERS、ACO、GAKU-MC、どぶろっく。クラブステージにはTHE FURS、Abilio、PELI、xuxu。2ステージとなり、GO OUTステージはその舞台自体も一気に豪華になり、当日は過去一番の来場者数となりました。
まだまだ会場にも余裕がありますね。この頃はルノーのカングーが大人気で会場でも多く見かけました。また夜のクラブはテントで行われギラギラの照明でとんでもない盛り上がりとなりDJ陣も驚いていました。
2013年
第2回目となった2013年。上写真のステージはカラオケやコンテンツを行うステージ。この夜、会場にプレイベートでこっそり遊びに来ていた韓流アーティストの方が突如このステージに登場し、自身の曲をカラオケで歌うというハプニングが。見ていた女性が「似てるけど違うよね〜。一応写真撮っておこうか」と言っていたのが記憶に残っています笑。また会場内にあった林をCHILL OUT FORESTと名付けてキャンドルアーティストによるインスタレーションなども行っていました。
2014年
この頃から皆さんテントのレイアウトや装飾もこなれてきて、今のキャンプスタイルの原型のようになっています。この時の人気NO.1テントはノルディスク。キャンプサイトはどこもかしこもコットンテントでした。
金曜夜の前夜祭人気コンテンツ、持ち寄りBBQもスタート。1つのBBQ台をいろんな人でシェアするこちらで出会った人たちが翌年もGOJで再会するというのが恒例となってきました。
2015年
早朝のふもとっぱら。物見台のようなものはこちらが映画のロケ場所に使われた際に建てられた大道具。この頃はまだ実際に登れていました。
ボランティアの皆さんにサポートいただくようになったのはGO OUT JAMBOREEの第1回目から。2015年には多くの皆さんが参加してくれるようになりました。一緒に作業をする中で、友達を見つけたり、パートナーを見つけて結婚する人なども出てきました。また韓国キャンパーの来場が増えたのもこの頃からです。
GO OUT JAMBOREE／CAMPといえばのDJ、河合桂馬さん。残念ながら2022年にお亡くなりになりましたが、GO OUTのイベントでは本業のDJはもちろん、司会、PRと八面六臂の活躍をしてくれました。ありがとうございました。
2016年
ランクルやジムニーなどゴツいクルマが目立ち始めた2016年。テントなどのギアに加えてクルマも皆さんのライフスタイルを表現するアイテムになってきたようです。
このカラフルな感じはまさに2016年頃って感じです。どこのブランドからもクレイジーパターンのバッグやウエアがリリースされていました。下の写真はGO OUT香港と台湾のブランドの皆さん。
この数年前にアーティスト「STOMACHACHE.」による壁画が今は売店となっている建物の壁に描かれました。この回では、日曜日早朝に天気が大荒れとなり、全てのコンテンツが中止。みなさん、急いで帰路についていただきました。
2017年
ブランドアヴェニューがメインの通り沿いに移動し、より大きな賑わいに。GO OUTステージも今の場所へ移動し、より広々と楽しめるようになりました。この年にはフォルクスワーゲンがエリアを作り大賑わい。ブースが購入だけでなく、遊べるスペースになってきたのも特徴的でした。
2018年
この頃からテントが大型化してきましたね。宴会幕なんてのもあちこちに立ち上がっていましたし、ルーフテントを装着したクルマもよく見かけるようになりました。
海外からの来場者が増えたことで生まれた新企画「ASIA CAMPERS SUMMIT」。香港、台湾、韓国、日本のキャンパーが意見交換する和気藹々とした内容。また、ふもとっぱらの本業ともいえる林業を知ってもらうためのエリア、フォレスターズスクエアも誕生。チェーンソーが唸っています。
この年には道の駅朝霧のそばにあるあさぎりフードパークにもキャンプサイトとステージを設けて、フレッシュなアーティストのライヴを行いました。
2019年
この年にはGO OUT STAGEに石野卓球さん、GO OUT HOUSEでは日本のレジェンドDJ、大貫憲章さんが登場。その他、MIGHTY CORWNやMY LITTLE LOVERなどGO OUT JAMBOREEらしいごちゃ混ぜなラインナップで大盛り上がりとなりました。
会場反対側の森の中ではふもとっぱら主催で映画鑑賞会も開催されました。ロマンチックな雰囲気が大好評。
実はこの年もあさぎりフードパーク会場をオープンする予定だったのですが、なんと4月なのに雪が降り（!?）、その雪が解けなかったため全員がふもとっぱらでキャンプをするという事態にもなりました。
ということで、一旦コロナ禍前となる2019年までお届けしました。このあとパート2でコロナ禍での開催（名義はGO OUT CAMPでした）、そしてコロナが明けた後の様子をお届けしたいと思います。
そして何より2026年のGO OUT JAMBOREE。11月28日より超先行チケットの販売がGO OUT ID会員限定で開始されます。ぜひ公式ホームページをチェックして、ゲットしてくださいね！
日程：2026年4月10日（金）〜12日（日）
会場：ふもとっぱら／富士オートキャンプ場ふもと村
