冬キャンプスタイル拝見。極寒対応ギアとこだわりコーディネート。#6

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とっておきの“暖か装備”で寒さすらも楽しんでしまえる、上級者たちのキャンプスタイルは一見の価値あり!

先日、真冬のふもとっぱらで開催された「GOOUT CAMP 冬 2017」でスナップした、おしゃれテントサイトを数回に分けてご紹介。

ここでは、あまり見かける機会のない、希少なテントを使用した、3つのユニークなテントサイトをピックアップ!

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ドッキングされたドームテントの中は、暖房の効いた超快適空間。

Camper’s Name 16:wan.camp.kenさん/板倉朝美さん/香織さん/安音くん/令音くん

ヒルバーグのアトラスと、見たことないドームテント。この二つを連結させていたテントサイトは、遠くから見ても目立っていた。こちらは仲間と一緒に参加していたうちの2家族のテントをドッキングさせた宴会場で、大人数が集まっても問題ない広さになるそう。

奥に張ったグリーンのテントは、ノルウェー発のヘルスポートというブランドから出ているドーム型。生地に難燃性に優れたポリエステルを採用しているため、中では薪ストーブが使えるそう。

トップには煙突が出せるような仕様になっているため、今回はGストーブをインストール。コンパクトさと燃焼効率の良さから人気のモデルだ。

また手前のアトラスには別売りのベスタビュールを取り付け、テントの連結部分に隙間がでないような工夫が。薪ストーブのほかバーラーやニッセンのストーブを3台使い、おかげで室内は暖かく快適な室温を保っていた。

【SPEC】

・テント:ヒルバーグ/アトラス、ヘルスポート/バランゲルドーム アウターテント
・テーブル:TheEarth/六角テーブル、アウトサイドイン/ミッドテーブル カメ
・イス:カーミットチェア、ヘリノックス、キャプテンスタッグ/背付きアルミベンチ、スノーピーク/テイクチェア
・ストーブ:Gストーブ、バーラー、ニッセン、武井バーナー/パープルストーブ
・ランタン:ペトロマックス
・バーナー:プリムス/オンジャ

 

レトロさとハイテクさがドッキング。小さいな山小屋風テントサイト。

Camper’s Name 17:ふろうさん/さやかさん

ふろうさん夫婦が今回張っていたのは、レトロな鉄骨テント。フランスのラモンというメーカーのテントで、ヤフオクでゲットしたものだそう。

こちらのテントの中は、テーブルを中心に、コットとイスがシンメトリーになったレイアウト。日中と夜でストーブの位置を変えながら一番快適に使えるように考えられた配置だ。

また天井から吊り下げられたペトロマックスのランタンは、実はバッテリーを繋いで光るエレクトロというモデルで、風の影響を受けず手入れも簡単。レトロなテントに合わせて、ヴィンテージギアを揃える人は多い。

ふろうさんも以前はほとんどがヴィンテージギアだったというが、やはり便利さから、最新型のギアもどんどん増やしているそう。

すぐに使いたい暖房や照明ギア。やはり壊れにくく取り扱いが楽なものの方が、快適にキャンプを楽しめるもの。デザイン性はもちろん重要だが、それ以前に使い勝手を考えたギアセレクトは過酷な冬キャンプでは大切なのかもしれない。

【SPEC】

・テント:ラモン
・イス:ローバーチェア
・ランタン:ペトロマックス/エレクトロ
・ストーブ:トヨトミ/レインボーストーブ
・バーナー:イワタニ/マーベラス
・クーラーボックス:ダイワ

 

テントの世界観を損なわない、ギアセレクトとアイデアが光る。

Camper’s Name 18:yamakyo0811さん/mihoyamaさん

T字型の見たことのないコットンテントを張っていたyamakyo0811さんは、ヴィンテージや軍モノといった男らしいデザインのギアが並ぶ、無骨なテントサイトを展開。

船の帆を作っていたというpouchというメーカーのヴィンテージテントは、大人が立って歩ける高さを誇り、寝室にもってこいのスペースはA型テントとしても独立して使用可能。

キッチンやリビングも確保できる大きさの前室にはストーブを入れ、ゆったりくつろげる空間を作っていた。

しかし、購入時にはすでにポールが足りず自分で作ったものを使用。またテントの入り口は紐で縛る仕様だったが、冬場は隙間風が入るため特注したというファスナーを縫い付けたとか。こうして、古いながらもちゃんと使えるような工夫が随所に見受けられた。

またテントほかには、スイス軍仕様のペトロマックスのランタンやユーゴスラビア軍コンテナボックス、そしてオプティマスの軍用バーナーなど、軍モノを多用し、テントの雰囲気を損なわないギアセレクトが光っていた。

そして、これらのギアこれに合わせ、キッチンはホームセンターで売っている鉄脚と古材を組み合わせてD.I.Y.。また所々付いている鹿のツノの飾りも、ホームセンターのパーツを使い自身で取り付けていたもの。

ギアのセレクトはもちろん、D.I.Y.やテントのリメイクでサイト全体の雰囲気を統一しながら、快適に過ごせるサイト環境を整えていた。

【SPEC】

・テント:pouch
・テーブル:スノーピーク/Fテーブル
・イス:スノーピーク/テイクチェア
・バーナー: オプティマス/155w、ゲニオール
・ランタン:ハサグ、ラディウス、ペトロマックス(スイス軍仕様)

 


冬キャンプについては以下の記事も要チェック!

「日本最大級のクリスマスキャンプ「GOOUT CAMP 冬 2017」レポート。」

「クリスマスキャンプで見つけた、テントイルミネーション・テクニックBEST6。」

 

  • Photo/Takuma Utoo
  • Report & Text/Shiyori Kawamura(RIDE MEDIA&DESIGN)
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GO OUT編集部
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