三菱自動車が主催する人気キャンプイベント「スターキャンプ2017 in 朝霧高原」が7月29日(土)、30日(日)の2日間、静岡県の朝霧ジャンボリーオートキャンプ場で開催された。
SUVの体験試乗会や、さまざまなアウトドアアクティビティ、アコースティックライブなどイベント盛りだくさんで、クルマ好きやアウトドア好きの間で大変な人気となっているこのイベント。第15回となった今回は多くの応募の中から運よく当選した220組791人が参加して盛大に行われた。(三菱車ユーザー以外も参加可能)。これを読めば次回はきっと参加したくなる、そんなスターキャンプの人気の秘密をレポート。
キャンプ初心者も楽しめる仕掛け満載!
このイベントの特徴は、なんと言ってもフィールドに所狭しと並んだアクティビティーやワークショップの数々。初心者ファミリーキャンパーの場合、子どもが飽きずに遊んでくれるかが心配のひとつだが、このイベントではその心配は全くいらない。しかも全てが無料で楽しめるとあって心置きなく遊ぶことができる。
メイン会場にドーンと構えるのは、高さ8メートルほどもあるボルダリングウォール。あまりの高さに途中で怖くなってギブアップする子どももいるほどだが、その分、登った時の達成感は大きい。他にもスラックライン、トランポリンなど子どもたちに人気の遊びがズラリ。
さらに、竹を使ったキャンドルホルダー作り、丸太切りなどのワークショップもあり、特にテントサイトを可愛くデコレーションできるガーランド作りは女子に人気。
アウトドアメーカー「コールマン」のブースでは、キャンプ用品の使い方や設営時のトラブルを解決してくれるキャンパーズサポートも。これも初心者キャンパーには心強いサービス。また、テントの撤収講座なども行われ、「収納袋に楽々入るテントのたたみ方」の実演には多くのキャンパーが見入っていた。
フェスなのに屋台がない?!
キャンプイベントに参加したことがある人には意外かもしれないが、実はこのスターキャンプにはキャンプイベントにつきものの「フェス飯」がない。
スターキャンプは、「オートキャンプを通じて自然の大切さを学び、家族や仲間との絆を深めながら自然に親しんでいただくこと」を目的としたイベント。家族や仲間で協力しあって自分たちの手でアウトドア料理を作り、一緒に味わってもらいたいという運営側の思いなのだろう。
ただフェス飯はないものの、キャンプでどんな料理を作ったらいいのか分からない初心者でも楽しめるようにアウトドア料理教室は充実している。
2日目の朝に開催されたワークショップでは、参加者が思い思いの具材を挟んでバゲットサンドを作った。
並べてみると、出来上がったサンドは十人十色…
サンドは半分に切って、まずは自分で作ったサンドを半分食べて、あとの半分は他の人が作ったのを食べるという面白い仕掛け。そこから自然と会話も生まれてくる。
アルピニスト野口健さんも参加!
今回のスターキャンプには、三菱自動車のアンバサダーをつとめるアルピニスト野口健さんも参加。
エベレストの標高をナンバーにした愛車アウトランダーPHEVで駆けつけた。
昼は、野口さんと一緒に「毛無山」(1964m)を登るイベントを開催。
参加したファミリーはほぼ登山経験がないということで、最初はつらそうだったものの、野口さんの声掛けもあって 次第に気持ちが上がってきて、終わりの頃はみんなたくましい笑顔に。残念ながら雨のため山頂までは行けず、途中の不動の滝見晴台で折り返しとなったが、野口さんとの登山は貴重な体験となった。
夜は野口健さんのトークショーも開催。雨の中たくさんの人が集まり、エベレスト登山の話や清掃登山の話に聞き入っていた。
三菱自動車の人気SUVなどの試乗体験も!
クルマ好きが集まるイベントだけあって、このイベントで人気となっているのが最新の三菱車の試乗や同乗体験。
三菱自動車といえば、ラインナップの大半がアウトドアと親和性の高い車。キャンプ場内の林道を利用した試乗では、三菱車らしさを体感できるとあって大好評。
さらに「4WDキット同乗体験会」は、ラリードライバー・増岡浩さんが運転するデリカやパジェロで45度の登坂や階段などの悪路走行を体験できる大人気プログラム。子どもたちはまるでジェットコースターのようなスリルを楽しみ、大人は三菱車の極限の性能を体感しつつ我が家の愛車のポテンシャルに驚いていた。
もちろん最新の三菱車の展示も。増岡さんがオススメするのは「アクティブギア」。アウトドアギアをイメージしたオレンジ色のパーツが目を引くアウトドア派に人気が高い特別仕様車だ。
そして、今年の3月にジュネーブモーターショーで世界初披露された新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」も展示!いち早くチェックできた。
夜はキャンプファイヤー&ライブ
初日は1日を通して雨がぱらつく天気ではあったものの、アクティビティやワークショップ、料理教室、試乗とたくさんのコンテンツを思い思いに楽しんでいた。
そして、夜を迎えるとメイン会場ではキャンプファイヤーとアコースティックライブがスタート。
ステージの電力は2台のアウトランダーPHEVから電源が供給されているというから驚き。
ライブを披露してくれたのはFLYING KIDSのボーカルでソロ活動もしている浜崎貴司さん。ライブ中はあいにくの雨となってしまったが、三菱自動車「FTO」のCMソングだったFLYING KIDSの「セクシーフレンド・シックスティーンナイン」をはじめ、カヴァー曲もまじえながら会場を盛り上げた。
雨の中ではあったが、1時間たっぷりとライブを届けてくれ、参加者には特別な思い出となったことだろう。
今年のスターキャンプは8月末に宮城県吹上高原キャンプ場でも開催されるダブル開催。こちらもすでに抽選が終わっているので、来年度の開催を心待ちにしよう。