ファッションシーンでは早くも秋冬シーズンが立ち上がり、各ショップには秋の新作が続々と入荷。様々なブランドのアイテムを日頃からチェックしている、流行に敏感なセレクトショップのスタッフたちの最新コーデとともに、イチ押しを教えてもらいました。
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渋谷の老舗アウトドア店が高尾山の麓でリニューアル。
アウトドアシーンに携わり40年以上になる名物オーナー。登山、バイク、MTB、キャンプを楽しむなか、最近はトレイルランニングも満喫。「色味を抑えつつ、総柄のジャケットを着こなしのアクセントにしました」。ノベルティコンパクトジャケット￥16500／ザ・ノース・フェイス TBピックアップTシャツ￥5390／ティートンブロス トレイルキャップ￥6930／マイルストーン シューズ：アジリティピーク5￥19800／メレル バッグ：ミラーBP￥43890／シンプリーワンダフル パンツ／イーエックスオフィシオ
今夏に渋谷から高尾山の麓に移転した、老舗アウトドアショップのファンクション ジャンクション。高尾山のトレイルヘッドに近い民家をリノベした店内には、機能美アイテムがところ狭しと並び、往年のスタイルも健在。
「移転しても変わらずに、キャンプやフェスで使えるユニークなウエアとギアを厳選しています。それに加え、最近はこの環境に合わせて、ランやロングトレイル系のアイテムも増えつつあります」。店前にはウッドデッキも併設され、今後はそのスペースでポップアップ系のイベントも展開していく予定。
「高尾山の山頂に続く旧道沿いにあるから、そのまま山登りも楽しめるし、ほかのいろんなトレイルのルートにもアクセスしやすい立地なので、ハイクの行き帰りに気軽に立ち寄ってください」。
ファンクション ジャンクション 2
東京都八王子市高尾町2008-1F
tel：042-673-6670
open：11:00～17:00 定休日：火・水
www.functionjunctiontokyo.net
LITEWAY
グラムレスパックデルタ35 ￥49500
ウクライナ発のULブランド、ライトウエイの35Lモデル。軽量かつ強度にも優れた機能素材、ウルトラ200エックスをメイン素材に採用。「クリーンなルックスなので街でも違和感なく使えます」。
THE NORTH FACE
ウーロスフィールドユーティリティポンチョ ￥33000
日常からフェスまで活躍するミドル丈のレインウエア。フロントの多ポケットによる豊富な収納力が魅力。「動きやすくて機能性にも優れたポンチョ。個人的には釣りシーンにオススメしたい」。
PAAGO WORKS
トレイルカップ500 ￥5830
580mLのチタンカップと350mLのプラカップ、ミニマグの3種セットで、スタッキング可能。チタンカップにセットされたシリコンリングが秀逸。「ありそうでなかった実用的なセットだと思います」。
ハイエンドなアイテムから民芸品まで独自にセレクト。
フリッジを運営する会社、ドナのセールス担当。ブランドの企画にも携わっている。プライベートでは4児のパパで、休日は家族サービスが基本。「今年は、ひさしぶりに子どもたちとスノーボードに行きたいです」｡クレッタルムーセンのジャケットがコーデの主役。「アウターのサイズ感でパンツのボリュームを強調しました」。スヴァリンフードジャケット￥132000、バッグ：フィヨルム18L￥33000／ともにクレッタルムーセン チェックパンツ￥27500／マイン シューズ：ハットモック2／コートエシエル×メレル1TRL
世田谷通り沿いにある地域密着型セレクトショップ、フリッジ。クレッタルムーセンやジーアールテンケーなどのユーロブランドのアイテムから、日本各地の民芸品や雑貨、ローカルフード、さらにオーナーの私物まで並ぶ、ワンアンドオンリーのセレクトが魅力。
「今秋はエスアイのベーシックなウエアや、ウーフィーの小物など、フラっと立ち寄って買い物できそうなリーズナブルなアイテムも豊富に揃えています。最近は、キッズウエアの古着も増えつつあるので、ファミリーで気軽に遊びに来てください」。
広い店内では、ほぼ毎月イベントが行われているが、9月はバッグブランド、オレンドのポップアップを開催する予定。「ポップアップはもちろん、店内の一角をギャラリー的に使いたいヒトも大歓迎です」。
フリッジ
東京都世田谷区世田谷1-12-14 原ビル1-A.
tel：03-5799-4786
open：12:00～20:00 不定休
central.fridgesetagaya.com
SETAGAYA UNITED
2025シーズンユニフォーム“PARK” ￥16500
フリッジの地元のサッカーチームであり、サポートもしている“セタガヤユナイテッド”のジャージー。「毎年、ショップで受注会をやっていて、好きな番号や名前を入れることもできます」。
MAFIA BAGS
セイルパック ￥18480
サンフランシスコを拠点に活動するブランド、マフィアバッグ。リサイクル素材で作られているため、すべてアソートカラーとなる1点モノ。「アメリカっぽい、ラフなデザインが好きです」。
Vapur × fridge
カスタムボトル1L 各￥3410
アメリカでブレイクしつつある、エコなボトルパックの別注アイテム。「最近は、スポーツ観戦の会場で使われることが増えているみたいです。軽くてコンパクトに収納できる機能面も魅力」。
さまざまな別注アイテムでオリジナルスタイルを発信。
ワガママトーキョーをオープンして今年で7年目となる名物オーナー。休日はサウナと古着屋を巡るのが定番。「そろそろTシャツに飽きてきたのでシャツを着たいなと。秋冬はこの上にダウンベストを羽織りたいです」。L/Sシャツ￥59400／マーティーアンドサンズ×ワガママトーキョー デニムパンツ￥71500／ナイスネス×ワガママトーキョー Tシャツ／古着 キャップ／シュプリーム×エムエムシックス サングラス／ヴィンテージ ソックス／スーパーノバ シューズ：オールスター／コンバース×エヌハリウッド
さまざまなブランドとの別注アイテムをラインナップするワガママトーキョー。コラボ相手は、ナイスネスやマーティーアンドサンズ、オーベルジュなど、オーナーの中村さんが注目するドメスティックブランドが中心。
「各ブランドに作ってほしいアイテムを提案して、ボクのエゴやワガママを体現してもらっているので、そのスタンスをショップ名にしました（笑）。今秋も別注アイテムを30型くらいリリースします」。そんななか、中村さんがハマっているスタイルが、微妙な丈感のパンツを主役にした変則コーデ。
「6、8分丈くらいの中途半端なレングスのパンツが好きなんですよ。それにハイカットシューズやブーツを合わせるのが最近のマイ定番。秋冬はトップスをレイヤリングして季節感を出したいです」。
ワガママトーキョー
東京都渋谷区神山町7-15イムーブル渋谷神谷町1F
open：14:00～20:00（土日祝）
※平日はDMでの予約制
wagamamaec.base.shop
AUBERGE × WAGAMAMA TOKYO
ロープバート ￥46200
ロープとペイズリーが刺しゅうで入った、オーベルジュのシャツをカラー別注。「グリーン×オレンジの配色がこだわり。1枚でも着られるし、ジャケットから刺しゅうを覗かせるのもアリです」
NICENESS × WAGAMAMA TOKYO
フーリデン ￥66000
前面と背面に同サイズのプリントが入り、どちらを前にしても着用できる両A面スウェット。「表にはゼウス、背面にはデビルがプリントされているので、その日のキブンで使い分けできます」。
RAINMAKER × OBJ ×WAGAMAMA TOKYO
コルビー ￥46200
クリアフレームに薄いカーキのレンズを入れたサングラス。「今季で3シーズン目となり、毎回レンズの色が異なります。今回はミリタリースタイルにもマッチするカラーリングになりました」。
ワーク系のプロダクトでモダンなスタイルを構築。
プラス エイティ ワンのディレクターで、オリジナルブランド、クレストのデザイナーとしても活躍。趣味は、サウナ、自転車、カメラなど。「ブラウンカラーを中心に、フェード感のあるアイテムを取り入れました」。オーガナイズドフーデッドプルオーバー￥44000／サンドウォーター グラデーションダイL/S シャツ￥27500、ヴィンテージダイハーフパンツ￥4620、 ヴィンテージレザーホリデーバッグ￥50600／以上すべてクレスト シューズ／ウェーブプロフェシーモック￥31900／ミズノ
日本のブランドを世界に発信することをコンセプトにした祐天寺のセレクトショップ、プラス エイティワン。ベーシックなアメカジ系から、テクニカル系のブランドまで揃えた幅広いラインナップで、そうしたアイテムをいまの視点でミックスした独自のスタイルを提案している。
「今秋はワーク系のアイテムに注目していますが、ストレートにアメカジに落とし込むのではなく、テック系の素材やカラーリングで仕上げた、ちょっとモダンな雰囲気のスタイルを発信していきます」。
今季より、新たにサンドウォーターのアイテムの取扱いがスタート。さらに、ショップが5周年を迎えるため、記念の別注アイテムも企画中。「エヌティーエヌやプロダクトトゥエルブとコラボしたアウターをリリースする予定です」。
プラスエイティワン
東京都目黒区五本木2-15-7 市川ビル 1F
tel：03-6412-7706
open：13:00～19:00 不定休
www.plus81.id
CLESTE × ＋Phenix
ツイルシティワーカージャケット ￥57200
往年のワークジャケットをブラックのワントーンで仕上げ、ゴアテックス ウインドストッパーを採用。「トレンド感のあるレザーの襟を取り入れつつ、レザーは着脱できるようにしました」。
SandWaterr
コットンボーダージャージー ￥22000
後染め加工を施したコットン生地をエイジングさせた独自の風合いが魅力。「シンプルだけど1枚で着用したときにちょうどいい存在感がある。最近の秋の気候にフィットするアイテムかなと」
Product Twelve
シティトートバッグ ￥41800
ヘルメットバッグをミニマム化したようなデザインが特徴で、ショルダーとトートの2WAYで使用可能。「デイリーユースで使えるルックスだけど、マチが広く、見た目以上の収納力も魅力です」。
Photo／Fumihiko Ikemoto, Taizo Shukuri
Report ＆ Text／Masatsugu Kuwabara
