発酵させた独自の染液を使ううえに、布の再構築や縫製を一貫して行い、さらには藍畑の見学も体験できる工藝拠点を淡路島に構える「Onokoro Ai(おのころ藍)」。海外から“ジャパンブルー”と絶賛される、日本古来の藍染の可能性を追求する同ブランドにGO OUTが別注。
同じ兵庫県をベースに本格登山用ザック“IMOCK”を世に送り出し、約半世紀に渡って職人気質なバッグを作り続ける「KOBE-ZAC(神戸ザック)」とタッグを組んだトリプルコラボに。淡路島で古くから伝わる漁師の防寒着“どんざ”から着想を得た表情豊かな一品です。
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デザインソースとなった“どんざ”とは?
SASHIKO RE:WAVE
各¥7500
淡路島に43着が残っているという“どんざ”。太平洋戦争の戦前頃まで、海で仕事をする漁師が防寒着として身に着けていた羽織もので、藍染めされた木綿布を重ねて縫ったうえ、全体に細かく刺し子が施されているのが最大の特徴です。
厳しい海の仕事で身の危険が多かった漁師の安全を願い、魔除けや豊穣の意味を持つ模様を落とし込んでいたそう。その伝統的な羽織もののエッセンスを取り入れ、本企画ではデイリーなバッグにて表現しています。
ユーズド生地のアップサイクルで“どんざ”を再現。
白い太番手の糸で丁寧に手刺繍をプラスしたボディは、名作パーカーのユーズドを解体して生地として再構築。温もりあふれる刺し子だけでなく、深みのある藍染も施して“どんざ”の風合いを忠実に再現しています。
使い勝手の良いスペックは神戸ザックならでは。
耐久性のあるスウェット地を使いつつ、裏面は耐摩耗性に優れたナイロン生地を配置。毎日のように使用してもヨレにくく、バック口が大きく開閉して荷物の取り出しがスムーズに。サングラスやウォレットといった日常的な手荷物がストレスなく収納できる大きさにデザインされ、ストラップはクイックにサイズ調整が可能。
神戸ザックを立ち上げた登山家・星加弘之氏の意思を受け継ぐべく、神戸発セレクトショップ「乱痴気」の創業者・前川拓史氏が事業を継承。若きクリエイターと一緒に数々のバッグをデザインする、神戸ザックならではのデザインが散りばめられています。
過去から受け継がれる伝統と現在に寄り添う物作りが高次元で融合。使い続けることで藍色がより魅力的にエイジングし、ユーザーだけの風合いが楽しめるバッグがGO OUT Onlineで限定発売中です。
Photo/Sosuke Shimizu









