コダワリの向こう側にたどり着いた、オトナたちのチルアウトスタイル #4

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たいていのヒトは、それぞれジブンなりの理由があって10代にファッションに興味を持ち始めて、20代に最高に熱狂して、30代には地に足付いたぶん、とことんコダワリが強くなって……だいたいそんなカンジかと思います。

で、40代になった今はどうなんでしょうか。なんというか、いいカンジでマイペースなヒトが多いように思うのです。ジブンの「好き」に没頭しすぎて、時代と付き合うのを辞めてしまうのではなく、ちゃんとそういう空気も感じながら、ユル~くジブンのペースで楽しんでいる……そう、まさに「チルアウト」なんですよ。

なるほど、コダワリの向こう側って、さらなるコダワリじゃなくて、もっとユルくなる方に向かってたんですね。

そんなマイペースで「チルアウト」なスタイルにたどり着いた、40代のオトナたち8人のMYスタイルを拝見していきましょう。


Table Of Contents : 目次

CHILL OUT STYLE #4

Hajime Uemura
植村 肇/US代表・43歳

老舗アメカジショップ勤務を経て、現在は原宿と三軒茶屋に店を 構えるアメリカンインポートショップ「US」のオーナーを務め る。古着やバイクを始め、アメリカンカルチャーへの造詣が深い。

 

「全身古着っていうコーディネートは減りました。」

2000 年に US をオープン以降、おおよそ20年に渡って古き良きアメリカンヴィンテージを軸に一貫したスタイルを提案してきた植村さん。「どっぷりと浸かりすぎて、切っても切れない」と語る、自身の大好きなモーターカルチャーとも密にリンクしたそのワードローブの一部を覗いてみた。

「服は店で扱っているものか、アメリカで買い付けの際に自分用に買う古着がほとんど。最近はオーバーサイズブームが久しぶりに自分の中で復活していて、今は XL ばかり着ています。ひと昔前はパンツが細くてトップスをオーバーサイズで着るというバランスが好きだったんだけど、気付いたらだんだんパンツも細いものを穿かなくなりました。」

「あとは歳を重ねるにつれて、全身古着のコーディネートも少なくなりましたね。特にブーツや靴は古着で買わなくなった。特に大きな理由も思いつかないんですが……、どこか自分の中で 年相応の大人らしさみたいなものを意識しているのかもしれませんね(笑)」。

 

植村さんの愛用アイテムを拝見。

 

 

Lee オーバーオール

「その時の気分次第ですが、寒くなってきたら着ます。ストライプは’40年代で、ハウスマークと呼ばれる時代のもの。デニムは’50年代のロングLと言われるもの。白が’70年代です」。

VANS スリップオン プロ

クラシックラインの定番モデルをプロスケート仕様にアップデートしたモデル。「これは異常なくらい好きなスニーカーで、よく履いてます。何より履いていて楽だし、脱ぎ履きも楽ちんなんですよ」。

RRL チェックネルシャツ

「ヴィンテージのシャツをモチーフにして大きめに作ってあるので、最近のオーバーサイズな気分にしっくりくる1枚。RRLの古い時代に使われていた車タグのデザインも好きなんです」。

US オリジナルキャップ

ヴィンテージのキャップを元に、サイズ感をモダナイズして制作。「迷彩のハットは、’80年代の米 軍モノを解体し、型を起こして作りました。デニムのキャスケットが最近一番のお気に入りです」。

Harley-Davidson バイク

「’60~’70年代のアウトローバイカースタイルがずっと好き。60年代のチョッパーカルチャーに倣って、英国車パーツを取り入れたバイクもあります。奥から’71年、’54、’46、’47年のもの」。

 

他にも盛りだくさん! 続きは別冊GRAND GO OUTにて!

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  • Photo/Kenji Fujimaki
  • Report & Text/Masashi Echigo(RIDE MEDIA&DESIGN)
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GO OUT編集部
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