“モノトーン”というシーズンテーマの通り、ブラックとホワイトを基調としたカラーパレットを用いる今季の「Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)」。
着想を得たのがベトナム反戦運動のきっかけとなった情報源の一つであるテレビ。開戦年の1965年当時にアメリカで普及している白黒テレビの色割合が90%を超えていたことから、白黒画面を通して反戦意識が生まれたそうです。
その背景から2022年盛夏は“モノトーン=平和への感知”と捉えてコレクションを展開。落ち着いたカラーリングをベースとしているためか、落とし込んだ素材の表情がダイレクトに伝わるアイテムが揃いました。
NEW MEDICAL SHIRT ¥26400
人類で初めてエベレスト山頂に立った英国登山隊に参加するドクターのシャツがデザインソース。ヴィンテージに見られるソルト&ペッパー生地を使い、アームホールから肩と背面にかけて二枚仕立てに。運動量の大きい両腕を中心とした部分が補強されています。
OPEN COLLAR SHIRT – LINEN TWILL ¥23100
細番手の麻糸を特殊な技術によって極限まで高密度に織り上げ、頑丈かつ滑らかな質感を実現したスペシャルな生地を採用。着るほどに柔らかくエイジングしてくれます。
OPEN COLLAR SHIRT – TRIVAL PRINT ¥33000
ベトナムの地で愛用されたバティックをプリントで再現した開襟シャツ。図面に沿って染めたくない部分に蝋を置いて防染する手の込んだ手法を採用。
MODIFIED HOSPITAL PANT – HEMP DENIM ¥41800
天然繊維の中でも最も強靭で数十年の着用にも耐えられる、希少なヘンプ生地で仕立てたパンツ。日本に唯一の力織機とただ一人の職人との邂逅で生み出されました。
ARMY CARGO SHORT ¥29700
アメリカ軍と英国陸軍のヴィンテージディテールをミックス。剛性の高いバックサテンが使われ、経年変化によって無二のアタリが出るようにスレン染料を使用。
BEANIE – LINEN ¥10450
USネイビーのヴィンテージがモチーフで、ロール部の編み地を袋編みにしてボリューム感を演出。ロールアップして被ればネームデザインが逆さになる遊び心あふれるデザイン。
どれも世界有数のヴィンテージコレクターである、デザイナーのナイジェル・ケーボン氏がこだわった生地を採用。素材コンシャスともいうべき洋服は使うほどにユーザーの身体に馴染んでくれ、いつしか夏のスタイルに欠かせないワードローブになってくれます。
(問)アウターリミッツ tel:03-5413-6957 cabourn.jp