初代CX-5以来の新世代商品群になってからマツダは、毎年のようにイヤーチェンジを重ねていますが、2018年5月17日に受けたCX-3の大幅改良は、従来で言うところのビッグマイナーチェンジといえるでしょう。
今回の大幅改良は、大きく分けると4つのポイントがあります。まず、「操縦安定性、乗り心地、静粛性の向上」で、とくにユーザーからはデビュー以来、乗り心地の改善を要望する声が多かったそう。こちらは専用タイヤを開発するなど、足まわりを中心とした進化が図られています。
「エンジンの進化」では、ガソリンエンジンの仕様見直しに加えて、ディーゼルの排気量を1.5Lから1.8Lに排気量を拡大。これはエミッション対策が主な狙いで、「ダウンサイジング」から「ライトサイジングエンジン(適正な排気量)」への転換といえます。
基本的なプロポーションは変えずに、上質さや気品といったイメージを盛り込んだという内・外装の「デザインの進化」が3つめ。
外観の変更カ所はフロントグリル、テールランプ、アルミホイールなどで、ドアなどのアウターパネルは変わっていません。
一方の内装は、インパネのソフトパッドやフロアコンソールなど変更のほか、シートのカラー、素材変更が盛り込まれています。
4つめは安全性能のアップデートで、「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」に夜間の歩行者検知機能が付与されCX-3に初めて搭載されています。
CX-3の価格帯は、2.0Lガソリンが212万7600円〜282万4480円(特別仕様車のエクスクルーシブモッズを含む)。1.8Lディーゼルは、243万6480円〜309万4480円(エクスクルーシブモッズを含む)。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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