レジャーユースを意識したエクストラキャブの軽トラックといえば、これまでダイハツ・ハイゼットジャンボの独壇場といえる状況でしたが、最強のライバルが誕生します。
それが、スズキのスーパーキャリイです。
通常モデルよりキャビンを後方に伸ばし、室内にも物を置けるようにしたほか、運転席のリクライニング量(最大40度)やスライド量(180mm)を増やすことで、ゆったりと休憩できるようにした、大きなキャビンを得たスーパーなキャリイです。
すでに2017年の東京モーターショー(TMS)や2018年の東京オートサロン(TAS)などでカスタマイズ仕様を展示していたので、その市販化は確実と噂されていましたが、ついに「近日発売!」と銘打ったティザーサイトが公開されました。
キャビンを延長した分、荷台が狭くなったように思えますが、荷台側のキャビン下部を凹ませているので、脚立など薄いものであれば長尺物も積載可能。用途によっては使い勝手はほぼ変わらないというのも魅力でしょう。
また、幅広い年齢層のドライバーが運転する軽トラとして、初めて前後の「誤発進抑制機能」を設定するというのも注目点です。なお、前後の障害物を検知するとエンジン出力を絞ることで誤発進を抑えるというもので、自動でブレーキを作動させるシステムではありません。
ボディカラーもホワイト、シルバーだけでなくブラック、グリーン、ブルーを用意しているのもパーソナルユースを意識していることをうかがわせます。
さらに上級グレードにはキーレスエントリーを採用するなど乗用車感覚で使いたいというユーザーマインドにも応える仕様となっているのもうれしいところではないでしょうか。
(山本晋也)