ヘヴィデューティな「ディフェンダー」を、より強靭に鍛え上げた「OCTA」をテストドライブ!

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90、110、130のボディサイズ、2.0Lガソリン、3.0Lディーゼル、5.0L V8をラインナップする多彩なディフェンダーシリーズに、新たなヒーローモデルとして加わった「オクタ」は、オンもオフもスゴかった!

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悪路専用OCTA(オクタ)モードで、オフロードも乗り心地抜群。

世界で最も過酷なラリーレイドイベントとして知られるダカール・ラリーに来年からワークスチームとして参戦するなど、アイコニックな四駆車としてのパフォーマンスを磨き上げている「ディフェンダー」。

そのダカール・ラリーの市販車対象のストックカテゴリーに参戦するベース車両として採用される「オクタ」は、ディフェンダー史上最もパワフルな4.4L V8ツインターボ、画期的な6Dダイナミクスサスペンション、大幅改良されたシャシーを搭載し、オンロードでもオフロードでも圧倒的な走破能力を発揮する歴代最強モデルだ。

ラギッドさを増したルックスも只者ではないオーラを放っているが、実際にオフロードを試乗すると抜群の悪路走破性はもちろん、操作性の良さにも驚き!!

ステアリングに配置されたOCTAスイッチを押すと、OCTAモードによる車両制御で路面追従性能が最適化されるので、車体が跳ねず、オフロードなのにまるでタイヤが地面に吸い付いているかのような印象に。プロドライバーの運転にも同乗し、狭い道幅で凹凸のあるコースをハイスピードで走り抜けていく、ラリーさながらのドライビングも体感できた。

地球上で最も硬く、魅力的な鉱石である8面体のダイヤモンドからインスパイアされたOCTAのエンブレム。ラグジュアリーとハイパフォーマンスを兼ね備えた存在であることを象徴。

超タフだけどラグジュアリーな、歴代最強の「ディフェンダー」。

高速オフロード、オンロードで100万km、1.3万回超のテストを経て開発されたからこその究極のパフォーマンスを発揮する「オクタ」。インテリアは110を踏襲しているのでラグジュアリーさも兼ね備えており、乗り込むとディフェンダーらしさも味わえる。

より多くの空気が流れるようにデザインされたグリルを採用し、大型のラジエーターを最適に配置している。フロントバンパーには堅牢設計のプロテクターを装備。カッパー塗装の牽引フックがアクセントに。

ボンネットフードのDEFENDERエンブレムもカッパー仕上げで、フェンダーのロゴもカッパー色に。ワイドトレッドに対応するボリュームあるホイールアーチも迫力抜群だ。

エディションワンに用意された20インチ鍛造アルミホイール。オールテレーンタイヤはBFグッドリッチのトレイルテレーンT/A。アクティブな4本出しマフラーのリアバンパーには、グラファイト仕上げのアルミニウム合金アンダーシールドを組み合わせ、デパーチャーアングルも最適化されている。

インテリアは基本的に110をベースに、耐久性に優れた2種類の素材を用意。ホワイトとブラックのツートーンがモダンな上質感を演出する。

LAND ROVER DEFENDER OCTA 
ベースの110から車高は28mmアップ、全幅は68mmワイドになり、渡河水深は最大1m、0-100km/h加速は4.0秒を記録する。2千万円超えながら初回ロットはすでに完売で次回ロットを待っている状況だそう。【SPEC】全長4940×全幅2065×全高2000mm ホイールベース3020mm 車両重量2510kg 4.4L V8ツインターボガソリンエンジン(マイルドハイブリッド) エンジン最高出力467kW(635PS)/6000-7000rpm 最大トルク750Nm/1800-5855rpm モーター最高出力14kW/800-2000rpm 最大トルク200Nm/250rpm 電子制御式8速AT 駆動方式AWD 乗車定員5名 車両本体価格2105万円〜(ランドローバー コール)

オンロードではパワフルで軽快な走りと快適な乗り心地を体感。ディフェンダーの新たなヒーローモデルとして文句なしの1台だ。

「フジロック」の会場で、オクタの「ボディ&ソウルシート」を体感!!

大盛況となった今年の「フジロック」の会場では、オフィシャルサポーターを務める「ディフェンダー」の姿を様々な場所で確認することができたので、その模様をレポート。

エントランス手前のYELLOW CLIFFには、ルーフトップ装着車と日本特別仕様車のアーバンビートエディションを展示。両ブースともにアンケートに回答するともらえるダブルネームのオリジナルTシャツも大人気。
場内の一番奥に位置するORANGE CAFÉに設けられたブースには「オクタ」を展示。

「オクタ」はヘッドレスト一体型のパフォーマンスシートに「ボディ&ソウルシート」を初採用していることもトピックス。オーディオのエキスパートであるSUBPAC社、コベントリー大学との共同開発で、音楽の曲調にあわせて運転席と助手席が振動し、没入型の音楽体験を味わえるということで、多くの音楽好きがボディ&ソウルシートを体感していた。

会場内では運営サポートカーとして90、110、130のバリエーションで全6台のディフェンダーを用意するなど、最近のディフェンダーは音楽フェスでのアピールが積極的。

フジロックのモデルになったイギリスのグラストンベリーのオフィシャル車両パートナーを3年連続で務めていたり、再結成のワールドツアーが大反響を巻き起こしているオアシスの全公演をサポートするオフィシャル車両パートナーにも就任したり、その展開はグローバルなものとなっている。

そして、ダカール・ラリーのワークス参戦、世界規模のアドベンチャーコンペティションとなるディフェンダー・トロフィーの開催も予定しているなど、本格オフローダーとしての活動も数々実施していて、その勢いには目を見張るばかり!!

Photo/Taizo Shukuri,Yoshitsugu Yuma

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GO OUT編集部
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