アイスブレーキ性能が大幅進化!! トーヨータイヤの新スタッドレス「オブザーブ GIZ3」をアイススケート場で体感。

更新

オフロード系タイヤシリーズのオープンカントリーでおなじみの「トーヨータイヤ」から、新作スタッドレスタイヤとなる「オブザーブ GIZ3」が登場。従来モデル(GIZ2)と比較して約22%も向上したというアイスブレーキ性能をいち早くテストしてきました!!

Table Of Contents : 目次

ツルツルのアイススケートリンクを、新旧モデルでテスト走行。

8月発売の「オブザーブ GIZ3(ギズスリー)」なのでもちろん試乗会も夏の開催となり、都内のアイススケートリンクが試乗会場に。冬の雪上と比べても圧倒的に滑りやすい氷上を選んでいることからも、新モデルの進化ポイントがアイス性能にあることがうかがえます。

オブザーブシリーズの2代目となるGIZ2が登場したのは2020年ながら、市場のニーズに応える技術が実現できたということでいち早くローンチされた「オブザーブ GIZ3」。

開発にあたってはタイヤと路面の密着性に注目し、パターン設計とゴムの配合技術の両面から性能向上が図られています。実際にアイススケートリンクを試乗した感想としては、従来モデルのGIZ2でも十分に安心して走行できるレベルでしたが、オブザーブGIZ3に乗り換えるとその違いは明確!!

アクセル全開から20km/h位まで加速してからのフルブレーキングでは、アイスブレーキ性能22%アップを実証する余裕の制動力を体感できました。

発進時からタイヤが路面をつかむ感覚でグリップ力の向上を実感でき、スラロームや定常円旋回コースではイメージ通りのライン取りをサポートしてくれた。
持続性高密着ゲルとサステナグリップポリマーを配合した新コンパウンドを採用することで、低温でもゴムの柔らかさが維持できるように。
新パターンのヘリンボーンサイプ、アッセンブルブロックの組み合わせでタイヤの接地圧の分散を最適化するとともに、ブロックの倒れ込みを抑制。こうした改良によって、アイス路面への密着性向上が実現されている。

サステナブル素材も採用し、SUV用サイズも新たにラインナップ。

経年変化による性能低下を抑え、アイスブレーキ性能の効き目を持続させたほか、ポリマーの一部にサステナブル素材を採用し、環境配慮を実現していることも見逃せません。そして、需要が高まっているSUV対応のサイズラインナップが強化されたこともトピックスとなっています。

フォルクスワーゲン売れ筋SUVのT-ROCなどで昨冬に実施された公道走行の様子。オブザーブGIZ3は13インチから20インチまで全68サイズを設定する。

これからやってくるウインターシーズン、最注目のスタッドレスタイヤ。

最近は暖冬といわれることが多いニッポンの冬ですが、昼夜の寒暖差が大きくなっている影響から、日中の気温上昇で雪がとけてシャーベット状態になり、気温が低下する夜間には凍結してアイス状態になるなど、降雪時の路面状況も不安定になっているそう。

そうした路面の変化に対応できるアイス性能を追求して大幅に進化した「オブザーブ GIZ3」。これからやってくるウインターシーズン再注目のスタッドレスタイヤといえそうです!!


(問)トーヨータイヤ www.toyotires.jp


Tags
GO OUT編集部
更新