ボルダリング熱急上昇中の台湾。驚きの充実設備を誇る人気ジムに潜入!

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年間200万人もの日本人観光客が訪れる台湾。優しく親切な台湾人との交流や、バラエティに富む食文化の体験など、ヒマな時間がなくなるほど楽しみ方は尽きない。

そんな台湾でいまアツいアクティビティがボルダリングだ。日本でも人気が急上昇しているボルダリングだが、ほんのここ数年で、台湾の首都、台北には10軒ほどのボルダリングジムが誕生し、活況を呈している。

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日本のジムも顔負け! 台北屈指のボルダリングジム「T-UP」。

今回は、台北の中でも人気No.1との呼び声高い「T-UPクライミングジム」をご紹介。台北駅からMRT(地下鉄)で2駅。龍山寺駅から徒歩5分という好立地で、土日はもちろん、平日でも多くのクライマーが集まる。日本人を含む外国人の常連もたくさんいて、実際に取材日にも数人の日本人クライマーと出会った。

平日でもお客さんの多い台湾で最も人気と言われるT-UPクライミングジム。

多彩な「課題」や子ども向けエリアも備える充実設備に注目!

ではなぜT-UPが人気なのかと言うと「課題」と呼ばれる、登るルートの設定が面白いことと、課題を定期的に変更して飽きさせないことに尽きる。頻繁に日本のジムを視察して研究し、日本人の有名なセッター(課題を作る人)も呼び寄せて課題を作っているだけあって、課題の面白さは日本のジムも顔負けのレベル。

日本でもまったく同様だが、課題を頻繁に変更するのもボルダリングジムの人気のポイント。
課題のグレード(難しさのレベル)はアメリカ基準でVBが最もかんたんで、V0、V1と数字が上がるにつれ、難しくなっていく。

そんな人気ぶりを象徴するように、最近はジムの面積を3倍近く拡張し、ますます楽しさに磨きをかけている。

増築された棟の2階。垂直のカベはバランスを要する課題が盛り込まれている。

また、拡張に合わせて、小さな子どもも存分に運動できる専用フロアも開設。せっかく観光で台湾に来たのに雨で外出しにくい、なんて時お子様連れにも、大いに活用できる施設なのだ。

増築されたエリアには、今はやりの大きなホールドで作られた課題も多数。1日いても飽きない数の課題が待っている。
増築に併せて新設されたキッズルーム。小さなお子さんも安全に遊べるよう、工夫されている。

ちなみにジムの利用料金は平日の場合、半日券が約1000円、1日券が約1300円。レンタルシューズは約300円と非常にリーズナブル。オリンピック種目にも加わったボルダリング。未経験のあなたは、台湾でボルダリングデビューなんていかがですか?

世界的に有名な台湾の岩場、「龍洞」のガイドブックをはじめ、日本では買えないクライミンググッズも販売されているので、クライマー友達へのおみあげを調達するのもオススメ。
更衣室やロッカーなども完備。軽食を持ち込んで店内で飲食することもできるので、1日滞在するクライマーも多い。

また、カラー版トポや無料のボルダリング施設など、一風変わった台湾のボルダリング事情もお見逃しなく!

Text/Tsuyoshi Chiwa


T-UP Climbing Gym-Wanhua(原岩攀岩館万華店)
場所:108台北市萬華區大理街149號
ジム公式サイト:https://tupclimbing.tw/zh

 

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GO OUT編集部
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