アメア スポーツ ジャパンとビームスが、スノーカルチャーの魅力を発信!

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去る1月某日、長野県野沢温泉村にて野沢温泉スキー場の協力のもとアメア スポーツ ジャパンとBEAMS(ビームス)の共同開催によるイベント「SNOW MEETING IN NOZAWA ONSEN」が行われた。その目的は、ズバリ「スノーカルチャーの楽しさを伝えるため!」である。

サロモンやアークテリクス、アトミックといったスノースポーツブランドを多く抱えるアメア スポーツ ジャパンはともかく、なぜビームスが……といった思いも当初の我々にはあったのだが、実はビームス、「HAPPY OUTSIDE」をスローガンに“外遊びを全力で楽しむ”にまつわるモノコトヒトを発信しており、過去にも様々なイベントを実施している。

今回も現地での体験を通じて、世の中にスノーカルチャーの楽しみ方を発信しようという企画なのだ。

我々一行が訪れた野沢温泉村は、積雪が豊富な日本の中でも特に良質なパウダースノーが楽しめ、首都圏からも比較的近いことで近年では外国人からも人気のスノーリゾートだ。平日のゲレンデは特に外国人だらけ。日本人の方が少ないくらいなのだ。

そしてそれに応じて北海道ニセコ町と同様に外国人経営による宿やレストランなども開業しており、一昔前のような温泉と野沢菜といったイメージとは打って変わってグローバルスタイルでナイトライフまで楽しめるリゾートに生まれ変わっている。

しかしそれでいて昔ながらの温泉旅館や外湯(共同浴場)も数多く残っており、インターナショナルな雰囲気と古き良き日本の風情の両方を同時に楽しめるのも、野沢温泉ならではの魅力と言えるのではないだろうか。

初日は宿へのチェックインと親睦パーティーで終了したのだが、翌日は朝早くからゲレンデへ。予想ではスノーボードが圧倒的に多いかと思いきや、スキー派のメンバーも半分くらいはいて、世の中のスキー復権傾向を象徴しているかのようだった。

そしてギアは全員ゴンドラ山麓駅に併設されているサロモンステーションでのフルレンタル!スキー&スノーボードといったハードグッズはもちろん、ウェアなどもすべて最新のものが揃っているから、手ぶらでいってもバッチリ楽しめるってわけ。

ギアを保管する場所に困ることもないし、シーズンごとに買い換える必要もないし、サロモンステーションのような最新ギアの揃うレンタルステーションは、都会派スキーヤー&スノーボーダーの強い味方だ。

雪山を滑るのは久しぶり、という参加者も多くいたが、みんなちょっと滑り出せば体が思い出すようで、やっぱり楽しい!と口々に歓声をあげていた。そう!スキーであれスノーボードであれ、雪の上を滑るという行為は無条件に楽しいもの。オフシーズンを挟んだりすることで、滑りの感覚とともに楽しかった感情も忘れてしまいがちなのだが、少し滑りだせばすべてを思い出すことができるのだ。

途中スキー場内のレストハウスやまびこで名物のステーキライスを楽しむランチ休憩を挟みつつ、結局みんな脚がパンパンになるまで滑りを楽しんだのだった。そしてその後は雪上車での遊覧ドライブに出発!

当日はあいにく視界が悪く、景色などはほとんど楽しめなかったが、みんなはじめての雪上車体験に興奮気味。また翌日にはジップ・スカイライドというワイヤーに吊るされて斜面を滑空するアクティビティも楽しんだ。

温泉や美味しい食事に恵まれていることもあって、冬の野沢温泉は、スキーやスノーボードを一切しなくても楽しめるリゾートなのだ。実際海外ではそういったスノーリゾートが多く、ホテルやレストランでゆっくり時間を過ごすと旅人を多く見かける。

ゲレンデで滑ることだけを目的にあくせくと移動するのではなく、そこで流れる時間を楽しむために旅をする、そんなスノーリゾートでの過ごし方を、これだけ素晴らしいリゾートを身近に抱えている我々日本人が知らずにいるのはもったいない、と言えるだろう。

雪上のアクティビティを楽しみ、各々温泉で汗を流したあとは街の中心街にある「狸 tanuki nozawa」と「HEAVEN」という今や野沢温泉のアイコン的存在となった2軒を「SNOW MEETONG」がジャック。

様々なゲストDJが一般客(ほとんどが外国人)を巻き込んでのパーティータイムで夜は更けていったのであった。

というわけで野沢温泉のリゾートとしてのポテンシャルの高さに圧倒されつつも雪上からナイトライフまで存分に楽しんだイベントだったわけだが、来シーズンの野沢温泉スキー場は新しいゴンドラが完成してさらにパワーアップするとのこと。

さらに、それに伴って山麓駅のサロモンステーションもリニューアルし、こちらもショップの併設など大幅なパワーアップが予定されている。スノースポーツをやる人もやらない人も、是非とも冬の野沢温泉を体感して頂きたい。

Report & Text/Takatoshi Akutagawa

 

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GO OUT編集部
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