7人乗りになった新型ルノー・グランカングーを実車チェック。日本専用設計でも“観音開き”は健在だった!

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1月15日に発表になったルノー・カングーの3列7人乗りモデル、グランカングー。日本仕様向けにダブルバックドア、ブラックバンパー、スチールホイールを備えた特別仕様車の「クルール」でまずは展開する。ここでは、実車をチェックしたレポートをお届けする。超ワイドなスライドドアなど、グランカングーならではのポイントを見てほしい。

※こちらの記事は、1月17日公開の姉妹誌「モーターファン」掲載記事より引用しています。

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7人乗りの全長は5人乗り+420mm。前席から後を新設計しスライドドアを大型化! 

待ちに待った3列7人乗りのカングー、グランカングーがついに正式発表された。ここでは実際にクルマを見てのポイントをお届けしよう。

ボディサイズは全長4910mm、ホイールベース3100mm。5人乗りにくらべると全長で420mm、ホイールベースが385mm伸ばされた。注目したいのは、ホイールベースが伸ばされた分、スライドドアも大型化されたことだ。グランカングーのスライドドアはもちろん専用設計で、そのサイズは830mm! 5人乗りのスライドドアは650mmだったから、180mmも広くなっているのだ。2列目シートはダブルフォーフォールディングするので、3列目への乗り降りも超余裕!なのである。

全長は5人乗りに比べて420mm伸びたが、それでも4910mmと5mには達していない。385mm伸びたホイールベースの分、スライドドアも広げられているのがわかるだろう。
カングーらしさの象徴でもある16インチスチールホイール。「クルール」に装着されるタイヤはミシュランのオールシーズンタイヤだ。「クルール」にはこれに加えて滑りやすい路面での走行をサポートするエクステンデッドグリップも備わっている。ちなみにルノー・ジャポンのスタッフがグランカングーでうっすらと雪の積もった山道を走らせたが、4人乗った状態でも問題無く走れたとのこと。

2列目&3列目シートを全部外せば荷室容量は最大3000Lオーバー!車中泊も問題ナシ!

荷室の使い勝手はカングーの大切なポイント。グランカングーももちろんその例に漏れず、7人乗り状態でも500Lのラゲッジ容量がある(天井までフルに使った場合の数値)。2列目、3列目シートはすべて畳むか外すことができるので、3列目シートを外せばその容量はなんと3050L! ルーテシアのラゲッジ容量がおよそ300Lだそうなので、その10倍にまで達するのだ。なので、このスペースを活かせば大型犬も余裕で連れて行けるし、ロードバイクもそのまま積み込むことができる。

ちなみに2列目3列目を外したフロアに身長175cmの人間が寝てみたら、前席背後まで30cm以上の余裕を残していた。これならふたりでゆとりを持って車中泊ができるだろう。

ちなみに、2列目3列目のシートの重さはそれぞれおよそ20数kg。側面衝突時の安全性なども踏まえ、しっかりしたフレームを使っていることもあって重めの数値だ。

それぞれ3列目使用時、3列目取り外し時、2列目&3列目取り外し時のラゲッジスペースの様子。ちなみにグランカングーには巻き込みタイプのトノカバーが付き、2列目背後、3列目背後とフレキシブルに取り付け位置を選べる。荷室床面の地上高は594mmに抑えられているので、荷物の積み込みもラクだ。

2列目&3列目シートをすべて外した室内。およそ1200mmの幅があるので、大人ふたりでも問題無く横になれる。

2列目3列目とも足元スペースに十分なゆとりアリ!

実際に2列目と3列目に座ってみると、まずは自然な姿勢で座れることに気がついた。2列目3列目はリクライニングこそしないが、シートの角度はおよそ25度に設定されている。これは、座った際に疲れにくい姿勢を取れる数値なのだそうで、しっかりした掛け心地の座面と合わせて長距離移動も苦にならなそうに感じた。

2列目の足元スペースは、ロングスライドできる国産ミニバンには及ばないものの、足を組めるだけのゆとりがあって窮屈さはまるで感じない。この足元スペースのゆとりは3列目も同様で、床面と座面の高さが近く感じたものの、膝前の空間は十分。さらに1列目から3列目にかけて視線が高くなるシアターポジションが取られているので、3列目だからといって閉塞感を感じることがなかったのは優れたポイントだ。

また、3列目の両側壁面には肘を置くスペースとドリンクホルダーが装備される。サイドウインドウも広くて視界は良好。3列目でも快適性はなかなかのものだ。

前席とパワートレインは5人乗りと共通で信頼度は高い。

前席まわりは5人乗りと共通だ。先進安瀬装備も5人乗りと共通(グランカングーにはさらにエクステンデッドグリップが追加される)。そしてグランカングーのパワートレインは1.3lガソリンターボと7速EDCの1種類のみ。WLTCモード燃費は14.7km/lだ。

待ちに待った3列7人乗りのグランカングー。今回の特別仕様車はサハラ砂漠の砂の色をイメージしたベージュ サハラのボディカラーを纏った「クルール」だが、グランカングーは今後も特別仕様車、あるいは限定車として導入される予定とのこと。今すぐオーダーを入れるか、それとも好みの仕様のモデルが導入されるまで待つか、カングーファンには悩めるところだ。

ちなみに撮影会場に用意されていたこれらのアイテム類は、すべて「グランカングーに積める」ことを基準にルノー・ジャポン広報担当氏の肝いりで集められたもの。ドアや棚まで積めてしまうのだからその積載性には驚くばかり。

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GO OUT編集部
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