「TAION（タイオン）」といえばインナーダウン、という時代はもうとっくに終わっております。ボリューミーなダウンアウターから、一切ダウンを使用しない春夏のノンダウンシリーズまで、いったい何品番あるんだってくらい多岐に渡るラインナップが自慢。
さらにデザイン性が高いうえに、高品質でリーズナブルという……。一般のファンだけでなく、有名ブランドからも熱視線を浴びる稀有な存在です（10周年コラボの記事はこちら）。
そんな「TAION」ですが、当然この秋冬も新作が続々と登場しています。中でもボクらが目をつけたのが、ルームダウンシリーズ。羽毛布団やゆったりめのセットアップといった新発想のプロダクトが出ているので、紹介しながらレビューしたいと思います。
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クッションにもなる、超軽量800FPの羽毛布団。
まずは注目の羽毛布団から。膝掛けブランケットサイズ（￥9900）とセミダブルサイズ（￥18920）の2サイズ展開。800FPの高級ダウン（ダウン95％フェザー5%）が使用されており、軽すぎて風が吹くと飛んでいってしまいそう。
フカフカでとても柔らかく、表地はナイロンなのに手触りもサラッとしていて◎。撥水素材なのでテント泊での結露にも対応してくれます。四隅にはループが設けられており、シーツを付けたり干す際にも活躍しそう。
よく見るとスナップボタンが付いており、連結して使うこともできるようです。
ブランケットサイズで試してみると……こんな塩梅で縦でも横でも連結できます。縦連結はあまり使う機会はなさそうですが（笑）。
スナップボタンは、どちらかというとこんな風に羽織って使う際に重宝するのかなと。ちなみに超軽量なので首や肩への負担もなくめちゃくちゃ暖かい。身長170cmの筆者が羽織るとセミダブルサイズでギリギリ地面につかない程度の長さでした。
個人的には、釣りや遠出の際の車中泊用に、ひとつ常備しておくとかなり使えそうだなと思いました。キャンプコットをちょうどスッポリ覆ってくれるくらいのサイズ感なので、冬以外なら寝袋いらず。真冬は寝袋と組み合わせて使えばどんな寒さにも対応してくれそう。
サイズに応じて形状の異なるクッションカバーも付属しており、ベロア、キャンバス、ボアと選べるのもうれしい。車中泊時の枕にしたり、長距離運転時に腰当てにしたり、色々使えそうじゃないですか？ もちろん、自宅で使ってもOK（むしろそっちが本線）。テレワーク時の膝掛けや夏掛け布団として揃えておきたいです。
ふんわりゆったりな、超リラクシブルダウン。
個人的に、ダウンを家の中で着るという文化がなかったのですが、そんな常識を打ち破りまさに家用のダウンとしてリリースされたのが「リラックス ルームダウンジャケット（￥9900）」と「リラックス ルームダウンパンツ（￥9900）」。
一見、変哲のないダウンセットアップのように見えるけれど……実際に着てみて思わずうなずいてしまいました。ひとことで言うと、前述の羽毛布団を着ているような感覚（こちらも800FPの高級ダウン使用）。軽く、着用しているのにカラダ全体をふわっと覆われているかのような、一切の締め付けがありません。
着た瞬間にじんわり温かく、すぐにジブンの体温が感じられます（まさにTAION）。家用なのに外で着てしまって申し訳ない気持ちもありながら、氷点下となった冬のキャンプでもバッチリ活躍したのは事実。
自宅環境にもよりますが、マンション住まいならエアコンやヒーターいらず。エコで節約にもなるし、800FPで上下合わせて購入しても2万円を切るというのは破格なのではないでしょうか！
TAIONからメリノウール？ 気になる着心地は？
最後に、ルームダウンシリーズではないですが、個人的に気になっていた「TAION」のメリノウールインナーもご紹介。
パッケージにあるようにメリノウール100％で、「ロングスリーブTシャツ（￥5940）」と「ロングレギンス（￥5940）」、加えて「ハーフスリーブTシャツ（￥3960）」もラインナップ。
メリノウールのインナーは数枚所有していますが、ジブンの肌に合わないのか、合うものに出会ってなかっただけなのか、着た瞬間だけチクチクする印象があって主戦力ではないのが正直なところ。でも、メリノウール100％でこのお値段というのはあまり聞いたことがないので興味津々でした。
着てみると、想像以上にサラッとした肌触りで、ジブンが持っているメリノウールのなかでも着心地がいい。チクチク感はほとんどなく、その分すこし薄手にも感じますが、普段使いやウィンタースポーツにはちょうど良さそうです。
というわけで、話題のルームダウンシリーズをはじめ、「TAION」の新作を駆け足で紹介しましたがいかがでしたでしょうか？ 高品質なのにお手頃、誰にでも合うミニマルなデザイン、というのが人気の秘密である「TAION」。ホントかよ！ と思った方は、ぜひ手にとって確かめてもらえれば納得いただけるのではと思います。
（問）タイオン tel：052-684-5182 taion-wear.jp/
