日産の電動四駆最新システムである「e-4ORCE」は、前後に搭載した2つのモーターを、シャシーを制御する電子制御ユニットでコントロールしつつ、4輪のブレーキまで緻密に統合制御することで、走行安定性の進化を実現しています。北海道で開催された雪上試乗会にて、セレナ、X-TRAILなどに搭載されたその実力を体感してまいりました!!
Table Of Contents : 目次
電動4WDの「e-4ORCE」が、安心安全の雪道ドライブをサポート。
前後モーターとブレーキを統合制御する電動4WDは、100％電動駆動モデルのe-POWERの性能もあいまって、雪道でも氷上でも、ラフに踏んでもタイヤがスリップせず（というか先読みで制御している印象）、素人運転でも旋回時に狙い通りのラインを走行できるほど。なにより「セレナ e-4ORCE」の雪道性能の高さと、スノーシーンでの使い勝手のよさが想像以上でした!!
タイヤはブリヂストンのブリザック VRX3を装着。
アクセルペダルの操作だけで（ブレーキを踏まずに）速度調節できる「e-Pedal」も雪道には最適。
雪国ライフ必須のシートヒーター、ステアリングヒーターも装備。後席のエアコンを運転席から操作できるのもファミリーユーザーには役立つ。
防水シートを備えているので、雪が車内に吹き込んでもご覧のとおり!!
e-4ORCEの各モデルはもちろん、e-POWER 4WD車も雪上性能は高い!!
タフギアを踏襲したデザインの現行「X-TRAIL」、フルEVの「アリア」のe-4ORCEモデルでも安心の雪道走行を味わえました。また、「ノート」に搭載のe-POWERの4WDも、e-4ORCE以前の四駆システムとはいえ、軽量なクルマということもあり、電動4WDの性能は雪上でも十分!!
日産が誇るスポーツモデルの、ガチな“氷上”パフォーマンスを目撃!!
苫小牧の特設コースでは、「X-TRAIL」と「オーラ」の氷上性能を確認できたほか、「GT-R」と「フェアレディZ」も用意され、凄腕テストドライバーの同乗で、スポーツモデルのホントの走りを体験できました!!
ちなみに、車両実験を担うテストドライバーは、独自の社内ライセンスを取得した日産の社員で、加速試験やハンドリング試験、音振レベルや乗り心地の測定などを行い、車両の性能を磨き上げることで、高度な運転経験とスキル、正確な運転操作を身につけているそう。
そんな日産の社員が磨き上げた「e-4ORCE」だからこそ、雪道でも安心安全のパフォーマンスを発揮してくれるということを実感できた試乗会でした。
Photo／Kenji Fujimaki
