2017年12月14日に発表されたスズキの新型スペーシア/スペーシア カスタム。東京モーターショー2017にもコンセプトカーが出展され、大きな反響を呼びました。
新型スペーシア/スペーシア カスタムには、軽自動車初の先進装備を4点搭載するなど、競合車であるダイハツ・タントをはじめ、ホンダN-BOX、日産デイズ・ルークス/三菱eKスペースなどとのライバル争いをリードしようとする意気込みが伝わってきます。
1つめの軽自動車初の装備は「後退時ブレーキサポート」で、衝突被害軽減ブレーキを全車に標準装備しています。後方誤発進抑制機能付の後退時ブレーキサポートは、超音波センサーで約3m以内後方の障害物を検知し、衝突回避もしくは被害の軽減を図るというもの。
衝突被害軽減ブレーキを含む「スズキ セーフティ サポート」は、デュアルセンサーブレーキサポート(単眼カメラ、レーザーレーダー)、上記の後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、誤発進抑制機能(前進)、ふらつき警報、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストからなり、先述したように全車に標準装備されます。
こうした先進安全装備は、アクセルとブレーキペダルの踏み間違いなどの事故低減に効果が期待できるだけに、軽自動車にも標準装備されるのは(非設定仕様も選べる)大歓迎。
各種統計では、75歳以上の高齢ドライバーだけでなく、24歳以下の若い層でも数多くペダル踏み間違いなどの事故が起きているだけに、軽自動車に限らず、クルマ選びの際の重要なポイントにしたいところです。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)
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