こだわり抜いてたどり着いた、目利きたちの私的逸品。#1

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目利きたちのマイ定番拝見。しっかりとしたルックスやパフォーマンス、ブランド感も大切にしている目利きたちに、いままで手に入れた数々のアイテムのなかから、じっくりと付き合って長年愛用している、ジブンなりの定番品を教えてもらいました!!

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【ヒロさん/asimocrafts 主宰】学生のときから憧れだったミニベロ。オリジナル愛が強く、カスタムも最低限。

ヒロ/asimocrafts 主宰

人気ガレージランド、アシモクラフツを展開。12月より熊本空港でレンタカー事業の“アウトドアトラベラーズ”もスタート予定。「キャンプギアを積載したクルマを貸し出す新しいサービスになります」。

キャンプギアと同じくらい自転車も好きというヒロさん。現在は4台所有するなか、もっとも愛着があるのがバーディのクラシックなミニベロ。「学生時代の憧れの1台で、6年前に復刻モデルを入手。オリジナルのデザインが完成されていると思うから、ほぼカスタムしていません」。

birdyのbirdy Classic

耐久性、乗り心地、走破性を兼ね備えたドイツ発の革新的ミニベロ。こちらは以前のブランド名、BD-1時代を代表する1996年製のクラシックモデルを復刻した1台で、横浜の自転車店、グリーンサイクルステーションのオリジナルカラー。

ハンドルのみアシモクラフツの“アシグリップ”にカスタム。「個人的に欲しくて商品化しました。ウッド以外の素材で作ったのはこれが初めてかも」。

【石井さん/Nicetime Mountain Gallery ショップマネージャー】デイハイクや小屋泊のお供バッグは、スタイリッシュなシルエットが魅力。

石井 統/Nicetime Mountain Gallery ショップマネージャー

機能美ギアを厳選する幡ヶ谷のアウトドアセレクトショップ、ナイスタイムマウンテンギャラリーのショップマネージャー。「最近、タコスにハマっているのでキャンプや山のテント場でも食べたいです」。

山好きの石井さんがデイハイクや小屋泊で重宝しているバックパックがケイルのガヤ。「横幅がスリムだから荷物が揺れにくく、ハーネスも丈夫だから重くても快適。1番好きなポイントは、外部メッシュポケットの仕様。弛み防止のフックがあり、だらしなく広がり過ぎません」。

CAYLのGaya Roll Top B-Grid Mesh

ニューバランスとのコラボでも話題を集めているソウル発のアウトドアブランド、ケイル。約20Lサイズのロールトップ式バックパック、ガヤはブランドを代表するモデルのひとつで、シンプルな構造ながら、使い勝手のよいギミックが満載。

UL系バックパックにはおなじみのギミックとなる、着脱式の背面クッションパッド。パッドを外すと背面全体がメッシュになるため、通気性もバツグン。

【下村さん/POSTCOFFEE 代表】外遊びのコーヒータイムに欠かせない、グルキャンにも対応の高級ハンドミル。

下村 領/POSTCOFFEE 代表

スペシャルティコーヒーのサブスク展開もするコーヒー豆専門店、ポストコーヒーを運営。休日はキャンプやモトクロスバイクを楽しむアクティブ派。「10月にあるコーヒーの祭典『SCAJ』に出展します」。

元バリスタで、キャンプでもコーヒーが欠かせない下村さんが、最高峰のハンドミルと断言するコマンダンテのC60。「粒度の精度が高く、安定しているのはもちろん、ギア感あふれるルックスや、手なじみがいい重さもお気に入り。4人分を1回で挽けるのもグルキャン向きかと」。

COMANDANTEのC60 Baracuda

ドイツのコーヒー愛好家たちによって開発された最高級手挽きミル。世界中のバリスタがこぞって愛用するなど、スペシャリストからの信頼も厚い。3モデルが揃うなか、こちらはもっとも大きなサイズで、1回で約4杯分の豆が挽ける。

粗挽きから細挽きまで36段階で微調整でき、スペシャリティコーヒーの硬い豆もしっかりと挽くことができる。分解しやすいためメンテナンスも容易。

【月岡さん/tensix inc. 代表取締役】毎日着られて、旅にも必ず持っていく。ヘヴィユースなメリノウールウエア。

月岡 徹/tensix inc. 代表取締役

企業やブランドに関わるプロモーションやディレクション、フェスやイベントの制作運営などに携わるクリエイティブプロデューサー。「12月にタイの野外フェス、ワンダーフルーツに行ってきます」。

ベースレイヤーとして扱われがちなメリノウールウエアながら、月岡さんは日常着としても使えるモデルを厳選。「1枚でも違和感なく着用できるシルエットだから、日頃から愛用しているし、どこへ行くにも必ず持っていきます。5年選手もいるけど、まだ穴や破れもありません」。

BROWN by 2-tacs × MoonlightgearのBAA#1 Pocket Tee 軽Edition,BAA#1 Long Sleeve 軽Edition

メリノウールにこだわりのある両ブランドが手がける、メリノウールナイロン天竺生地のボディを用いた定番コレクション。ナイロンを混合することで速乾性と耐久性を高めるとともに、リラックスできる絶妙な着心地を実現している。

ゆったりしたシルエットに加え、半袖Tシャツは胸ポケットも用意。デイリーユースに最適なミニマルなデザインで、ほどよいアクセントにもなっている。

【藤巻さん/フォトグラファー】睡眠の重要性を実感する日々のなか、フットワークを軽くしてくれる存在。

藤巻健治/フォトグラファー

オールジャンルを持ち味に多方面で活躍中。最近は愛車のホンダ・フラッシュ(原付スクーター)で、山道や湖畔などのツーリングにハマっている。「今年は外岩のボルダリングを日常に取り入れたいです」。

10年前にヨセミテでテン泊したとき、現地で借りて機能性の高さを実感。以来、マットはこれ一筋。「歳を重ねるごとに睡眠の大切さを感じ、“自宅で寝てから出かけよう”となりがちのなか、これのおかげで“とりあえず行ってしまおう”と、フットワークが軽くなっています」。

SEA TO SUMMITのUltralight Insulated Regular

軽量かつ丈夫な30/40Dナイロン採用のエアマット。独自のエアスプリングセル構造で快適な寝心地を追求し、反射フィルムや中綿サーモライトが保温性も確保。付属のエアストリームポンプサックで素早く空気を入れることができる。

エアストリームポンプサックも含めた収納サイズは約10cm×約23cm。オールシーズン使える本格的なエアマットとしては軽量かつスマートな収納も魅力。

【笹野さん/フリーディレクター】毎年、無くしては買い足しを繰り返し気がつけば、すでに10年の付き合い。

笹野武志/フリーディレクター

ブランドやショップのディレクションから企画、仕入れまで対応する“アパレル業界のなんでも屋”。「来年こそ禁酒に挑戦したいけど、おそらく無理だろうと……、やる前からあきらめモードです(笑)」。

10年前に海外のセレクトショップで見かけ、お気に入りのブランドになったイジピジ。「デザインやコスパもいいけど、スプリングヒンジだから着用感も軽やかで快適。とはいえ、ジブンの扱いが雑なため、毎年1本無くしては買い足していて。それをずっと続けています(笑)」。

IZIPIZIのSUN #C,SUN #D,SPEED ALLWEATHER,GLACIER #G

リーディンググラスからスタートしたフランスのアイウエアブランド、イジピジ。ベーシックなボストンやボスリントンモデルに加え、スピードスポーツ向けモデルや防風プロテクター付きモデルまで揃え、スタイルに合わせて愛用中。

厚手のフェルト生地や巾着袋のソフトケースもセットに。2017年以前のブランド名は“シーコンセプト”で、笹野さんはその時代からお気に入りだとか。

Photo/Taizo Shukuri Report & Text/Masatsugu Kuwabara

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GO OUT編集部
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