コダワリの向こう側にたどり着いた、オトナたちのチルアウトスタイル #5

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たいていのヒトは、それぞれジブンなりの理由があって10代にファッションに興味を持ち始めて、20代に最高に熱狂して、30代には地に足付いたぶん、とことんコダワリが強くなって……だいたいそんなカンジかと思います。

で、40代になった今はどうなんでしょうか。なんというか、いいカンジでマイペースなヒトが多いように思うのです。ジブンの「好き」に没頭しすぎて、時代と付き合うのを辞めてしまうのではなく、ちゃんとそういう空気も感じながら、ユル~くジブンのペースで楽しんでいる……そう、まさに「チルアウト」なんですよ。

なるほど、コダワリの向こう側って、さらなるコダワリじゃなくて、もっとユルくなる方に向かってたんですね。

そんなマイペースで「チルアウト」なスタイルにたどり着いた、40代のオトナたち8人のMYスタイルを拝見していきましょう。


Table Of Contents : 目次

CHILL OUT STYLE #5

Seiji Akutsu
阿久津誠治/KATACHI代表・41歳

過去にエフィルボルのブランドデザイン、ディレクターを務め、現在はショップBINのディレクター、他ブランドのデザイン業、 異業種コラボレーションなど、多岐にわたって活躍中。

 

何年着続けても、けっして飽きないモノ選び。

普段何気なく手にとり、選ぶものはその人の好みが色濃く映るものです。ブランド設立やプロデュース、デザイナーなど、これまでに携わってきたプロダクトは数多く、ファッションにおいてより視野を広げ、さまざまな分野で活躍する阿久津さん。

単純に彼自身が選び、愛用するものはどのようなものなのだろうか。

「気に入るアイテムは、プロダクトによりそれぞれ特徴が異なる場合が多いです。肌触りが良い、シルエットが良い、色やデザインが良い、サイズ感などさまざまですが、僕の場合、何年着ていても飽きのこないものが多いですね。」

モノトーン、アースカラーのシンプルなウエアがワードローブに多いという阿久津氏。バンダナやベルト、サスペンダーなど色や柄などの小物を差すスタイルが定番なのだとか。

さらに気に入ったものであれば、同じものを色違いで買い揃えていく傾向があります。必然的にベーシックなデザインのものが多くなってしまいますね。機能性やデザインなど、ミリタリーベースのものは国を問わず気になります。もちろん、自分でデザインしたり、もの作りにおいても、長く愛用することを念頭に入れているので、結果的にシンプルなものが多いですね」。

 

阿久津さんの愛用アイテムを拝見。

THE NERDYS/コットンニット

限界まで打ち込みを高め、度詰めで編み上げたコットンニットはナーディーズのもの。「スウェットのようにガンガン着倒せるコットンニットです。クラシックなリブデザインも特徴です」。

 

STANDARD SUPPLY/バックパック

コットンナイロン製のファブリックを使用したスタンダードサプライのシンプルなバックパック。 「定番的なカタチと容量が気に入っています。要所にレザーパーツがあしらわれています」。

 

イタリア軍/スモッグパーカ

コットン製のスモッグパーカはイタリア軍の実物。サクッと羽織るのに便利な1枚。「大して旧いものではありませんが、機能性が考えられた細かなディテールを見ると興味深いですね」。

 

Danner/サンダル

アウトドアブーツブランドとして歴史があり、アウトドアファ ッションの定番として愛されるダナー。「ダナーというブランドの意外性と履き心地の良さから2色買いしちゃいました」。

 

Pottery/Shiho Takedaと福村龍太の陶器

ニューヨークで出会ったという Shiho Takedaの陶器シリーズと 福村龍太のマグカップ。「コーヒーはもちろん食卓で日常的に使用しているアイテムです」。

 

他にも盛りだくさん! 続きは別冊GRAND GO OUTにて!

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ここでご紹介したのはほんの一部。絶賛発売中の別冊GRAND GO OUTでは、チルアウトなオトナたちのもっと沢山のスタイル&アイテムを見ることができます。気になった人は、ぜひ全国の書店やコンビニ、電子書籍でお求めください!

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  • Photo/Eiichi Henna
  • Report & Text/Tamaki Itakura
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GO OUT編集部
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