リアルキャンパーに聞いた、今持っておくべきキャンプ用品23選。

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リアルに使っているキャンプ用品を、キャンパーにインタビュー。

多くのキャンパーが集うGO OUT CAMP開催中のふもとっぱら。会場を埋め尽くすほどのキャンプサイトの中には、実用性やルックスを兼ね備え、経験やこだわりの高さを伺わせるキャンプ上級者のサイトも多数。

長年のキャンプ経験や様々な道具との出会いを通して、理想のスタイルに行き着いたベテランキャンパーのサイトに登場するギアはとても参考になります。今回はそんな玄人たちの愛用品を拝見しました。

ファミリーキャンプ向きのおすすめキャンプ用品。

今回はファミリーやデュオでキャンプを楽しむベテランキャンパーさんに取材。そのこだわりのアイテムを紹介してもらいました。まずはベテランのファミリーキャンパーのサイトから。ファミリーならではのサイトレイアウトやアイテムの選択など、経験の光るキャンプサイトには要注目です。

ナチュラルスタイルに似合う、トラディショナルな王道キャンプ用品。

ハンドメイドチェアブランド「リアリーライフツールズ」のオーナー、鈴木さんのサイトは、コットン製のテントとタープを基礎に、ウッド製のファニチャーやヴィンテージランタンを配した、ナチュラルスタイルのお手本のようなサイト。「思い入れ深い自分たちのプロダクト『RLTチェア』に合うようサイトをコーディネートしています。コットンキャンバスとウッド、真鍮の組み合わせが自分の好みですね。」

コールマンを象徴するガソリンランタン「200A」。

コールマン 200A

コレクターから「The Red」の愛称で知られている「Coleman(コールマン)」のヴィンテージランタン。「200A」は1950〜1980年代の間で、細かい仕様変更を重ねながら製造されています。燃料はホワイトガソリンを使用。マントルはシングルタイプで、球状のグローブが特徴です。クラシカルなサイトの差し色として、目を引きます。

オイルランタンの代表格。デイツ「ハリケーンランタンD78」の真鍮モデル。

デイツ ハリケーンランタンD78

1940年以降、オイルランタンを製造し続けるニューヨーク発祥のランタンメーカー「DIETZ(デイツ)」の永久定番ランタン。こちらのモデルは、通常のスチール素材ではなく、真鍮で作られた贅沢な1台です。真鍮ならではのエイジングが楽しめ、使うごとに風合いを増します。クラシカルなサイトに合わせたい逸品。

スタンレーの人気アイテム「クラシックランチボックス」。

スタンレー クラシックランチボックス

アメリカンヴィンテージの空気を纏った、「STANLEY(スタンレー)」人気ランチボックス。スチール製のボディにハンマートーン仕上げがされており、武骨な質感が魅力です。9.5Lの大容量で、リッドに同ブランドの1Lサイズのボトルを固定・収納できます。クッカーや、コーヒーセットの収納に最適。

プリムスのスタイリッシュなツーバーナー「キンジャ」。

100年以上の歴史を持つ、スウェーデン発のガスウェアブランド「PRIMUS(プリムス)」の人気ツーバーナー。よくあるツーバーナーは、OD缶を2本セットする必要がありますが、こちらは1本で使用できる点が魅力です。ガス缶はホースに繋げて使用する分離式なので置き場所にも困りません。マットブラックの本体とウッド製のハンドルの組み合わせが、スタイリッシュでどんなサイトにもハマりやすい、おしゃれなアイテムです。

あると便利なコンパクトバケツ。オルトリーブ「フォールディングボウル」。

オルトリーブ フォールディングボウル

自転車用のパニアバッグで知られ、丈夫なターポリン素材を3D溶接して信頼性の高いプロダクトを作り続けるドイツの老舗ブランド「ORTLIEB(オルトリーブ)」の折り畳みバケツ。こちらのアイテムは、タフながら折り畳みでき、積載を気にせず携帯できる点が魅力です。キャンプシーンでは、洗い物を入れるシンクや、ジャグの水受けとして活躍します。

カラーにこだわりつつも、機能性も一切妥協なしのキャンプ用品の数々。

イエローカラーのギアをふんだんに使用したサイトの主人は、ファミリーキャンパーのヒラノックスさん。イエローへのこだわりはさることながら、ファミリーキャンプを快適に過ごせる実用性の高いアイテムセレクト。「とにかくイエローが好きで集めていくうちに、サイト全体が黄色くなっていました(笑)雨の日でも気持ちが明るくなり、自分のサイトを探しやすい点も気に入っています。」

ザ・ノース・フェイスの4人用テント「トレイルヘッド4」。

ザ・ノース・フェイス トレイルヘッド4

2005年代中期に販売されていた「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」の4人用ドームテント。2本のポールでインナーテントを立て、アウターテントを被せて、3本目のポールで前室を作る方式を採用しています。インナーテントは183cmの高さがあり、着替えなどもしやすく狭さを感じません。4面にメッシュパネルを備え通気性も十分。古いモデルだが、現在でも使い勝手の良い名品です。

ローカスギアの軽量ツーポールシェルター「ソリスシル」。

ローカスギア ソリスシル

神奈川県初のテントメーカー「LOCUS GEAR(ローカスギア)」のピラミッド型ツーポールシェルターです。オーダーメイドにて、国内の工場で製造されており、生地のカラーを選択できます。600 × 300 × 185㎝の大型サイズながら、メインポール込みの重さは、2.5kg以下と超軽量。

収納サイズも2Lのペットボトルより少し長いぐらいのサイズになるので、複数人でのバイクパッキングにも対応します。オプションでインナーテントも用意されていますが、小型のテントを配置してカンガルースタイルを楽しむユーザーも多い使い道の広さも魅力のシェルターです。

イエローカラーが珍しいソーの「コンテナボックス」。

ソー コンテナボックス

プラスチック性の業務用品を展開するアメリカメーカー、トラストの収納ブランド「THOR(ソー)」。こちらのコンテナは収納性の高さと丈夫な作り、アメリカのホームセンター感が魅力です。スタッキングができ、オプションの天板を取り付けるとテーブルとしても使うことができます。

定番アイテムもしっかり黄色に。AOクーラー「ソフトクーラー」。

AOクーラー ソフトクーラー

アメリカ、シアトル発のクーラーボックスブランド、「AO Coolers(AOクーラー)」のソフトクーラー。肉厚なウレタン製の断熱材により、ソフトクーラーながら一部のハードクーラーを凌駕する保冷力の高さを誇ります。

こちらはサイズ展開も豊富で、こちらは350mLの缶が12本入る「12パック」モデル。両サイドのバックルを外すと、トートバック型になり、ジッパーを大きく開口でき中身も取り出しやすい。

アメリカンな雰囲気が印象的な個性派キャンプ用品。

ふもとっぱらで唯一無二の個性を放っていたのは、他ではあまり見かけないような、珍しいアイテムであふれていた、Tomさんのサイト。センスあふれるカラフルな色使いや、知る人ぞ知る廃盤モノや、ツウ好みの隠れた名品に注目だ。「自分の感性にビビッときたアイテムを集めていった結果、このスタイルになりました。立ち座りのしやすいチェアや取り回しの良いテーブルなど、過ごしやすさにもこだわっています。」

サイドテーブルによし、座ってよしの、ペレグリンファニチャー「トータス スタンド」。

ペレグリンファニチャー トータス スタンド

センスの光るウッド製のキャンプ家具が人気のブランド、「Peregrine Furniture(ペレグリンファニチャー)」。こちらの「トータススタンド」は、ヒノキの合板で作られた組み立て式のテーブルです。ウッドパネルの組み合わせで構成されており、収納時はフラットにまとめられます。

強度の高い構造なので、テーブルとして使う以外にも、クーラーボックスやスツールとしても使用可能。Tomさんのものは限定のプリントが施されたレアな逸品です。

丸っこいシルエットが愛おしい、廃盤品。イエティの「ランチメイトクーラー16QT」。

イエティ ランチメイトクーラー16QT

ハードクーラーの代名詞「YETI(イエティ)」の廃盤モデル。現行の20QTモデルと比べるとかなりコンパクトな大きさで、丸みを帯びたデザインと、同ブランドの旧ロゴが特徴。ハンドルを立てることで、リッドがロックされる作りになっている。

国内外のネットオークションでもなかなかお目にかかれない希少なアイテムだ。レトロなブルーの他にホワイトカラーのものも存在する。

ノスタルジックな赤いボディが所有欲満たす、トランギアのケトル。

トランギア ケトル

約100年の歴史を持つスウェーデン初のアウトドアブランド「TRANGIA(トランギア)」の永久定番アルミケトル。軽量さとアルミ素材ならではの熱伝導率の良さが特徴です。ハンドルにはゴム素材のカバーがついているので、手に熱が伝わりにくい。

こちらのレッドカラーのケトルは、秋田県に本店を構えるアウトドアショップ「ディセンバー」にてカスタムされた、オリジナルモデル。かつて存在した、本家のヴィンテージモデルのカラーを再現したこだわりの逸品です。

ゆるキャン▲登場モデルとは違う、エーライトの「カルパインチェア」。

エーライト カルパインチェア

携帯性に優れたキャンプチェアに定評のある、サンフランシスコ発のアウトドアブランド「Alite(エーライト)」のハイチェア。3点で接地するフレームのジオメトリーが美しく、コンパクトに分解収納できます。座面高が38cmと、エーライトのチェアのラインナップのなかで最も高く、立ち座りがしやすい仕様。現在は惜しくも廃盤となっています。

次ページではデュオキャンパーにおすすめのギアをご紹介!

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